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イーデン校のモデルはイギリスのイートン校

SPY×FAMILYでアーニャが通うことになる名門イーデン校はイギリスのイートン校がモデルになっている。

地図下の中央やや左のオレンジ色の建物がイートン校。
ロンドンの西側にある近郊都市スラウ(Slough)駅までは行ったことがあるものの、イートン校は徒歩だと距離があるので訪問しなかったことを今更後悔。
路面電車はオーストリアのウィーン


オスタニアの首都バーリントンを走る路面電車は恐らくオーストリアのウィーン市電がモデルと思われる。
赤と白の塗り分けは他にはドイツでも見られる。
ドイツ・ミュンヘン バイエルン国立歌劇場


SPY×FAMILY 第3話で登場したオペラハウスはドイツ南部のミュンヘンにあるバイエルン国立歌劇場。

人物の彫刻は多少アレンジされているが建物外観はほぼそのままである。
フランス・パリ ルーブル美術館


アーニャが絵画や彫刻を見て教養を深める美術館はフランス・パリのルーブル美術館となっている。
イタリア・フィレンチェ「ウルビーノのヴィーナス」


裸婦の絵画はイタリア・フィレンチェのウフィツィ美術館所蔵のティツィアーノ・ヴェチェッリオ作「ウルビーノのヴィーナス」。
ウフィツィ美術館の前までなら行ったことあったのだが、コロナ前は常に混雑していたので残念ながら入ったことはない。
オストリアは東国なのに現実世界の西側諸国の建物しか出てこない

SPY×FAMILYの設定を見ると、西国(ウェスタリス WESTALIS)のスパイ・黄昏ことロイド・フォージャーが東人民共和国(東国、オスタニア OSTANIA)に潜入して活動することになっている。
しかし、東国オスタニアの首都バーリントンは上記の通りイギリス、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランスなどがモチーフとなっている。
作中では東側に潜入工作しているのに、背景は現実世界の西側諸国しか出てこないため、見始めた当初はロイドは東と西どちらの人間でどちらの陣営に潜入しているのか混乱してしまった。
TVアニメSPY×FAMILYでは現在のところウェスタリスの都市が出てきていないのでなんとも言えないが、オストリアはどう考えても現実世界の東側諸国がモチーフなのに、風景は現実世界の西側諸国をモデルにしているので見る際に注意が必要である。
レーニン像、貧しそうな農村や工場、いかにも計画経済っぽい自動車などが描かれていないことは、SPY×FAMILYで唯一不満が残るポイントであろう。※以下後日追記
ドイツ ベルリン= フリードリヒ通り駅

SPY×FAMILYでオストニアにある駅はベルリン= フリードリヒ通り駅(Bahnhof Berlin Friedrichstrase)だとやっと気が付いた。
東西冷戦中、この駅は西ドイツや西ベルリンからの国際列車が東ベルリン(Ost-Berlin)に到着する国境駅となっていた。
SPY×FAMILYでロイドは西国ウェスタリスから東国オストニア(“Ost”ania)の首都バーリント(“Berlin”t)へ潜入するので、作中でこのベルリン= フリードリヒ通り駅が背景モデルとして登場したというわけだ。
ハンガリー・ブダペストとトカイワイン
ブダペストのドナウ川・鎖橋・王宮

SPY×FAMILY第8話でヨルの弟ユーリくんが外交官の仕事で訪問したフーガリア(HUNGURIA)の首都オブダは、ハンガリーの首都ブダペスト。
どこかで見たことあると思ったら、ドナウ川にかかる鎖橋と王宮を大幅にアレンジしたものだとわかった。
老舗レストラン カルパティア

時の皇后も通った老舗レストランのカルパティア(Kalpatia)はカルパティア山脈が名前のモチーフかと思ったら、カールパーティア(Karpatia)というレストランが実在するようで、1877年創業だと「地球の歩き方」にも掲載されていた。建物外観はおそらく一致しない。
シチューというのはハンガリー名物グヤーシュ(Gulyas)がモチーフだろうか?
貴腐ワインで有名なトカイワイン

ユーリがロイドに贈ったワインのTOKARは、ハンガリーのトカイ(Tokaj)地方で製造されるトカイワイン(Tokaji)がモデルのようだ。
各国の王族が愛する貴腐ワインが世界的に有名。ユーリくんが買ったワインは普通の赤ワインだが、貴腐ワイン以外のワインの名産地でもある。
ロイドには作り話でユーリが国家保安局SSSに所属していることがバレてしまったが、SPY×FAMILYではきちんと現実世界のハンガリーを調べて設定を作っていることがわかり好感が持てた。