海洋堂かっぱ館
四国のすごくへんぴなところにある海洋堂の博物館は、海洋堂のフィギュアや昔のおもちゃをコレクションしたホビー館四万十の他にもう1つ、カッパのフィギュアを1300体近く展示したかっぱ館もある。
海洋堂の博物館はさすがへんぴなところにあるだけあって、ホビー館とかっぱ館は1.8キロも離れている。まあ、20分もかからないだろうとホビー館を離れて細い山道を下っていく。
サワガニが応援してくれた。
カニの写真を撮っていたら目の前で車が止まった。どうやらホビー館とかっぱ館間は送迎してくれるらしく、たまたま送迎車が通りかかり座席に空きがあったので一緒に送ってもらえてラッキー。
こっちの方もなかなかすごいなあ。
かっぱ館とホビー館へは日祝は最寄りの打井川駅と土佐大正駅から1日4往復バス、公式サイトに書かれていないが平日と土曜は打井川駅から電話して送迎がある。かっぱ館からしまんトロッコの停車する土佐大正駅へは窪川の丸三ハイヤーからタクシーを事前に手配して3120円だった。
他には窪川か土佐大正から「駅から観タクン高知」で海洋堂ホビー館と四万十川コース4280円というのもあるようで(2014年3月31日までの情報)。
受付兼売店になってる入口から賑やか。
かっぱ館は500円で800円のホビー館とセットで1200円。
高知県や徳島県には芝天狗(シバテン)というカッパ伝説があるらしく、かっぱ館はカッパのフィギュアを四万十川に残そうという「四万十川 カッパ造形大賞」に応募されてきた作品を展示しているようで。その数は1271匹にものぼり一部はワンフェスにも出張しているとか。
江戸時代にサルやカワウソの骨で作られたという河童のミイラを再現した作品。
携帯電話の中に河童が住んでいたり、ナノブロックで作られている小さな作品も。
中には、パッと見何かよくわからないものも。
左は四国電力による河童が電柱に巣を作っちゃったら連絡してという「四電からお願い!」という作品で説明書きを読んで「なるほど!」と納得。
これは拾わなきゃ!
上を見渡すと梁の柱にも座っていたりするので油断できない。
この海洋堂かっぱ館は大人気なのか、より楽しんでいただけるようまさかの2号館を建設中で7月20日にオープンするとか。
しかし「うーん、こちらは版権フィギュアじゃなくてあくまで河童の展示だしもういいかなあ」と思って帰ろうとした瞬間……
おおおおおおお、なんぞこれー!
巨大なお花みたいな皿を乗せたスク水少女河童なんていたのかー!ピッチリとしたスク水で身体のラインがはっきりとわかる感じが、幼い中にも色香が漂ってこれはたまらないんじゃないのか。眉毛がハの字の困り眉で若干不安そうなのがまたいいじゃないか。
背中に甲羅を背負っているが、背負いヒモがついているのでこれは絶対ランドセルだろ。スク水にランドセルという現実世界ではまずお目にかかることはできないであろうシチュエーションは河童の世界でも健在だったのか!
オーイ!他にもいるじゃないか!
同じくスク水に甲羅を背負っており、こちらは赤い長靴に耳も生えててマスコットキャラ的なかわいさが。
海洋堂かっぱ館はホビー館から少し離れているし何を展示してるかよくわからないので素通りでいいかな、くらいに当初は考えていたのだがスルーなんてとんでもなかった!ホビー館行くなら必ずかっぱ館も見るべきであり、後はキュウリを咥えれば完璧なんじゃないかといろいろと夢が膨らんでいく。
この後は土佐大正駅からしまんトロッコへ