増築に増築を繰り返して「軍艦島マンション」とか「日本の九龍城」などと呼ばれる沢田マンションへ行ってきました。
前回のはりまや橋近くのバス停からイオン行きのバスに乗り込みます。
地域の皆さ~ん バスはピンチです!
本数は結構少なめ。
そういえばICカード「ですか」に対応しているんですね。高知は進んでるなあ。
しばらくバスに揺られ西薊野というバス停で降りてすぐ目に飛び込んできたのは、
この圧倒的な迫力。
沢田マンションはオーナーである沢田夫妻が自分たちの手で設計して自分たちの手で造り上げたセルフビルドのマンションです。建築物としても結構有名みたいで建築関係の人や学生さんが訪れることも多いんだとか。
今回は住民の方に案内していただけることになりまして早速この沢田マンションを回ってみたいと思います。
今回は事前にお問い合わせして許可をいただき、住人の方に案内していただきながら撮影を行いました。無断で居住スペースに進入するなど住民や近隣の方のプライバシーを侵害するようなことのないよう十分に注意をお願いします。
「それではまずこっちに来て下さい」と言われた次の瞬間、
うわっ、浮いた!
外からも中からも丸見えなこのエレベータに乗っていたのでした。ゴトゴトと音を立てながらゆっくりと最上階まで。
いきなり資材置き場に。
屋上の一部は花壇を通り越して畑になっています。
ニワトリ。
松は植わってるわ池もあるわで本当にフリーダムすぎます。池にはコイやカモがいるようです。
火事のために折れ曲がってしまったというTVアンテナ。
なんでも沢田マンションは過去に何度も火事にあっているそうなのですが、他の部屋に火が移ったことは1度もないんだそうです。
昔実際に建築に使われていたクレーン。
奥には災害に備えて食料や水を蓄える倉庫とタンクがあります。
空いているお部屋にも案内していただきました。
なんといろりのあるお部屋!
部屋にいろりのある生活なんてちょっとあこがれてしまいます。
沢田マンションの部屋は1つとして同じ間取りにならないようにしているんだとか。住人のそれぞれの意見を取り入れて改造もしてくれるそうで収納や電源の位置などは比較的思い通りにやってくれるそうです。
トイレのドア
えっと、これってもしかしてドアノブの位置が逆じゃありません?
こちらは別のお部屋なんですが、トイレに入っても内側からカギがかけられず、むしろ外からかけられたら脱出不可能。これもオーナーによる遊び心なんでしょうか。これまたフリーダム。
高知としては安い方だそうで、沢田マンションに住たいという理由だけで四国外から引っ越してくる人も後を絶たないとか。また1泊から宿泊可能なウィークリーマンションとしても利用できるみたいです。
部屋番号は規則正しく振られているわけではないそうで非常に宅配屋さん泣かせみたいです。
スロープを降りて地上に戻ります。
昔使われていたバス。
地下には駐車場や合気道の教室などに使われている道場風の広間が。
白い天井使って映画を映して夜通し観ることもあるんだとか。ビニール畳に寝っ転がって観てたら簡単に眠ってしまいそうです。
オーナーの許可さえとればカフェやら個展やら自主的になんでもできるみたいで、住民主体のイベントも頻繁に開催されているそうです。
最後に貴重な車の出し入れシーンです!
超難易度高そう……。
そういえばWikipediaで建設者の沢田嘉農氏の項目を読んでいくと、
この間32歳にして、当時13歳の妻裕江(ひろえ、1946年-)と結婚。人生勝ち組すぎます……。日高愛のママもびっくりというか。
沢田マンションを案内してくださったのは、日常的にニコニコ動画を見てて「とかち」とか余裕で通じるノリノリな方でした!この後、銀の葡萄というお店に案内していただいてホットサンドモーニングを食べました。野菜がたっぷり詰まったサンドはボリュームがあって大満足。価格も安めだったので名古屋のモーニングもちょっと危ういんじゃないかと思える内容でした。いろいろと丁寧に案内していただきまして本当にお世話になりました。
高知の旅はまだまだ続きます。
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