Ai Nikkor 35mm F1.4s 開放の柔らかさを使いこなしてみたくなるクセ玉


初のニコンレンズになるAi Nikkor 35mm F1.4s。


Ai Nikkor 35mm f/1.4S
第二十七夜 Ai Nikkor 35mm F1.4S – ニッコール千夜一夜物語

 レンジファインダのノクトン 35mm F1.2を除けば一眼レフで最も明るい35mmレンズの1つ。ニコンの35mm F1.4はCPU非搭載&マニュアルフォーカスながらつい最近まで現行レンズでした。最新の35mm F1.4Gは600グラムですが、こちらの35mm F1.4sは400グラムと軽量。NEX-3へはニコン-FDマウントアダプタとFDマウントアダプタの2段重ねで装着。NEX-3につけると35mm換算52.5mmの標準レンズになります。SLR Magic 35mm F1.7もあるので気分によって使い分けかな。



Ai Nikkor 35mm F1.4s / 35mm F2.8

絞り羽は9枚なんですが、F2.8くらいまで絞ると丸いボケがカクカクしてるのがわかります。



Ai Nikkor 35mm F1.4s / 35mm F2.8

カタログに書かれている最短撮影距離0.3mよりもうちょっと寄れるのがうれしい。



Ai Nikkor 35mm F1.4s / 35mm F1.4

Ai Nikkor 35mm F1.4sの最大の特徴、開放のF1.4で撮ると何かベールでもかぶせたようなホワホワした感じに。

ニコン D200【第4回】MFレンズでポートレートを撮ってみた。
impressにD200とAi Nikkor 35mm F1.4sによるポートレートの作例も。

 開放ではふんわりと柔らかく、絞ればキリリと引き締まる描写の違いが楽しめるのはまさにオールド単焦点ならでは。独特の形の鏡胴や全身ガラスと金属の塊のようなずっしり感は、キヤノンの旧FDレンズとはまた違ったよさがあってニコンの物作りの思想が伝わってくるかのようでした。

タイトルとURLをコピーしました