仙台周辺に住んでいる艦隊これくしょんの提督にぜひ見てほしいのが、仙台の宮城縣護國神社でやっている「大日本帝国海軍 軍艦超精密模型展」で展示されている戦艦・大和などの1/100スケール模型。
伊達政宗の仙台城(青葉城)の本丸があった場所に現在は宮城県を中心とした戦死者を祀る宮城縣護國神社が建てられている。この地は第二次世界大戦まで政府の軍事拠点でもあったとか。
静かな境内から少しわきに入ると英霊顕彰館があるのだが、「日本初!百分の一模型十一艦集結」やら「学校が教えない日本史」やら『旧大日本帝国海軍が世界に誇った 超ド級戦艦「大和」1/100模型展示中』などと急に物々しい雰囲気に。
英霊顕彰館の中は、明治維新から第二次世界大戦までの歴史や仙台空襲の遺物などが展示されていて、「風立ちぬ」の主人公でもある堀越二郎設計の零式艦上戦闘機52型の模型も。訪問した時は連合艦隊司令長官の山本五十六元帥愛用の双眼鏡やプロペラへの揮毫(きごう)も特別展示されていた。
駆逐艦・雪風。
重巡洋艦・利根。
艦これでの配信が延期となった潜水艦の伊19。
特別展示室に入ると100分の1スケールの戦艦・大和、正規空母・飛龍、重巡洋艦・利根、軽巡洋艦・北上、駆逐艦・雪風、重巡洋艦・利根など艦隊これくしょんの艦娘たちのモデルとなった艦の模型もいくつか展示されている。1/100なので263メートルの大和なら2.63メートルとかなり大きめ。写真が一部消滅してしまったのでないものの、飛龍は艦載機も載っていて大和に負けないくらいの迫力。
ちなみに宮城縣護國神社は先ほど書いたように青葉城跡に立っているため、戦国BASARAなどで伊達政宗好きの女性の多くが勘違いして政宗関連の絵馬を奉納してしまうことが問題になったこともある。本来なら伊達政宗のお墓である瑞鳳殿や、政宗を祀る青葉神社、政宗が現在の位置に造営した大崎八幡宮あたりに行くべきだと思うのだが、当の神社が伊達政宗の絵馬を売っていることも原因の1つなのでなんとも言えない。
英霊顕彰館は拝観料300円で50円の割引券も。「大日本帝国海軍 軍艦超精密模型展」の公開期間は不明でしばらくはずっと展示されていると思われる。戦国BASARAから艦隊これくしょんの絵馬ばかりになっても困るが、青葉城跡に護国神社が建っていてその中に戦艦の模型があるという一見不思議な光景を見て歴史を学んでみるのはどうだろうか。