厦門航空と中国国際航空の無料トランジットホテルを利用したら結構面倒だった 福州 厦門 天津


厦門航空の無料トランジットホテルについて案内所での受付やバスとの合流の仕方などを紹介。

厦門航空の無料トランジットホテル


トランジットホテルの概要

  • 厦門、福州、泉州、杭州が対象
  • 日本発着時は中国国内と国外の乗継いずれも対象
  • 空港到着ロビーの案内所で受付する
  • 自力で送迎バスに合流する必要がある
  • 部屋はツインルームで1人の場合は相部屋になる
  • 部屋は追加135~150元でシングル利用可能
  • 翌朝の送迎バスはチェックイン時に時間指定されるケースあり
  • 朝食付きらしいが早朝便だと食べられない
  • 厦門航空では、例えば「日本→厦門や福州→香港・マカオを含む海外」や「日本→厦門や福州→中国国内」といった乗継をする航空券を持っているとトランジットホテルを無料で利用することができる。今回はマカオ→福州→成田と成田→厦門→成都の便で厦門航空に乗って無料トランジットホテルに泊まった。

    福州永楽国際空港に到着後、入国審査前で24時間トランジットビザ免除申請をして中国大陸に入国。受託手荷物は乗継地で必ず受け取る必要がある。


    福州長楽国際空港 FOC


    福州空港のインフォメーションカウンタ。

    1階到着ロビーに入ってマクドナルドや地面交通中心のあるあたりにインフォメーションカウンタがあり、そこに厦門航空のスタッフが常駐している。

    スマホの翻訳アプリを使って英語すら話す気のないスタッフにパスポートや航空券情報を見せてホテルを確保してもらう。A4の宿泊バウチャーをもらい、スマホの翻訳テキストの通りに2階出発ロビーの7番出口に向かった。



    ホテルの送迎バス。

    7番出口から建物外に出ると、他の人民も車で送迎しているのでどれがホテルの送迎バスなのか非常に分かりづらかった。厦門なら歩ける範囲にホテルがあるようだが、福州は空港の周りに何もなくホテルは離れているので徒歩は絶望的。しばらく待ち、なんとかそれっぽい車を探して合流できた。



    無料トランジットホテルの客室。

    福州では150元払うとツインルームを相部屋ではなくシングルユースで使うことができた。しかし、中国内資の星3ビジネスホテルは250元くらいで5000円程度だ。150元も払うのはもったいないので「見知らぬおじさまと熱い夜を……」と期待していたのだけど、日本で働いているインドネシア人の若者一行と一緒になって日本語で盛り上がることができた。

    夕食はホテル近くの中華料理屋で華東名物の高級魚である黄魚をいただいた。台湾の馬祖だと冷凍モノを使った料理が2500円以上したのが、わずか38元で800円だ。

    ロビーでコーヒー無料。部屋ではペットボトル水や紅茶などが1セット無料。ホテルには無料の朝食がついているらしいが、朝9時35分発なのに6時に出発すると言われて食べることができなかった。ちゃんと朝6時にモーニングコールもかかってきたので寝過ごしの心配もないのはありがたい。3時間前に空港に着いてしまったので、プライオリティパスを使ってファーストクラスラウンジで2時間潰して成田行きに乗った。

    到着ロビーで受付して自力で送迎バスに合流するのはなかなかハードル高いけど厦門航空はかなり安いので利用価値は高い。福州は空港から中心部が遠すぎてトランジットのついでに街中で遊ぶというのは不可能なのでできれば厦門経由の便を選ぼう!


    厦門高崎国際空港 XMN

    • ターミナル3の9番出口付近に案内所と送迎バス
    • 1人でシングル利用は140元
    • 空港行きの送迎バスはなぜか料金15元



    厦門空港にある厦門航空の案内所。

    厦門高崎国際空港ターミナル3に到着して入国と税関を抜けて到着ロビーに出る。9番出口付近に厦門航空の案内所があり、行列に並んでトランジットホテルの受付をする。

    ツインルームを1人でシングル利用する場合は140元を払う必要がある。見知らぬおっさんと一緒になってもいいなら「シェアOK」などと英語で話すと対応してくれる。



    ホテルへの送迎バス。

    ホテルは厦門航空が運営する厦航Hotelになった。




    航空会社のホテルなので星4相当のグレードでなかなか。




    アメニティやウェルカムフルーツもあって充実している。



    海から見えた金門大橋。

    厦航Hotelは厦門の街中にあるため、アリペイのシェア自転車ハローバイクを利用して砂浜から台湾の金門島の夜景を見ることも可能。



    早朝の空港までの送迎バスの時間。所要30分で厦門空港のターミナル3に到着する。

    復路はなぜか15元支払う必要がり315円かかってしまった。微信アプリでQRを読み取って中国の身分証明書番号を入力する必要があったので、運転手に現金で支払うか他の人に建て替えてもらう必要があってめんどくさい。

    早朝すぎてビュッフェ形式の朝食にはありつけず残念。プライオリティパスやラウンジキーなどが使える国内線のラウンジを利用した。


    中国国際航空の無料トランジットホテル

    • 999から始まる航空券ならOK
    • 日をまたいで乗継6~30時間
    • 北京(首都)、成都(双流)、成都(天府)、上海、杭州、天津、重慶、温州、武漢
    • 事前に中国国際航空アプリか電話で予約必須
    • 航空券予約時にパスポート情報を入れる必要がある
    • ホテルに電話して送迎バスに来てもらう
    日本発着路線の場合、中国国内線でも国外の乗継いずれも対象。中国国際航空は航空券番号が999から始まるものであれば格安航空券でも可能。詳しくは公式サイトに細かいルールの記載がある。厦門航空では当日に案内所で受付するが、中国国際航空は事前にトランジットホテルを予約する必要がある。

    中国のホテルは必ずパスポート情報を登録する必要があるため、無料トランジットホテルを予約する場合にも必要。代理店で航空券を買う時は必ずパスポート情報を入力しよう。筆者はmytripでパスポート情報を入れずに購入してしまい、インド人の自動翻訳チャットサービスで2回トライしたがいずれも失敗し、mytripの日本語電話窓口でパスポート情報を登録してもらうと、中国国際航空のアプリ上から航空券情報が見えてトランジットホテルの予約もできた。

    天津では1泊5000円くらいのホリデイ・インエクスプレス天津エアポートになった。ビジネスクラスだと同じインターコンチネンタルホテルズIHGのクラウンプラザになるっぽい。


    天津浜海国際空港 TSN


    ホリデイ・インエクスプレスのシャトルバス。

    天津浜海国際空港の国内線ターミナル2に到着すると深夜23時。出発ロビーの中国国際航空の受付に行っても完全なる無人。ホリデイ・インエクスプレスに電話するとかなり聞き取りやすい英語で1階到着階の5番出口で待ってろと言われ、白いミニバンでホリデイ・インのロゴが入ったバスを発見。



    ホリデイ・インエクスプレスの客室。シングル利用ながら水のペットボトルとお茶が2セット無料。

    IHGのプラチナエリートのステータスを使えるか聞いてみたらまさかのOK。しかし、ジュース1本もくれなかったのでさすがに無料トランジットホテルではステータスの利用できないと思われる。ただ、角部屋にしてくれたので最低限の配慮はしてくれたのかもしれない。



    このシャワールームの曲面の壁はいかにも中国や香港のホリデイ・インエクスプレスですねー。

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    1階のロビーで朝食が無料になるものの、5時20分の始発バスに乗ったため朝食にはありつけず。

    隣の敷地がマクドナルドも入っているショッピングモールで、夜にお腹が空いたらここで食べられそう。ちなみに、天津からは天津→大連→成田という経由便で、国際線ターミナル1でチェックインは行うものの、徒歩で国内線ターミナル2まで歩かされ、天津→大連は国内線運用という日本ではない体験だった。


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