2015年04月26日(日)

悪の巣窟?現代の九龍城?香港でカオスな安宿集合体・重慶大厦に潜入してみた!

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重慶大厦(チョンキンマンション)

アジアの世界都市・香港で安宿の集合体である重慶大厦に泊まってみた。複雑でわかりにくい構造のためかつては麻薬取引や売春、殺人などで悪の巣窟だったらしいが、最近は浄化が進んで世界中からバックパッカーが集う安宿ビルになってるらしく、ホテル代が高くなってきた香港では激安で泊まれるらしいので潜入してみることに。

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コミックワールド香港39(CWHK39)に行くために格安航空の香港エクスプレスで深夜に着いた香港。

深夜に香港国際空港から都心へ走るN21バスで重慶大厦の前にやってきた。入口の客引きがウザいのでとりあえず無視して中に入る。


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入口すぐのところに案内所みたいなのがあった。


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深夜なのでほとんどシャッターが降りてて売店がいくつか開いてるのみ。

南アジア系の人が多く、仕事が終わったインド人娼婦がたくさんいて異様な雰囲気を醸し出してる!


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重慶大厦は17階建てくらいのビル5つの集合体で、それぞれエレベータがA、B、C、D、Eという感じで5つある。

スラム街の集合体だった九龍城砦っぽい雰囲気が残っているようで、今の日本じゃまずお目にかかれない貴重な体験ができるだろうか。


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それぞれのビル間は行き来ができず、エレベータごとに宿のリストが書かれている。

香港へ来る段階で宿を予約しておらず、どこの宿に泊まるかもまったく調べていなかった。ワンフロア占めるように規模が大きなドラゴン・イン(龍匯賓館)とか重慶招待所などにすればハズレなさそうかなあ、など考えてウロウロしてたらインド人娼婦のお姉さんが心配してくれたのか声をかけてくる始末で、もうめんどくさいから図書館で借りた「地球の歩き方」の最初に載ってたThe Welcome Guest(恵康賓館)に決定。

後で調べたらドラゴン・インは深夜特急のロケにも使われたそうで。


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廊下に寝間着らしきものが干されてた。


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香港のゲストハウスライセンスで緑色をした「G」マークが貼ってある。

入口でこの番号に電話しろと書いてあったのでその通りに。しばらく待ったけどドアが開かないので、諦めて他のところへ行こうとエレベータに乗ったら「どこにいるんだ!」と電話がかかってきたので戻る。中にいる管理人叩き起こすのに時間かかってたんかね。

ちなみに、香港では英語がほぼどこでも通じるが、中国語は北京語ではなく広東語なので注意。コミックワールドに参加してサークル手伝ってくれた香港人から指摘されるまでその事実に気が付かずすんげえ恥ずかしかった。まさかニーハオとシェーシェーが使えないとは思わなかった!


そして、
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これが重慶大厦のお部屋だ!

【すごく昭和】1500円銭湯付!大阪西成のドヤ街って危険?安全に泊まれるの?
トイレ、シャワー付きなので西成の部屋よりは広いけど、週末価格なのか1泊220香港ドルで想定していた200HKDを超えてしまった。訪問時15.5円くらいだったので3400円くらいとなり日本の安いビジネスホテルくらいの価格。

それでもニューヨークやロンドンならドミトリーしか泊まれない価格になるので、他の世界都市と比較して個室に泊まれるなら安い方か。


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内装がだいぶくたびれてるトイレとシャワールーム。


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まあ、シーツと水回りがそこそこきれいならなんでもええわ。

壁に申し訳程度に絵画がかけてあったけど、そんな暇あったら他にやるべきことがあるのではないかとツッコミを入れたい。


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ベッドの下にサンダルがあるのがうれしい。


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石鹸とタオルとトイレットペーパー完備。


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コートを掛けとハンガー。


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電源タップ。

イギリスの植民地だった香港の電源はBFタイプなので変換プラグが必要。


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カギは二重ロックだけどなんかすごく心もとないです……。


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The Welcome Guesthouseは窓のある部屋が多いようで、大通りも見えるので火事になっても助かる確率は窓なしより高そうか。


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共用のトイレとシャワー。

部屋のシャワーを使うと床が濡れてトイレが落ち着いてできないのでこちらを使用した。シャンプーはなかったので旅行小瓶に入れたボディソープで代用。


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お湯を出すにはこのスイッチをオンにすればよい。


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入口にウォーターサーバーと共用の冷蔵庫。Wi-Fiのパスワードも。

ロビーは椅子が3つあるだけで狭いので基本的にくつろぐような場所じゃない。


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フロアマップはこんな感じでA5の5の部屋だったと思う。窓の部分がグレーになってる。


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非常階段もボロくていい雰囲気出てる。


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Twitterで1階奥の方にあるインド料理屋がうまいと教えてもらったけど、深夜で閉まってたのとそもそも飲食店は入れ替わりが早いのでまだ営業してるのかわからず仕舞だった。

重慶大厦は安宿街としての他に両替屋もレートがよいところが多いらしく利用してみたかったが深夜では見当たらなかった。


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巨大招き猫?

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九龍・尖沙咀地区の大通り・ネイザンロード(弥敦道)は昼間は結構賑やか。

重慶大厦へは、MRTC・p線・尖沙咀駅、西鉄線・尖東駅が近く、香港国際空港からA21バスまたは深夜帯N21で1本で来られる。



旺角(モンコック)のネオン看板。

こういうのを香港で見たかったんだ!という風景に出会えたので満足。


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星光大道。

香港島を眺める星光大道(Avenue of Stars)やフェリー乗り場もすぐで香港を観光する拠点としては申し分なく、空港や繁華街の近い大阪・西成のようなポジションで非常に使いやすい。

初めて渡航前に宿を予約せず海外に行ってみたが、重慶大厦は客引きがいちいちウザい意外は特に身の危険を感じることもなく快適に過ごせたので、とにかく安く個室に泊まりたい人や、多国籍で複雑な構造が生み出すカオス空間を体験してみたい人にオススメ。今回は何も調べず重慶大厦に着いたのが朝3時くらいになってしまい、価格交渉も一切しなかったので次はもっときれいで安い部屋を探して泊まってみたい。

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