香港島の西側にあるイギリス軍の銀禧砲台(銀禧炮台 / Jubilee Battery)を訪問。
銀禧砲台は1938年に建設され、1939年に完成。
摩星嶺砲台(Mount Davis Battery)に付属する練習砲台で、BL 6-inch Mk VII naval gunが3門設置されていた。
2号砲の発射台砲座。
現在はシカゴ大学香港校園の敷地内にあり、このようにガラス張りの現代建築と廃墟の戦跡とのコラボが拝める。見学は10-20時まで。
発射台の隣は砲弾と装薬を置く凹み。
補修したのか復元したのか不明ながら、砲台に付属する倉庫建屋も残っている。
「W.D. No.9」と掘られた石柱が保存されている。
「W.D.」は「War Department」でイギリス陸軍を示す。
近くのBLOCK Cでは香港人が撮影を行っていた。
道路の反対側には、宿舎と考えられているBLOCK A。
こちらの門と警備室は戦後に建てられたようだ。
BLOCK E(BLOCK B ANNEX)は博物館になっているが武漢肺炎(COVID-19)のせいで休館して入れなかった。
シカゴ大学からは要塞砲台とエメラルドグリーンの海を見下ろす絶景。
オフライン地図maps.meだと、シカゴ大学とBlock Cは載っており実際に行くことができるが、画像の左でJubilee Batteryと表示されている場所は道がなくアクセスできなかった。
銀禧砲台までのアクセスは摩星嶺径というバス停を使う。
香港国際空港からA10。
九龍半島の中心部になる佐敦、油麻地、旺角あたりからは971。
香港島の中環方面へは1、1P、M43。
香港地下鉄MTR港島線の終点・堅尼地城(Kennedy Town)から上記のバスに乗るか、1.7km歩いてもよい。
この他、ミニバスもいっぱい走っている。
香港島を守る9.2インチ砲の台座と兵舎の廃墟!摩星嶺砲台
香港島西部にある摩星嶺砲台(Mount Davis Battery)へ。