ロサンゼルスから未来ガジェット研究所の世界進出始まる! シュタインズ・ゲート舞台探訪


ロサンゼルス国際空港

シュタインズ・ゲート第9巻に収録されTVアニメの後日談を描いたOVA「横行跋扈のポリオマニア」の舞台探訪にロサンゼルスへ行って来ました。ロサンゼルス国際空港の管制塔やUFOっぽいにも見えるレストランや展望デッキのあるタワがよく再現されています。出発前にダルが「ハワイじゃなくて、エルエーィ!」と言うようにロサンゼルスは「ロス」より「L.A.」と略します。それをアロハシャツを着てハワイアン風なのに通ぶるミスマッチ感はかなり笑えましたね。



アニメ「STEINS;GATE」Blu-ray&DVD Vol.9 特典 『横行跋扈のポリオマニア』 PV- YouTube

鳳凰院凶真はロサンゼルス国際空港に降り立つ


未来ガジェット研究所の世界進出の足がかりとしてロサンゼルスにやってきた岡部たち。まあ、雷ネットの大会に出るフェイリスの金で遊びに来たんですけど。

シュタインズ・ゲート「横行跋扈のポリオマニア」のカットで、入口や奥のエスカレータと階段や上の階なども再現されていますが、これは到着ターミナルじゃなくて出発ターミナル。到着したばかりだというのに岡部たちはいったいどこから出てきたんだ!ということになります。


奥に立体駐車場はありますが国際線ターミナルにはこれと完全に一致するような場所はなかったので国内線ターミナルで撮られた写真を元にしてるのかもしれません。



だいたい同じ感じに。

ちなみに岡部は入国審査で「アイアム マッドサイエンティスト!」と叫んで連行されてしまいますが、日本人ならよっぽどのことがない限り大丈夫でしょう。「What’s the purpose of your visit?」と聞かれたら「さいとしーいんぐ」、「How long are you going to stay?」と聞かれたら「○でいず」と答える、などと緊張しながら脳内で入国審査の練習をしたにも関わらず、気さくに日本語で聞かれて拍子抜けしたこともあります。

ちなみに入国審査の場所は撮影禁止で厳しく注意されますので厳禁です。


ダウンタウン




ロサンゼルスの中心部のダウンタウンへ。

上から見るとクローバーみたいな形をしたウェスティン ボナベンチャ ホテル アンド スイーツ。フェイリスが岡部たちに用意したホテルですが、さすがにホテルくらいは自分たちでどうにかすると断ってしまいます。結構高めなホテルなのでもったいない!












デフォルメされてますが建物はほぼそのまま。


これが作中だと植木がなくてちょっと狭いくらいでしょうか。

ダウンタウンの中でも高層ビルの立ち並ぶオフィス街にあるんですが、訪れたのが日曜日だったせいでほとんど人がおらず、鳳凰院凶真に恐れをなしてみんな逃げたしたのかと思うレベルでした。日本人と違ってアメリカ人はちゃんと休んでるんでしょうかねえ。




U.S.バンクタワー

紅莉栖が泊まるホテルからよく見えるU.S.バンクタワーは、隣に図書館があるのでかつてはライブラリータワーという名前でした。ロサンゼルスで最も高い310.3mで9.11のテロの標的でもあったそうです。ちょうど写真の反対側から見るとシュタインズ・ゲートと同じ角度になるはずですが、同じ景色が見えそうなホテルが見つからなかったので謎です。



モーテル遠すぎだろ、ふざけんな!


岡部たちの予算で紅莉栖が手配したモーテル。

「DEMING MOTEL」とかで検索したらデミングモーテルってところがモデルになっているようで外観や看板がまったく同じでした。ただしロサンゼルスから1000キロくらい離れたニューメキシコのデミングにあるようで「おい、ふざけんな!」って感じだったのでいつか機会があれば泊まりにいきたいですねえ。




自動車旅行者向けの宿泊施設であるモーテル。2階建てが多くて、安くても中は日本のビジネスホテルより広々としてることが多いです。朝食はパンやコーヒーが食べられるコンチネンタルブレックファスト形式が多いので、スーパーで買ったハムやレタスを挟んで食べれば滞在には困りません。


岡部とダルがウホッ!てな感じで1つのベッドで寝ますが、アメリカのモーテルのベッドはだいたいキングサイズなので、よっぽど安い宿だったんでしょうか。

ちなみにアメリカは地域によって治安が悪いところがはっきり分かれているのでLA Lifeなどをよく見て夜はできるだけ出歩かない方がいいです。身の危険を感じることはありませんでしたが、去年ハリウッドのモーテルに泊まったら道端にホームレスがたくさんいたりショップの前で物乞いしてたり、朝にモーテルの中に入ってきて「サプラーイズ!」とか言ってセリフサービスのコーヒー飲んでるのを目にしたので、「ここが自由の国アメリカか」と思わされたりしました。




日本ではほとんど見ないダイエットドクトルペッパーことダイエットドクターペッパーも当たり前のように買えます。ダイエットコーラはあまり好きではありませんが、ダイエットドクターペッパーは普通のドクターペッパーにある薬っぽい味が少なくて飲みやすくてこっちの方が好きかな。



ロサンゼルス・コンベンションセンターでフェイリスの試合を観戦



フェイリスの大会を手伝いにロサンゼルス・コンベンションセンターへ。

「横行跋扈のポリオマニア」に出てくるSTAPLES Censterはロサンゼルス・コンベンションセンターの隣にあり、バスケやアイスホッケーの試合を見に多くの人が訪れます。






ロサンゼルス・コンベンションセンターは、世界最大のゲームショウE3やアニメエキスポが開催されます。





ロサンゼルス・コンベンションセンター内のカフェテリアもほぼそのまま。

寿司やピザなどが売ってますがかなりお高くて「お~い、お茶」が4.25ドルもしたり。時間があるときは外に出て近くのデニーズに行ったりしました。


こちらはどちらかと言えば入口付近の方が近そう。





鈴羽にそっくりな少女を見つけた岡部がタクシーで追いかける。

出入口と階段のカットはそれっぽいところがあったものの、広い会場の外をぐるっと回って車の送迎できそうな場所を探しましたが似ている場所は見つからず。




フリーウェイでAve 26の看板

110号のハーバーフリーウェイをダウンタウンからちょっと北に行ったところに同じような場所がありましたが、シュタインズ・ゲート「横行跋扈のポリオマニア」と同じAvenue26の看板を撮ろうとすると南にダウンタウンへ向かう方向から撮らないといけないので逆向きになって、ラスベガスに行くはずなのに岡部たちはいったいどこへ向かってるんだよ!という感じになります。

先ほどの到着ロビーが出発ロビーのものだったのと同じく、海外での取材が行われたとしても限られた日数で撮られた写真を元に作らないといけないので、アニメで再現された世界の通りに岡部たちの道のりを追えるとは限らないので探すのも結構苦労しますね。



鈴羽似の女を追って車でラスベガスへ



鈴羽に似た人をタクシーで追ってきた岡部は1人荒野に放り出される。

ラスベガスはロサンゼルスから500キロくらいのところにあり、その途中のほとんどは何もない荒野で、低草木がわずかに生えるだけの大地がひたすら続くのを実際に見て驚きました。こんなところで岡部みたいに小銭も尽き、携帯電話も電池切れたら死ぬわ!

まあ、実際は車がトラブルを起こした時のために電話が定期的に設置されているので最悪なんとかなるでしょうが。






車ならラスベガスまで6、7時間くらいで着けます。

もしロサンゼルスから車でラスベガスまで行くなら日本クオリティのサービスのさくらレンタカーで日本車を借りるのが安全でしょうか。日本語も通じますし。




鈴羽似の人を追ってたどり着いたドライブインに描かれているルート66はロサンゼルスとシカゴを結ぶかつての国道で、大陸を横断する大動脈でありポップカルチャーにも多く登場するようで現在でも名前が残れされているところが多いようです。現在のInterstate Highway10と15はラスベガスへ行く途中に通ることになり、休憩所の売店にはルート66のグッズが売っていたりしました。



気軽にロサンゼルスへ行こう!


前に作った資料からだいたいのマップを。

アメリカは英語圏でとりあえず単語を並べればなんとなく通じますし、ロサンゼルスは西海岸で日本からの観光客が多いので気楽に行くことができます。チップ文化がちょっと面倒ですが、マクドナルドや吉野家など日本でも馴染み深くチップのいらないファストフードがたくさんあるので困りません。

SIMフリーのアップル製品も買えるし、ダウンタウンのリトルトーキョーにはアニメショップもありますし、けいおん!が表紙のフリーマガジンを配っていたことも。

航空はANAのマイルを貯めるならシンガポール航空、JALならマレーシア航空が安いです。特にシンガポール航空は機材変更がなければオール2階建てでエコノミーでも若干空間が広く電源もついててサービスは世界一なのでオススメ。





ドライブインやロサンゼルスの通りの場所がよくわかりませんでしたので情報を求めます。


結局、岡部の追った女性は鈴羽ではありませんでしたが、「7年後に会える」という意味深なセリフで「なるほど、そうきたか!」となりましたし、ラストの岡部と紅莉栖の展開もニヤニヤが止まらず大満足でした。今回はシュタインズ・ゲートのBlu-ray第9巻を買う前にたまたまラスベガス行きの予定を組んでたので、去年のアイドルマスター2舞台探訪でハリウッドに行ったのと同じく偶然縁の場所を訪れることができてかなり運がよかったです。「横行跋扈のポリオマニア」が北米Blu-ray/DVDシュタインズ・ゲート Complete SeriesのPart Twoに収録されたらアメリカ人がこぞってロサンゼルスを訪れるようになってほしいところ。

舞台探訪に関するお願い
舞台探訪はマナーを守り節度を持った行動を心がけてください。観光地はもちろん民家の多いところや公共施設では特に他人の迷惑になったり不審に思われる行動はとらないようご注意をお願いします。

ロケ地によっては観光地化されていないところも多く、そこに人が住んでいてそれぞれの生活がある場所を、宗教的なものを彷彿させる「聖地」や「巡礼」と呼んで騒ぎ立てるのは誠に忍びないという思いから、弊サイトでは聖地巡礼という呼び方をせず、舞台探訪、ロケ地巡り、背景訪問、逆ロケハンなどを推奨しています。
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