リトアニア旧首都カウナスからポーランド首都ワルシャワまでドイツの格安夜行バスFLiXBUSで17.99ユーロ


ドイツの格安バスでヨーロッパ中にネットワークを持つフリックスバス(FLiXBUS)を使って、リトアニアの旧首都カウナスからポーランドの首都ワルシャワまで夜行で移動した。



公式サイトよりフリックスバスのネットワーク。

FlixMobilityはドイツを中心にフリックストレインやフリックスバスを運行している。上記のバスネットワークは250地点しか表示されないので東の方が消えてるけど、北欧、モスクワ、バルカン半島、トルコあたりまで2000都市以上とヨーロッパ一帯をカバーしている。EUやシェンゲン圏内じゃないエリアでも運行しており、島国日本に住んでいると一社のバスだけでどこでも行けるという事実がすごすぎてなかなか認識できない。



カウナスのバスターミナル(Kauno Autobusu Stotis)。




いろんなショップや開放的な待合室を備えているが、23:00-05:45の間は閉鎖されており、道路から回り込んで内側のバス発着所に行くしかなかった。

大手スーパーのRimiは22時までの営業。



人もまばらで本当にバスが来るのか不安になる。

カウナスを観光した後は杉原千畝も宿泊したメトロポリスホテル(記念碑や息子からの手紙が展示されている)で仮眠を取り、2キロくらい歩いてバスターミナルに到達した。ちなみにシェア自転車のcitybeeのステーションもあるが、雨が降っていたので利用しなかった。



「01:10 Tallinn – Warszawa」と書かれた電光掲示板を見つけたのでベンチに座って待つことに。

エストニア首都タリンを15時に出発して、翌朝7時5分にポーランド首都ワルシャワの西駅に到着する17時間5分のロングラン。

利用時の料金は料金は17.99ユーロで公式サイトで予約すると、QRコード付きのチケット、手荷物タグ、インボイス(領収書)のPDFが送られてくる。Web上で座席指定も可能。



1時10分より少し前にフリックスバスが到着!

チケットもパスポートもワクチンパスポートもチェックされずとてもザルだった。




車内は2+2列のシート配置で、足元のスペースは日本の11列詰め込みタイプの高速バスよりは広い。




車内Wi-Fi、座席テーブル、Cタイプ電源コンセントを完備している。

日本の底辺バスだと夜行バスだけなぜかWi-Fi使えなかったりするので安心できる。



定刻から5分遅れで出発。



目が覚めると、座席の横になって通路を塞ぐ形でで寝てる客を発見し、「いかにもヨーロッパっぽいなあ」としみじみ。

ちょっと真似してやってみたら確かに快適だけど、日本基準では迷惑行為だし誰かが寝ぼけて体当たりしてくるかもしれないのでやめておいた。運転士は2人の交代制でもう1人が車掌役をやると思われるが、華麗にまたいで通路を移動していたのがとても印象的だった。低身長の人だとくぐるしかないのかな。



車両中ほどの出入口付近にトイレがある。




再び目が覚めるともうワルシャワの都市圏に入っていた。

リトアニアとポーランドには1時間の時差があるけど、車内の時計は時差修正しないので定刻の7時を過ぎていた。



定刻より10分以上早くワルシャワ西駅に到着!

このバスはワルシャワ中心部のWarszawa Centrumバスステーションには行かず、ワルシャワの北で地下鉄1号線Metro Marymont駅とワルシャワ西駅にしか停まらなかった。




ワルシャワ西駅は中央駅と東駅に並ぶ拠点駅のようで朝から人であふれていた。そして室内でもマスクしてない。




ワルシャワ西駅は日本からの直行便もある国際空港のワルシャワ・ショパン空港からS2号線も乗り入れているので、クレジットカードでチケットを購入して中心部へ移動。ポーランドは鉄道も路面電車もバスもクレジットカードで切符が買えるため、2回の滞在中に一度も現金を使わずにすんだ。Revolutでポーランド・ズウォティに両替して決済しよう。



ソ連のスターリン建築の象徴と言える文化科学宮殿に着いた!ずっと会いたかった!

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