6月某日。
本格的に梅雨に入り鬱陶しい空模様の下、都内某所にラノベ好きの鬱陶しい面子が集り、7月新番組『まよチキ!』の先行上映会が行われた。
かーずSPのかーず氏、平和の温故知新の平和氏、そしてさざなみ壊変のかずぴー氏といった濃い面子に、原作担当編集S氏も加わり見終えたばかりのアニメについて熱いトークが交わされた。
――:第2話まで見て頂いたわけですが、いかがでしたか?
かーず:なるほど~って感じですね、第二話はエロいっていう(笑)
平和:噂通りでしたね。
かずぴー:エロかったっすね~。
かーず:それだけでもう満足っていうか、ヒャッホウ!って感じですね(笑)
編集S:ほんと第2話面白いですね。詰め込んでありますからね。
かーず:第2話まで見てもらえれば!って感じですかね。1話は導入っぽくなっちゃうので。
かずぴー:いやいや、第1話には奏様がいますよ! 第2話は出番少なかったんで……。
一同:(笑)
かーず:中盤や終盤から盛り上がる作品もありますけど、これは最初からテンション高くて、すぐ入り込めますね。
かずぴー:そういう意味では面白さが分かりやすくて良いですよね。
かーず:第2話は別格としても、第1話もテンポ良くて面白かったですし。
平和:原作もセリフにセリフを重ねてテンポ良く進むんですけど、その辺がよく再現されてて面白かったですね。元のかけ合いを再現するだけじゃなく、アニメとしても見てて分かりやすい感じでした。
かーず:そうなんですよね。川口監督流石って思いました。ポンポンポンと繰り出される面白いシーンを見ていったら、あっという間に終わっていたって感じで、飽きさせない作りでした。つまりエロコメとして最高かなっていう(笑)
――:テンポの話もそうでしたが、原作と比べて良かったとか、原作にプラスされていて良かったとかありますか?
平和:それはもう「エロさ」ですよね(笑)
一同(笑)
平和:真面目な話では、声優さんの演技ですね。スバルの男モードと女モードの声の使い分けとか、男モードなんだけどちょっと可愛くとか、そういった文字では表現しきれない部分がアニメならではの良さだなあ、と。
かーず:あと格闘シーンの動きとか、当たり前ですけど小説とは違うアニメならではの要素がちゃんと活きてたのが。例えば紅羽がすっ飛んでいったシーンとか、スバルが追い回すシーンとか改めて画で見て「ああ、こうだったのか」と。そういうのはやっぱり原作ファンとしては嬉しいですよね。
平和:原作だと描写が重点的にされてる所は結構イメージ出来ますけど、モブキャラとかはやっぱり表情まで細かくイメージできないので、例えば『見守る会』の女の子が良い味だしてるのとか、そういう付加要素はアニメならではですよね。
かずぴー:モブキャラ人気出ると良いですね(笑)
一同(笑)
平和:途中出てきたコックのキャラって、スピンオフの方に出てきたキャラですよね?。もう一人メイドさんの方は最新刊の……。
編集S:そうです。うまいこと後ろから持ってきて密度を高めてますね。
かずぴー:原作に無かったと言えば、第2話のオリジナルシーンも実にけしからん感じで良かったですね!(※:どんなシーンかは放送をお楽しみに!)
編集S:あのシーンに関しては、あさのハジメ先生が「原作でも入れれば良かっ
た…」的なことを仰ったくらいですからね(笑)
かーず:やっぱりエロさが大事なんだ(笑)
平和:いや、エロいだけじゃなくギャグとしても面白かったです。周囲のキャラのドン引きっぷりが特に(笑)
かーず:格段にテンポも良くなりましたからね。
かずぴー:出番は少なかったけど奏様が黒幕として頑張ってくれたからあのシーンがあるんですよ!
一同:(笑)
かーず:どんだけ奏推しなの!(笑)
――:やはりキャラクターの魅力が最大の魅力といったところでしょうか?
かずぴー:いやー、私マゾなんで……。
一同(爆笑)
かずぴー:第1話から奏お嬢様に散々弄ばれるとか、嬉しかったですね。特に奏様のツリ目が強調されていて凄く好きですね。原作だと少し柔らかい感じなんですけど、もう完全にドSでしたね(笑) それも終始ドSなんじゃなくて、第一話冒頭の猫かぶってる時と主人公を脅してる時のギャップが凄くて、とても良いですね。
平和:まあ、でもまだデレてないわけですからね……。デレるとまた新たな魅力が出るわけで。今回見た第2話までではS的な側面しか見れなかったですけど、アニメ全体を通して僕が今後の展開で期待しているのは、涼月さんの変遷なんですよね。ヤミ月になるのかどうかも含めて。
かーず:でももうヤミ月さんだよっていうか、原作より全然怖いですよね(笑)
平和:第1話からヤミ月さん覚醒だよー!っていう。
かーず:原作だと片鱗だけだったのが、アニメだと片鱗じゃなくて全開。ここからさらにヤミ月になったらどうなっちゃうの?と(笑)
かずぴー:だがそれがいい。
一同(笑)
かーず:僕の原作1巻とアニメ2話までで比較した涼月さんの印象って全く逆なんですよ。原作はもっと『お嬢様』って感じで可愛くて好きだったんですよね。だけどアニメは怖いっすよ! やっぱり。僕はMじゃないので(笑)
かずぴー:あはははははは(笑)
かーず:チ◯コ掴まれて脅されるシーンとか、見てるこっちがビクッとなりましたもん。潰される!ってw
かずぴー:私はそこ一番楽しんでましたけど(笑)
かーず:そうなの?(笑) 楽しみ方も色々だなあ。でもその辺、アニメになって新たな刺激が追加されてるってことですよね。二重の意味で(笑)
――:メインヒロインのスバルはいかがでしたか?
かずぴー:私はやっぱりスバルの男モード格好いいっていう点ですかね。アルトボイスでキリッと決めてる感じとか。
平和:あー。
かずぴー:BL展開とか超楽しみですね。
かーず:スバル女の子なんだけどね(笑) でも確かに女の子っぽさは抑えられてましたよね。
かずぴー:文章やイラストでは表現しきれない雰囲気ってのが、ちゃんと出てたんで、そこは良かったです。
かーず:アニメオリジナル要素で入っている妄想エロが凄く良いので、毎週これに期待したいです。すばらしい目の保養です(笑)
かずぴー:その点は読者の想像をはるかに超えてましたよね。
かーず:想像をはるかに超えたハチミツプレイ的な物とか(笑)
編集S:あのシーンは、原作では執事券を渡されて「スバルの体にハチミツ塗っ
て舐めさせることも可能よ」「そんなことするか!」っていう感じの短い会話な
んですけど、それをあそこまで膨らませて下さっているんですよね。
かーず:凄いっすよね(笑) でも、そういう毎週のご褒美は楽しみですね。
平和:唯一不安があるとすれば、エロすぎて原作ファンが引かないかな?ってことくらいですかね(笑)
一同(笑)
平和:そのくらいお色気シーンに衝撃を受けました。でも、不安要素はそのくらいですよね。
かーず:第2話とか完全にフ◯ラしてるじゃないですか。
一同(笑)
かーず:そこが怖くもあるんですよね。最初からこんなに暴走してて良いんだろうか、このまま行くと次はもう本番しかないじゃん!っていう。
一同(爆笑)
平和:確かにあの辺りのシーンはマニアックすぎますよね。ハチミツとかも。難易度高い。
――:それでは紅羽はどうでしたか?
かーず:アニメになって一番自然だったキャラだと思います。声のマッチ具合も含めて。
かずぴー:満面の笑みでプロレス技をかけてくる所と、驚き涙目になってる所のギャップが良いですよね。
かーず:局所的な人気はとても高そうですよね。熱狂的な。
かずぴー:期待通りのバイオレンスっぷりですし。こういうバイオレンスな女の子のキャラが出てくるアニメの流れをまよチキ!が築き上げてくれると良いですね!
かーず:でも本当、女の子が可愛いに尽きるっていうか、女の子の可愛らしさが、魅力がちゃんと出てるんですよね。その上、ストーリーのテンポが良くて、飽きさせることがないので毎週楽しみにできるアニメになってるなと思いました。それが本当に正直な感想ですね。
――:では最後に、今後このアニメに期待したいことをお聞かせください。
平和:個人的には宇佐美が好きなので、早く出て活躍して欲しいです。ヒロインが出揃ってからまた話が動き出す感じがあるので、メンツが揃ったあとの楽しみっていうのが結構大きいですね。涼月さんと宇佐美のやりとりとかも早く見たいな、と。
かずぴー:ナクルとかも。
平和:ナクルはまあ……。まあ、いいんじゃないかな、くらいで(遠い目)
かずぴー:えー!(笑)
平和:お色気要員としては大いに期待です(笑)
かずぴー:私はもうとにかく奏様に期待です。かーずさんが言ってたように、原作よりちょっと激しい感じになってるので、そこは楽しみにしています。特にバイオレンス展開で。
一同(笑)
かずぴー:いやー、こんな構ってもらえる主人公は羨ましいですよ(笑)
かーず:いや、羨ましくないですよね。 かわいそうって言うか、主人公になりたくないですよ、肉体的な痛覚の意味で(笑)
かずぴー:最初から雌雄が決してますからね。逆方向に(笑) でもそこからハーレム物になっていくという、新たな王道を築き上げて欲しいですね。
かーず:でも本当に、原作ファンもアニメで初めてまよチキ!見る人も、どちらも楽しめる作りになっていて、そこが素晴らしかったです。今期の台風の目になり得る、素晴らしいクオリティでスタートはOKかなと。あとはもうこのクオリティで最後まで乗り切ってくれることを祈るばかりです。あとはスバル達との三角関係とかも楽しみですね。
――:今日は長い時間、本当にありがとうございました。アニメの放送も楽しみにしていて下さい。
特別付録
関連
・TVアニメ・まよチキ!公式サイト