ポーランドの首都ワルシャワで5年に一度行われるショパンコンクールを舞台としたマンガ原作の「ピアノの森」。国民の放送受信料により金満なNHKによってTVアニメ化され、実際にワルシャワ・フィルハーモニーで録音も行われたということで、ワルシャワは絶対に訪れたい場所の1つだった。
ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニー
「ピアノの森」19巻より。ワルシャワ国立フィルハーモニー(National Philharmonic)はショパンコンクールの予選・本選が開催され、「ピアノの森」のストーリー後半のメインとなる場所だ。
このホールはコンサートが開催される時しか中に入れず、観光客向けの見学ツアーも開催されていない。
コロナ禍のせいか予定を見ると一ヶ月先しかコンサートが開催されないようだったので今回は諦めざるを得なかった。中に入りたい場合は、必ず渡航前にスケジュールを確認して予約しておこう。
ワジェンキ公園
ワジェンキ公園のショパン像。
この像のショパンは柳の下に座って故郷の自然を眺めているそうだ。「ピアノの森」の主人公・一ノ瀬海はショパンコンクールの合間によくここにいるが、ホールから公園までは路面電車を使って20分くらい離れてたところにある。TVアニメを見ている時はてっきりホールの隣にあるものとばかり思っていたので驚いた。
「ピアノの森」20巻より。夏にはここでショパンコンサートも開かれるそうだ。訪問した日は雨の朝で誰もおらず、ただひたすらに静寂の時が流れていた。
ザムコビ広場
旧市街エリアにあるザムコビ広場(王宮広場)で、広場の中央には首都をクラクフからワルシャワに移転させたジグムント3世の碑がそびえる。この反対側にワルシャワ王宮があり、ワルシャワ観光の中心地とも言える場所となっている。
聖十字架教会
旧市街エリアから南に向かって走るクラクフ郊外通りから新世界通りはショパンとの関連が深い場所で、聖十字架教会もその1つだ。
パリで死去したショパンの心臓はワルシャワに帰ってこの教会の柱に埋められたとして、このようなレリーフが残されている。
付近のワルシャワ大学にはショパン一家が暮らしたカジミエシュ宮殿がありショパンのレリーフが飾られている。他には、クラクフ郊外通りのベンチにはボタンを押すとショパンの曲が流れるそうだがこのベンチは見当たらなかった。