73歳で同人デビュー!イラストに編集まで何でもこなすおじいちゃんの同人誌とは?

「自分は果たして何歳までコミケに参加し、またサークル出展していくのだろうか」コミックマーケット帰りがけに何年かに一度のタイミングでふとこんなことを考える時があるのだが、もうこれを考えるのはほとんど意味のないことだと思い知らさせる出来事が夏コミで起こった。

なんと73歳で同人デビューしちゃったおじいちゃんが現れたのだ。

70歳超えて初めて書いたという同人誌は「町歩き江東」。江東区のいろんな店に孤独のグルメよろしく入って1ページ1店舗の飲食店レビューをし、名所や史跡にも訪れる本で、手描きのイラストや地図に編集まで一人でこなしたとか。しかも初同人誌でなんと72ページというボリューム。このページ数で即売会頒布価格300円というのも驚き。この本を告知したツイートは8800リツイートされて話題となり、夏コミでは15分で完売した。

夏コミ後知った事実だが、このおじいちゃんの息子さんはNECO青龍の矢野芳典さんだそうで、昔台湾のコミケ的存在のファンシーフロンティアでお世話になったことがあるので世間は狭いなあと。矢野さんは「ひぐらしのなく頃に」店舗委託の初期に携わるなどサークル活動以外でも知られる反面、いろいろと本当か嘘かよくわからないお噂をお聞きすることもあるので、内容紹介の「伝説の同人ゴロの父親は伝説の同人“ゴロー”だった!?」という部分に思わず吹き出しそうに。

なお、江東区を食べ歩きレビューにイラストから編集まで何でもこなしちゃうおじいちゃんのデビュー作「町歩き江東」はD-STAGEで8月31日再販予定。読者からプチオフ会したいという話も上がっており、Twitterの「#町あるき江東」で情報公開が行われているそうなので、このパワフルなおじいちゃんの今後の同人活動に注目。

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