【艦これ】提督よ、これが飛龍達のついに辿りつけなかったミッドウェーだ


上空からミッドウェー島を眺める

1942年6月5日から7日にかけて行われた太平洋戦争のミッドウェー海戦を記念して艦隊これくしょんでも飛龍改ニのアップデート。

先日ちょっとハワイ・真珠湾のついでにミッドウェー島を上空から見てきたので紹介。この写真は上が南で下が北になっており、左側にイースタン島、右側にサンド島、ミッドウェー島を包み込むようにしてリーフが見える。このミッドウェー島を巡り近海でミッドウェー海戦が起こる。


FlightAwareで見た、とあるホノルル発成田行きの便の航路。

ミッドウェー島はかつて日本から北米へ向かう航空機が給油で立ち寄る際に上陸することができたようだが、現在は一般人が入ることはできない。このためせめてハワイのホノルル行きの便の上空から見られないかと思って調べてみたら、だいたい東京発もホノルル発も進行方向左側の窓から見えることが多いようだったのでやってみたら復路で見ることができた。

雲が多かったがなんとかミッドウェー島の島2つをはっきり確認することができた。この辺で飛龍たちが戦ったんだな、と思うとこみ上げてくるものが。




ミッドウェーの大惨事。

真珠湾の太平洋航空博物館では真珠湾攻撃に関する展示や加賀の模型などが展示されており、ミッドウェー海戦を再現したジオラマも置かれていた。写真左上が赤城、左下が加賀、中央付近が蒼龍のはず。正規空母4隻を一気に失うと聞いてもあまり実感がなかったが、この模型を見て事の重大さがわかってくる。


艦これでこんなんやらかしたら引退するしかないだろ!



と思ったけど実際には開発できない艦載機失う方が大きいかなあ。


ミッドウェー海戦は山本五十六提督が真珠湾から始めた戦争を終結させるために実行した。山本の戦略はアメリカ海軍の兵力をそぎ落とし太平洋の支配権を奪うというもので、戦争早期終結のためリスクを伴うものだった。

山本はミッドウェーを攻略することにより米海軍の空母を誘い出して破壊しようとしたがその作戦は空想に終わってしまった。山本は空母が待ち構えているのを知らなかった。

わずか5分で日本の空母の3/4が炎上沈没し、その日のうちに4つの空母を全て失った。日本海軍は一日にして致命的な被害を受け、日本軍は太平洋上で攻撃から防戦へと変わり戦況が覆った。

その後、山本提督は1943年4月にブーケンビルで米軍パイロットによって撃ち落とされ敗戦までの全ての結果を見ずに亡くなることとなる。
太平洋航空博物館に書かれていた英文を翻訳。ミッドウェー島の滑走路破壊用の爆装から対艦用の魚雷に積み替える間に奇襲を受けて赤城、加賀、蒼龍が炎上した運命の5分間(魔の5分間)についても触れられていた。




各戦争で亡くなった"英雄"を祀るハワイ・オアフ島のパンチボウルの丘(国立太平洋記念墓地)[ナショナル・メモリアル・セメタリー・オブ・ザ・ パシフィック]には太平洋戦争の解説や海戦図があり、ミッドウェー海戦についても載っている。



飛龍たちが含まれる南雲中将らの第一機動部隊や、龍驤と隼鷹の第二機動部隊がアリューシャン方面に向かっている矢印、当時の日本軍の勢力が点線で示されていたりひと通り図になっている。

「4 JAPANESE CARRIERS SINK」と日本の空母・赤城、加賀、蒼龍、飛龍が沈んでる図を見ると切ない。他には三隈の「1 JAPANESE CRUISER SUNK」も。

散々な結果に終わったミッドウェー海戦だが、唯一飛龍が米空母のヨークタウンを大破させ、潜水艦・伊168の雷撃で沈没させた快挙があったので、艦これの正規空母で初の改ニに飛龍が選ばれる理由になったのは説明するまでもないだろう。まだ飛龍を改ニにしてない人は私のように必死にレベル上げながら太平洋戦争の転換期となったミッドウェー海戦にしみじみと思いを馳せてみてほしい。

追記: 2014年夏イベントにAL/MI作戦が登場。
空母棲姫、中間棲姫、E-6の元ネタはこれっぽい?【AL/MI作戦】



夏コミでは鎮守府を紹介した冬コミに続き、真珠湾や横須賀のドライドックなどを紹介する艦これ史跡探訪本の予定。

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