初春型駆逐艦4番艦初霜の錨が屋外に展示されている山田記念病院


東京都墨田区にある山田記念病院には初春型駆逐艦4番艦の初霜の主錨が保存されている。アクセスは東京都墨田区石原2丁目20-1で両国駅、蔵前駅、本所吾妻橋駅が近い。新型コロナウイルスで入口で検温などをやっていたのでもしかしたら門前払いさせるかも、と思ったけど快く撮影させていただきました。




駆逐艦初霜の錨は病院の屋外に展示されており、いつでも見ることができる。

太平洋戦争における初霜は、各種護衛任務、アリューシャン作戦、戦艦大和の水上特攻である坊ノ岬沖海戦などから生還。

初霜は同じく沖縄特攻作戦から帰還した雪風とともに第十七駆逐隊に編入され、1945年5月15日に舞鶴、6月15日に宮津湾へ移動。米軍機によって宮津湾は機雷で封鎖され、7月30日に受けた空襲を回避しつつ湾外に出ようとして触雷し、沈没を避けるために擱座した。



1947年9月2日に撮影された宮津周辺(国土地理院より)。

戦後の写真を見ると解体される前の駆逐艦初霜の様子を見ることができる。



山田記念病院の初代院長が初霜の軍医長だった由来で錨が引き取られ、こうして今でも初霜の姿を見ることができるようだ。
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