TVアニメ「Free!-Eternal Summer-」第12、13話で遙と凛が訪れるオーストラリアのシドニー。そこで登場するノースシドニー オリンピックプールで泳いできた。
ノースシドニーオリンピックプールはシドニーの中心部から見てシドニー湾を挟んだミルソンズポイント(Milsons Point)にある。
せっかくシドニーまで来たので「Free!-Eternal Summer-」に出てきたプール内の写真が撮りたいと思ったが、水着で泳ぐプールで果たして撮影が許されるのか。そもそも入場できるのかどうかすら全く調べてなかったのでビビリながら入口へ。
かずぴー「すみません、屋外プールを撮影したいんですけど……」
受付「OKだ、入っていいよ」
かずぴー「え、いいの!あ、あの、いくらですか……」
受付「フリーだ」
まさかの撮影Free!!!!!!!
これがFree!のノースシドニーオリンピックプールだ!
よく見ると、スタンド上のひさしがFree!第13話ほど長くないことに気がつくが、シドニーの中心部を結ぶハーバーブリッジや赤レンガの特徴的な外壁などは全く同じ。
受付で聞いてみたらお金を払えば泳げるそうなのでせっかく来たので凛のように泳いでみることにした。
訪問時点では平日5時半から21時、土休日7時から19時まで。大人1人7.3ドルだった。
こんなこともあろうかと水着を持ってきてよかった!
しかし、10年ぶりに使うゴーグルはゴムが完全に劣化して破れてたのでゴム紐と輪ゴムでくっつけるというやっつけ状態。きつめの競泳水着に至っては昔と比べると陰毛の生え際が拡大しててギャランドゥ状態!これは困った……。
ま、まあ、暗くなってきてるし人もそんなにいないから見られることもないか……。
更衣室に入ってみたんだけどロッカーが空いてるところがない。ここは定期で借りてる人用?
屋外の50mから入れる階層だったのでガチで泳いでる人専用の部屋なんだろうか。
さまよって上の25mプールの近くに戻るとコインロッカーや更衣室を発見。
コインロッカーはトクーンを受付で購入して扉の内側に入れてからカギを回すタイプだったと思う。
ノースシドニーオリンピックプールの歴史を展示するパネルもあった。
これが凛が泳いでいたコースか。
競泳用の50mプールは泳ぐ速さ別でレーンが分かれるよくある仕組みで、Free!で凛が泳いだのはたぶん左から4つ目のコースでミディアムレーンだった。
5月は南半球だと秋なので寒そう!と思ったら屋外なのに温水プールらしく、しかもなんかしょっぱいぞ?海水を濾過して使ってるのか?
などなど、実際に泳いでみて初めてわかった事実に驚きながら凛と同じコースを泳いでみたら結構盛り上がってくるな!
50mプールは大会くらいでしかめったに泳がなかったのでペース配分がよくわからずフリー(クロール)で泳いでたら3往復して300m泳いだくらいで腕が悲鳴を上げてきたのでギブアップ。ずいぶんと衰えたものだ。
ちなみに帽子を忘れたけどなくてもよさそうだった。髪の毛が流れるので日本のプールだと禁止されるところも多いと思うが、ほとんどハゲのオッサンなど帽子してない人も結構いたのでオーストラリアの規則は緩い?どのみち持ってるならちゃんと被った方がいいと思うけど。
25mの温水プールでクールダウン。こちらは海水ではなかった。
ジャグジーもあるけどこちらは追加料金が必要。
温水シャワーの出し方がよくわからず焦ったが受付でトクーンをもらう必要があり、ロッカーのカギも水着に引っ掛けておくしかなかったのでいろいろ面倒だったが、何かとトクーンがいるのは日本では見ないので新鮮な体験だった。
Free!第1期第11話のエンドロールで凛が夕焼けでハーバーブリッジを眺めて佇んでいるのはフェリーの上からと思われる。
えてすけさんによるとシドニー中心部のサーキュラーキー(Circular Quay)、ミルソンズポイント、マクマホンズポイント(McMahons Point)間を行き来したけど完全に一致する角度がなかったと聞いたので、凛と背景がうまく入るように背後のオペラハウスとビルの位置を調整して描いた可能性もある?
ちなみにオリンピックプールの隣はルナパークという遊園地になってる。
こえええええよ!!!!
凛が泳いでいた裏がまさかこんなことになっていたとは。
オリンピックプールの前から見るシドニーの夕焼けがすばらしく来て本当によかった。
いい雰囲気の遙と凛。
Free!ES第12話の最後で夕焼けのシドニーを2人で眺めるのはオリンピックプールからハーバーブリッジをくぐったところにあるブラッドフィールドパークになる。サーキュラーキーの海沿いに建つ高層ビル群が一望でき、マレーシアから来たという家族に写真を撮ってあげたり。
世界遺産のオペラハウスがよく見える。
Free!だと左端にハンマーヘッドクレーンが見えるが、これはオーストラリア海軍の海軍工廠があるガーデンアイランドの辺りではないかと思うので、左右に空間を圧縮したような感じで描写したと思われる。
すっかり日が暮れてシドニーの夜景も美しい。
ノースシドニーオリンピックプールはライトアップされ平日なら21時までやっているので日程が短い時も予定に組み込みやすい。
最初はヨソモノが入れるのかどうかもわからなかったがまさかの撮影フリーで、受付にFree!のキャプチャを見せたら興味を持ってくれ「ニッポン大好き!」って日本語で言われて始終丁寧に対応してくれた。オーストラリアでよく言われる白豪主義も感じることはなく、凛が留学したシドニーはこれまで訪問した国の中ではかなり気に入った。とにかく景色がすばらしいのでシドニーに行く機会があればぜひプールで泳いでほしい。