特典航空券でANAのファーストクラスに!
シンガポール発成田行ボーイング777-300ERで人生初のファーストクラスを堪能してきた。正規運賃368,740円のANA FIRST SQUAREシートはどうよ?
Contents
優先チェックイン&搭乗
ファーストクラスなので搭乗手続きは当然ファーストクラスのものが利用できるが、アーリーチェックインしてファーストクラスのカウンタがなかったため、SATSプレミアチェックインラウンジで手続きして出国。
搭乗ゲートでは、ビジネスクラスやスターアライアンスゴールドより先にファーストクラスとダイアモンドメンバーのところで入れる。ほんのちょっと先に入れるだけなのだが、ワクワク感がとまらない。
ファーストクラスラウンジ
・チャンギ空港シルバークリスファーストクラスラウンジT2 T3
シンガポール発ではシンガポール航空シルバークラスファーストクラスラウンジを利用。
こちらはANAダイアモンドだけでは利用できないので、シンガポール発で利用する利点となる。
いよいよ777-300ERファーストクラスへ!
ファーストクラスは777-300ER前方に1-2-1と並ぶ全8席のみ。
真ん中の席はパーテーションを開け閉めしてプライバシーを確保したり隣の人と話せるようになっている。
旧機材のファーストクラス「ANA New Style」はこんな感じ。
ANA FIRST SQUAREのシートを見る
アサインしたのは前方窓側の1K。
リクライニング形態。
座った状態だとよほど身長が高い人以外は目線より壁の方が高くなり、半個室風になりプライベート感はバッチリ。
大型ダイニングテーブルはモニタの下からアームで引き出す方式。
23インチワイドモニタの下にも物が置けるようになっているので、オットマンに別の人を座らせて一緒に飯を食うといった使い方はできない。
ビジネスクラスだとカクテルテーブルは隣の人と共用のパターンが多いけど、90度回転するテーブルはもちろん1人で使える。
収納がすごい!
通路側を開くとメガネケース。
窓際には回転すると点灯する読書灯がなぜか2つもある。
電源、USB、足元ライト、モニタ横ライトなどが集約されている。
端は鏡付きのペットボトル収納。
シートコントローラ。
ヘッドフォンがそのまま収納できるヘッドフォン端子の部屋。
シートコントロールパネルは引き出して使える。
タッチパネルなのはいいけど、端の方を押すとなぜか中央付近をタップしたことになるなど誤判定して不安定だった。
シートガイド。
オットマンのあたりにも引き出し収納があったらしく、収納スペースが多すぎて忘れ物しそうな感じ。
機内誌などを収納する場所はあまり余裕がなく、無理に入れたら隙間から飛び出した!
窓が遠いのが不満点
ファーストクラスだけに窓4つ分贅沢に使えるのはいいのだが、壁はあるし窓際は物も置けないデッドスペースとなっていて窓がすごく遠いのが不満点。景色は身を乗り出さないと水平線くらいしか見えない。
アメニティやヘッドフォン
ANAのロゴ入りソニーのノイズキャンセリングヘッドホンMDR-10RNCで1万円以上するお高いのが使われている。
ANAとサムソナイトのロゴが入ったスーツケース風のアメニティキットが一緒に置かれている。
アメニティは基本的なものはサービスでもらえる。こういうところにもいちいちランが添えられているのがファーストクラスっぽい。
この他、パジャマももらえたので家で使ってる。
ファーストクラスでも機内Wi-Fiは有料。
今回は15分無料というキャンペーンをやってたけど、高級ホテルチェーンといい、なんでWi-Fiは有料なのか。
シャンパンの王様クリュッグ様と対面!
ちょっとずつ明るくなるところで離陸。
メニュー表が配られ、お酒はプレミアム焼酎の村尾など。
クリュッグ グランド・キュヴェ
ANAのファーストクラスではシャンパンの王様と言われるクリュッグを出すのがお決まりのようなので早速注文してみた。1本いくらのものなのかよくわからないけどお店で頼んだら1杯5000円くらいしそうなシャンパンを震えながら飲む。
ちなみに、シャンパンはワイングラスで出すようで、香りを楽しめってことなのかな。
ファーストクラスでこういう写真を撮るのが夢だった!
しかし、窓が遠すぎるのでイマイチ感じが出ない。
前菜と一緒に。
パルメ ドール ロゼ シャンパーニュ ニコラ・フィアット 2006
もう1本はピンク色のロゼ。ヴィンテージなシャンパンて何が違うのか全くわからないけど、こちらも1本1万円以上するのでありがたくいただく。
リージェントシンガポールタイアップの朝食
アミューズ
・ゴートチーズのパンナコッタ
・帆立貝のカナッペ チリ風味
・パルマ産生ハムとメロン バジルペーストを添えて
・チーズッパーバー
朝食のセットアップをしてもらう。
五つ星ホテルのリージェントシンガポールのバジリコというイタリアンレストランとのタイアップらしい洋食にしてみた。
・ほうれん草、リコッタチーズとサンドライトマトのオムレツ、パルメザンチーズとポテトのケキとグリルチキンソーセージ、ローズマリー香るマッシュルームのソテー添え[462kcal]
・フルーツ
・ヨーグルト
・パンまたはシリアル
ヨーグルトはハチミツをかけて。
フォークとナイフにちゃんとロゴが入ってるようなレストランで食事したのは何年ぶりだろうか。
国産キャビアは日本発だけ!
シンガポール発は早朝のため、食事も軽めの朝食になってしまいあまり単価の高そうなものは出てこなかった。
これが成田発になると、懐石料理や黒部和牛フィレが食べられる。
宮崎キャビア1983も日本発だけ!
2016年3月から始まった末端価格6500円の日本産キャビア。海外発でも余っていれば食べられるという話を聞いて期待していたのだが、そもそも客がほとんどいないシンガポール線では余分に積み込まないのか、ないと言われてしまい非常に残念な結果に終わってしまった!
フルフラットベッドに変形!
食事も終わったのでシートをフルフラットにして横になっていたら、隣の座席でベッドを作ってくれるという話に。
東京西川の寝具をセットしてくれる。これで数時間グッスリ。
好きな時に好きなものを食べられる
八角と生姜風味の鴨ロースト 紅麹ソース 伊府麺添え
シンガポール発限定らしいので頼んでみた。鴨を調理するのに10分以上かかるみたいで、イーフー麺は焼きうどんみたい。
海鮮丼。
シンガポール積み込みの海鮮丼はどんなもんかと思ったけど、赤身は漬けてあったので生臭くなく日本と鮮度の違いを感じなかった。
お菓子とバニラアイスクリーム。
この他のメニュー
・焼き明太子茶漬け
・ANAオリジナルカレー
・九条葱うどん
・一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」
・ANAオリジナルスープ
・デニッシュ
・ガーデンサラダ
・チーズプレート
・フルーツ
・プティフール
広いトイレとギャレー
トイレも広くて着替えも十分できる。トイレは2つで、この日は2人しかいなかったので1人1つトイレが使えるという贅沢。
化粧水や乳液は資生堂のルモンドール。
ギャレー。客室乗務員2人に対して乗客2人なので余裕ありそう。
もうすぐ着陸態勢。
通路はファーストクラス以外の客も通ることがあるからか、このようにボロボロ。
サービスはおせっかいなくらいに丁寧だけど、座席周りにホコリがうっすらと積もっているところもあるなど細かい所を見ればアラはたくさんある。
本領は日本発の長距離路線でないとダメ
というわけで、「はじめてのふぁーすとくらす」はサービス、座席共に夢の様な時間が過ごすことができた。
ANAのサイトで同日を検索した際の正規運賃は片道368,740円!!!!で、これにマイルを使ってタダ同然で乗れたことになる。
ただし、特に食事面ではシンガポール線の場合日本発でないと単価の高いものが食べられないので……、キャビアとか、キャビアとか、キャビアとか。次に機会があれば日本発の欧米路線でANAファーストクラスラウンジを含めて堪能したい!