「四国」と言われて私が真っ先に思い出すのは、10万円のオムライスや世界最大じゃないかという巨大パフェで知られる高知のゆず庵、そしてもう1つ、とんかつパフェというこれまた珍妙なメニューを持つ松山の清まるです。
・10万円オムライスで有名な高知県のゆず庵で「かつおパフェ」を食べてきた。
ゆず庵は去年行ってきたので、今度はとんかつパフェを食べに松山へとはるばるやってきました。
とんかつパフェ、1つ800円。
メニュー用でもとんかつパフェは別格扱い。マスコットのブタさんがかわいいですね。オーダーしてから約20分くらいかかるそうなのですが、私たちが頼んだ時は40分くらいかかると言われました。
店内を撮影させていただきましたところ、表とは違って比較的落ち着いています。
……と思って壁に貼ってある花札をよく見てみたら、チョウの顔がブタになっているのはいいとして、満月がとんかつケーキになっていたり、菊の盃に謎の物体があふれ出すカツがのってて恐ろしい限り。
「桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」にこの清まるが「とんかつパフェ屋」という物件として登場しているようで、シリーズの生みの親であるさくまあきら氏のサイン色紙も。
そして待つこと40分。
デカルチャー!
美味、安全、健康にこだわって植物性のものだけを食させたという「奇跡のハーブ豚」がおいしそうだったので普通にとんかつの定食を食べてデザートにとんかつパフェを、と考えていたところ、何を間違えたのか1人1個になってしまいました!
涼しげなガラスの器にリンゴやキウイなどのフルーツやクリームがのせられているのはよいものの、器からはみ出すように盛りつけられている不相応な茶色!よく見るとしっかりとソースまでかけられているじゃありませんか。
どうやって食べるのかわからず店員さんに聞いたら「正しいとんかつパフェの食べ方 お店編」があったのでこれにしたがって食べていきます。
まずとんかつを1枚取り出します。
奥の方にある抹茶アイスをほじくり出してカツに塗りたくります。解説の写真ではたっぷりと塗られていたのでもっと盛大にやった方がよいと思います。
そして生クリームを塗り、
最後にリンゴを挟んで完成です。
恐る恐る口に入れてみると……あれ?これうまいじゃないか!
サクサクの衣がまるでウェハースのようで、リンゴやアイスによく合い甘酸っぱくてとてもおいしいです。徐々にとんかつの味もしっかりと広がってくるのですが、すっきりとしていて非常に上品な味わいとなっています。相反する要素と思われたパフェととんかつが絶妙な和音を奏でてどんどん食が進んでいきました。
ごちそうさまでした!
予想外にうまかった清まるのとんかつパフェ。四国の2大拠点であるゆず庵と清まるを制覇できてうれしい限りでしたがとんかつパフェがこんなにおいしいとは思いませんでした。松山のものとは少し異なるようですが最近進出した東京ミートレアでも食べられるようなので是非ご賞味あれ。そして本場、松山へ飛んでみてください。