ポッカがシンガポールのコミケでコスプレ営業 海外の日本企業の方がアニメや漫画文化を積極活用してる


あの飲料メーカーのポッカがシンガポールのコミケでコスプレ営業!


シンガポールのコミケに協賛するポッカ


シンガポールで5月7、8日に開催された同人誌即売会Doujima 2016。

パートナーシップの一覧を見るとそこにはなぜか見慣れた「POKKA」のロゴが。


「がぶ飲み」をイメージしたセーラー服コスプレ


Doujimaが開場してしばらくすると大きなドリンクを持って会場内を歩くお姉さんを発見。

ポッカのキャンペーンガールみたいなんだけど、なぜかセーラー服コスプレ。よくわからんけどカワイイからなんでもいいか!と写真を撮らせてもらう。



イベント公式飲料の「がぶがぶ/GABUGAGU」は日本だと「がぶ飲み」という名前で展開しているらしい。今回、初めて飲んだので日本のものと味を比較できないが、恐らく東南アジア向けにすげえ甘ったるくアレンジされていると思われる。

現地での広告は、このようにシンガポールの学校制服では見かけない日本のセーラー服をイメージして展開している模様。Doujimaでは、きゃりーぱみゅぱみゅが流行らせた目玉のリボンにピンク色のセーラー服で、オリジナルのイメージコスプレ(?)をして飲み物を配り歩くというプロモーションになっていた。

たぶん、髪の毛が水色のオリジナル風味で、ピンク色がいちご風味をイメージしたものじゃないかと。


緑系飲料トップのポッカが無名のサッポロブランドを売り込む


ドリンクの裏側を見せてもらったら、Facebookでシェアすると飲み物がもらえるというキャンペーンだと思ったけど、2日目はタダでもらえたのでどういう基準で配っていたのかはイマイチよくわからなかった。

ポッカと言えば、ポッカレモンやコーヒーなどが頭に浮かび日本ではマイナーなイメージが強いが、いち早く進出したシンガポールでは、緑茶飲料では65%のシェアを誇るトップメーカーになっているそうだ(参考)。

ポッカはサントリーと2013年に経営統合し、伊藤園など他の日系企業もシンガポールに進出する中でまだ無名のサッポロブランドである「がぶがぶ」を、若者が集まる同人誌即売会でオフィシャルパートナーとして配ってPRするのはなかなかおもしろい試みだと思った。

日本でも最近になって、コミケにNHKや、ニコニコ超会議にJALやモービルなどこれまで無縁だった企業が出展するようになったが、日本以外の国ではオタクに暗いイメージはないので、他にはインドネシアでグリコがポッキーのPRにJKTを使うのと似たような感じで、むしろ海外の日本企業の方が日本発のポップカルチャーを積極的に活用していると言えるんじゃないだろうか。
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