靴屋で幅広モデルを探すのが面倒?ワークマンなら「隠れ4E」スニーカーがたくさんあるぞ!


ワークマンのスニーカーの足囲は基本的にEEE(3E)となっている。しかし、つま先の部分が広いなど隠れ4Eのものがたくさんあって日本人に多い幅広・甲高の足でも使えるモデルが多い。ワークマンの靴は安くて試しやすく、汚れたり雨で濡れて臭くなったら洗わずに使い捨てにすることも可能。どこでも同じモデルが売ってるので買い替え時に靴屋で自分の足に合う幅広靴を探す手間も省け、旅先で何かあっても日本国内なら買い足すことができる。


アスレシューズハイバウンスシリーズ

アスレシューズハイバウンス

  • 1900円
  • ゴム底
  • かかとがペラペラで履きにくい
ワークマンのスニーカー……というよりランニングシューズの超定番、これが実は隠れ4Eの靴なのだ。アスレシューズシリーズの靴底は全面か「つま先+かかと」がラバー素材で滑りにくい。そのため、氷や細かい砂が積もった大理石のようにどんな靴でも滑るようなシーン以外は滑りにくい。ただし、かかとの部分がペラペラなので片手で履きたい時にやりづらいのが不満点で、私の足だと親指がやや当たってしまい靴下が破れやすいのもボトルネック。また、ゴム底は普段遣いだと1年経たずに擦り減って買い替え時を迎える。


アスレシューズハイバウンスドリブンソール(廃版)


  • 1900円
  • つま先が若干反って歩きやすい
  • クソダサい青色と灰色
  • 靴底のゴムがすぐに擦り切れる
ハイバウンスではペラペラだったかかと部分が強化されて普通のスニーカーっぽくなった。つま先が反っているため車輪を転がすような感覚でとても歩きやすい。購入直後は反った形状がやや硬めのため階段を踏み外す危険を感じたけどすぐに慣れた。普段遣いで半年、または1日2~3万歩を1ヶ月くらい続けると靴底のゴムが完全に擦り切れてしまう。それを逆手に取って汚れたら捨てる感覚で使えて限界国を回るのに最高だったが惜しくも廃版になってしまった。写真は1日2万歩前後合計30日間履いてボロボロになったサンプル。靴底のゴムが擦り減り一部は剥がれている。

ちなみに、廃版になった理由はおそらく配色がダサすぎで売れなかったからだと思っている。ワークマンにデザイン性を期待するやつなんていないし、中途半端にデザインを凝ろうするとだいたいスポルディングみたいなクソダサになるため、夜間視認性が悪くなってもいいからワークマンの靴は全面黒色をすべてモデルで用意してほしい。シャツのFind-Outロゴも全部なしにしてほしい。


アスレシューズハイバウンスオーバードライブ(廃版)

  • 2900円
  • つま先が反っていて硬め
ドリブンソールより更にランニングに特化したモデル。歩きやすそうだったけど、つま先が反って硬めの素材なので階段などが危険だと思い購入には至らないうちに2025年初夏頃に廃版になってしまった。


アスレシューズハイバウンスエヴォ



  • 2500円
  • かかと部分が普通の靴っぽくなった
  • つま先はハイバウンスよりやや広め?
2025年春にアスレシューズハイバウンスに待望の新モデル登場。1900円から2500円に値上げされたものの、ペラペラだったかかと部分が強化されて普通のスニーカーっぽくなった。つま先が若干広くなったのか親指への圧迫感もなくなって個人的にはかなり快適。個人的にドリブンソールの精神的後継となったので新しい定番として長く製造してほしい。


BMZアシトレウォーキング

  • 3900円
  • つま先が相当に幅広
  • 立体的なインソール
1000円くらいの立体的な形状をしたインソールを出しているBMZの名前がついた靴。浮き指を防止していろんなところが凝るのを防止するコンセプトらしく、ランニングや長時間歩く時に使う靴ではなさそう。つま先部分がかなり幅広になっていて、5Eや6Eなどでなかなか合う靴が見つからない人は試してみてほしい。ただし、幅広すぎてサイズを小さいものを試さないと駄目で、26~26.5cmくらいを履いている筆者はこのアシトレでは25~25.5cmくらいがちょうどよさそうだった。

3900円払うなら他のワークマンの靴を買ってBMZのインソールを入れた方がいいのでは?と考えてしまい、他の靴がボロボロになっていないこともありまだ購入には至っていない。


ステップインアーバン

  • 2500円
  • 黒色は革靴の代替になりそう
  • 合成底はやや滑りやすい
黒単色のモデルがあるため革靴の代替としても使えそうだが、アスレシューズハイバウンスの黒色がまだ使えるため購入に至っていない。合成底のためやや滑りやすく、知人が「ダンスダンスレボリューションする時にグリップ力が低い」と言い出して「いや、そりゃそうだろ!」とツッコミを入れることになった。


トレックシューズエンリル



  • 3500円
  • 他の靴よりかなり大きめ
  • 合成底はやや滑りやすい
  • かかと部分に余計なクッション
  • 抗菌防臭加工「DEOPUT」インソールの効果低い
  • ミッドソールのデザインがダサすぎ
山と街の両用、5cm防水を謳うトレッキングシューズ。同じサイズの他の靴よりかなり大きめなのでワンサイズ小さいものを試した方がいいので注意が必要だ。靴底は残念ながらラバーではなく合成素材でやや滑りやすい。購入直後は特に注意する必要があって、自転車のペダルが滑って踏み外しそうになった。かかと部分にいらんクッションがついていて完全に固定されていないため片手で靴を履く作業がやりにくい。

タウンユースでは重いし、トレッキング用途では滑りやすい、どっちつかずの中途半端な商品であまりオススメできない。山用途だと4500円のトレックシューズアジムはゴム底なのでよさそう。ただ、ヒマラヤのビジョンピークスも4000円くらいで買えるので安トレッキングシューズも競争が激しそう。



そして、靴底(アウトソール)の上になるミッドソールを強調したツートンカラーデザインが致命的にダサい。おそらく、防水をアピールするためにやってるんだろう。ゴテゴテしているため左右の靴をすり合わせて脱ぐ時にミッドソールの盛り上がりにあたって滑るため脱ぎ辛い。まるでダンロップのようなダサさが出てしまうので、頼むからシンプルな形状かつ黒一色などの単色にしてくれー。


防水シューズハイバウンスレイン

  • 2900円
  • 多少水を弾く
  • ゴム底なのに滑る
  • かかと部分がふにゃふにゃかつすぐ破れる
  • インソールの土踏まずがなぜか盛り上がってる
  • 米粒状の白いプラスチックがボロボロ出る
この靴、本当におもしろいぞ。靴底は全面ラバーなのだが、ひし形を並べたような形状で凹凸があまりないため濡れた地面で他の合成底より滑りやすい。防水シューズを謳っているので多少の雨は弾いてくれるが雨で滑りやすいのはわりと致命的で、撥水素材ゆえに普通のスニーカーと比べて当然熱もこもりやすい。かかと部分がやわらかいため片手のみで履きづらく、しばらくしてすぐに破れが生じてしまった。



防水シューズハイバウンスレインのかかと部分の敗れ。

特に最悪なのがインソールの土踏まず部分がなぜか盛り上がっているところで、100円の平らなインソールと交換することで事なきを得た。更に、一ヶ月くらい履いたら米粒くらいの謎の白いプラスチック片がボロボロ出てきてウザかった。公式サイトのレビューにも同様の書き込みが多数。小石と同じで靴下が破れる要因になるので使用を中止するしかないだろう。



防水シューズハイバウンスレインで生じる謎の白いプラスチック片。

個人的には自分の足にピッタリなので非常に惜しいが、アイリスオーヤマみたいに先に値段を決め、途中でコストオーバーして妥協を重ねた結果こうなりました、みたいなアカン商品だった。靴として最低でこの商品を企画した担当者やGOサインを出した経営陣は大いに反省するべきだ。


買ったけど思ったより狭くて使用を中止

  • アスレシューズストームランナー
  • ハイバウンスバラストウォーク
アスレシューズストームランナーは現在「2」となるモデルが出ている。このアスレシューズストームランナーは幅広でいい感じだと思ったら、左右の端がすり鉢状に盛り上がっており、小趾球の部分に当たって皮膚が硬くなってしまったため泣く泣く使用を中止した。

ハイバウンスバラストウォークは「行けそう!」と思って買ったらやっぱり幅が狭く使用を中止した。ワークマンのウォーキングシューズということで期待していたのに残念。

この他、「高耐久シューズ アクティブハイク」シリーズも試し履きして狭かったので惜しい商品。


個人的にはハイバウンスエヴォがオススメ

アスレシューズハイバウンスエヴォは大人気のアスレシューズハイバウンスシリーズなのにちゃんとしたプレスリリースもなくひっそりと登場したこともあり「売れずにまたすぐ廃版になるのでは?」と恐怖に震えているので、幅広の靴がなかなか見つからないみんなも試してみて。

昔はニューバランスの4Eの靴をずっと使っていたのだけど、ある時に出た後継モデルで足にピッタリ入らなくて難民になってしまった経験から、安いのでとりあえず買って試せる、汚れたら気兼ねなく捨てられる、どこでも同じモデルが売ってる、ゴム底で滑りにくいモデルがある、など機能と価格と購入しやすさを兼ね備えたワークマンで自分の足が入る靴を探して買うことに行き着いた。定番商品なら数年は同じモデルが売ってる安心感があり、買い替える時に足に合うか無駄な時間を使う必要もないのはすばらしい。

ちなみに、ワークマンで1500円以下の靴は靴底がだいたい滑りやすいので買ってはいけない。靴は命を預けるものなのだ。


手洗い部屋干しで翌朝に乾くアイスアシストなど限界旅で使えるワークマンのシャツ・上着
ワークマンで買えるシャツやジャケットのうち、暑さに強くホテルの手洗い・部屋干しで簡単に乾き限界旅に使える商品など、便利だったものとダメだったものを紹介。
海外で数日洗わなくても臭わない限界旅向けの靴下がようやく見つかった!【手洗い部屋干しで翌朝乾く】
国内外で限界旅をする際に予備の服を1日分しか持たない場合は、ほぼ毎日宿で服を手洗い部屋干しすることになる。特に靴下は毎日洗わないと悪臭で確実にバイオハザードを発生させてしまうが、洗うのが面倒だったり2泊夜行列車で洗えなかったりする。そこで、...
タイトルとURLをコピーしました