同人ゲームがゲーセンで遊べる日がやってくる


 先日の「ガイアの夜明け」で放送された『シリーズ「デフレと闘う」 第1弾 「スーパー特売品の攻防」』を見ました。

 スーパーの目玉商品にされやすく厳しい値下げ競争にさらされる納豆メーカーがデフレから脱却するための挑戦が紹介されていたのですが、その一例としてあの水戸納豆カレーが登場したので驚きました。




 「鋼鉄天使くるみ」「円盤皇女ワるきゅーレ」で知られる茨城県出身漫画家、介錯先生をキャラクタデザインに起用したり、トレーディングカードを入れて何個も買ってもらえるようにしたという仕掛けや、茨城県産納豆にこだわって作った納豆カレーを冬コミに売りに行く映像が流されました。3日目で見事完売を達成するのと同時にかつてない売上を経験し、「趣味の世界にデフレの影響はないことがわかった」という社長の一言がとても印象的でした。


 2010年3月21日から22日にかけて水戸で開催されるコみケッとスペシャル5in水戸では、ただ単に地方でコミケを開催するだけに留まらず、「コミケでまちおこし」をテーマにして、納豆カレーのようなコラボ商品を開発するなど様々な取り組みが行われるようですね。



 そうしたコみケッとスペシャル5in水戸の企画の1つとして、水戸のゲームセンターで同人ソフトを稼働させるイベントが開催されるそうです。


同人ゲームクリエーターを応援する部

 同人ゲームを筐体に入れてゲームセンターで稼働させるという企画で、茨城県を中心に全国で娯楽施設を運営するPLABIという会社が行います。時間貸し制で好きなゲームが遊べるというシステムで、サークル側は売上の30%から配分を受け取ることもできるそうです。

 原著作者のガイドラインを満たしていれば二次創作も可能というのも興味がそそられます。同人ゲームを提供するサークルを2月28日まで募集しています。





企画を行うゲームセンターは以下の2店舗。

プレビジョイカム水戸駅前店
茨城県水戸市宮町1-2-4水戸マイムビル1階

プレビジョイカム那珂店
茨城県那珂市菅谷1593-8

 プレビジョイカム水戸駅前店はコミケ会場に近いのでアクセスしやすいと思います。プレビジョイカム那珂店は会場から10キロくらい離れていますが、サイトを見るとクリスマスにコスプレコンテストを開催するようなお店のようです。





すでにこの企画に参加表明をしているサークルがあったので紹介します。


サークル夢ソフト「電装天使ヴァルフォース」

 バーチャロンをフューチャーした対戦型3Dアクションシューティングゲームで、ロボットではなく美少女のヴァルキリーが戦います。ヴァルキリーの風凪アイ黒羽ナガレが、「トリガーハート エグゼリカ」のエグゼリカとフェインティアにそっくりじゃないか。

4Gamer.net、インディーズゲームの小部屋:Room#117「電装天使ヴァルフォース」







サークルCyberGeo「EUREKA(エーヴィリカ)」

 こちらは全年齢の女性向けファンタジーBLアドベンチャーだそうで、アドベンチャーゲームがゲーセンでどこまで遊べるのか気になります。

コみケッとスペシャル5in水戸企画参加 – EUREKA Blog




 「同人ゲームをゲームセンターに設置して広く遊んでもらおう!」というのはなかなか面白い企画ではないでしょうか。同人ゲームが筐体で動く姿がどんなものになるのか楽しみです。ゲームセンターも不況の風にさらされる中で、「コみケッとスペシャル5in水戸」が掲げるまちおこしの企画の1つとして成功するよう応援したいと思います。
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