「輪廻のラグランジェ」の試写会へ行ってきました。※第1話の内容について若干触れています。
鴨川市民会館。
2012年1月から放送が始まるTVアニメ「輪廻のラグランジェ」の第1話試写会へ千葉県安房鴨川へやってきました。会場は東京駅から特急で2時間ほどの安房鴨川駅から海岸へ向かって徒歩3分くらいのところにある鴨川市民会館。
ジャージ部がいる!
今のところスタッフのみだそうですが、もしかしたら商品化されるかもしれませんね。
「悪~いけど 待っててくださ~い!」
ホールの入口からできた行列は一時は鴨川市民会館の外まで伸びて最後尾札も。
松戸市・千葉県警察本部の七六先生「STOP!振り込め詐欺ポスター」もきてるー!
2012年第1クールは銚子あたりのアマガミ第2期も始まりますので千葉県はかなりホットになりそうですね!
2012年鴨川が宇宙とつながる。
定員975名の鴨川市民会館のホールを半分ほど仕切って座席を埋め、困っている人を見ると助けずにはいられない鴨川女子高校ジャージ部で日々奮闘する京乃まどかを主人公に鴨川を舞台にしたオリジナルロボットアニメ「輪廻のラグランジェ」第1話の試写会スタート。
脱ぐ!、パイタッチ!、脱ぐ!!
な展開で視聴者をグッと掴まないといけない第1話だけにお色気シーンも若干多め。
普段アニメにはあまり興味のなさそうな地元の鴨川の人も多く来ており、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に来た幼稚園くらいの小さなお友達もいたのに「ぱんつ脱げ!」とか流しちゃって果たして大丈夫だったのかとても心配です。あと、まどかにプロレス技をかけまくる従姉妹・中泉ようこお姉ちゃんの声優さんが能登麻美子さんで能登好きとしては大注目!
試写会の後はスタッフと声優さんのトークイベント。
バンダイビジュアル大河原健プロデューサー
京乃まどか役・石原夏織さん
鈴木利正監督
佐藤竜雄総監督
いずれも3回ほど鴨川に来ているそうで、鴨川の広い空と青い海を特に注目して見てほしく、その中でまどかを始めとするヒロイン3人の個性・成長・友情を丁寧に表現していきたい。中でも石原夏織さんは千葉県出身でまどかと似て明るい性格なので、原作がなくヒントが少ないオリジナルアニメの輪廻のラグランジェではまどかと話すようにキャラクタを作っていきたいというようなお話でした。
なんでもアメリカでも同時に放送されるとか。
日産ジューク・輪廻のラグランジェアートカー。
輪廻のラグランジェではロボットのデザインに自動車会社の日産とタイアップ。スバルの「放課後のプレアデス」や米トヨタの初音ミクCM、最近だと佐藤順一監督の新作はホンダなど自動車会社とのタイアップも珍しくなくなってきました。輪廻のラグランジェでは、女の子が乗るロボット、飛行機から人形へ変形する、というお題に、なんと60人のデザイナーから100以上の応募があり、そこから1つに絞られたそうです。
ジュークはありがちな単なるラッピングカーではなく、輪廻のラグランジェのロボット「ウォクス・アウラ」を意識したアートカーに仕上げ、スタッフや石原夏織さんを乗せて鴨川の町を走ったとか。
全面輪廻のラグランジェを紹介したフリーマガジン「KamoZine」。
行政機関が「輪廻のラグランジェ鴨川推進委委員会」を発足し、その会長さんや鴨川市長も駆けつけ鴨川市総出で輪廻のラグランジェを盛り上げていく体制を作っていくようです。
メインビジュアルに使われている前原横渚海岸。
輪廻のラグランジェ試写会が終わった後はすぐに舞台探訪へ。
鴨川市民会館のすぐそこで、上映後写真を撮っていたら監督たちもやってきて海を眺めていたので思わず話しかけてしまいました。
輪廻のラグランジェで鴨川女子高校のモデルは前原横渚海岸のすぐ近くの文理開成高校。
似ているのはアウトラインくらいでかなりアレンジされています。現役の公共教育機関ですのでくれぐれも不審な行動などとらないようにお願いします。
第1話ではこんな感じの下校風景も。
第1話に出てきたか記憶があいまいですが、KamoZineに載っていた鴨川松島。
砂浜へ降りていく道もありましたがほとんど獣道みたいな感じで、海岸線も含めてアレンジされており完全に同じ構図で撮るのは無理そうです。
魚見塚展望台・女神像。
魚見塚展望台からは鴨川市内が一望でき、女神像・暁風がここのシンボル。鈴木監督にお聞きした話だとリニューアル工事が行われていたようで前は入れなかったようなのですが、きれいになって入れるようになっていました。
輪廻のラグランジェだと魚見塚展望台から飛び立った鳥視点のカットなので角度を合わせることができません。
輪廻のラグランジェの舞台に鴨川が選ばれた理由は、ロボットと飛行機が広い空を飛べ、主人公が走る姿が共存できるというポイントで、空と海の面積が収まりよく描けるそうです。スタッフで話し合う中で、佐藤竜雄総監督が学生時代にハレー彗星を見に来た鴨川へ自然と収束していったそうで、鴨川の広い空を感じたその時の思いがそのまま作品に繋がっているそうです。
作品とその背景が好きで舞台探訪へよく出かけるものの、どうしてそこが舞台として選ばれたのかを聞く機会はなかなかないので貴重なお話を聞いた直後に舞台探訪へ行けたのはこれ以上にない体験となりました。鴨川以外にも千葉県が登場するようなので輪廻のラグランジェに注目していきたいです。