APEC合わせで新築したバリ島のデンパサール国際空港がやっつけすぎてすごい。東京オリンピックもこうならないことを祈る


先日、インドネシアのバリ島に行って来たら、たまたまアジア太平洋経済協力APECの開催直後で、それに合わせてデンパサール国際空港(ンググラライ国際空港)が新しくなったようなので早速新ターミナルを利用してきた。



クアラルンプールからエアアジアを乗り継いでやってきたバリ島。

「APEC INDONESIA 2013」と書かれた横断幕が出迎えてくれた。ちなみにインドネシアに入国する際はビザ代25ドルが必要で日本円でもOKだけど利率は悪い。出国時は150000インドネシア・ルピアかかり、2日間しかいなかったのに合計4000円くらい取られてしまった。



あまりバリ島って感じはしないが入国審査のホールは巨大神殿の中みたいにデカイ柱が天井に伸びてたし、写真の国際線ターミナルの入口もなかなか。

出て左手にある通信会社のXLでSIMが買え、更に進んでいくとタクシー乗り場もある。



クアラルンプールに戻る際、時間が余ったのでインドネシア独立戦争の英雄でお札にもなってるグスティ・ングラライの像も見てきた。

空港の名前にもなっており、しりとりで便利そうな名前。



ターミナルや立体駐車場を上から見るとこんな感じらしい。





なかなかカッコイイではないか。



だが、しかし。

出国手続きが終わって制限エリアに入るとデンパサール国際空港新ターミナルの本当の姿が現れた。まず、案内板でレストラン、カフェ、ショップなどと書かれた矢印の先を見ると壁になっており何もない。



「SHOPPING DELIGHTS ショッピング歓喜


「DEPARTURE 出発この方法


「44 YEARS OF SERVICES サービスの44歳

あらゆる場所が壁で覆われててそこに書かれている英語の日本語訳があまりにもあんまりなので爆笑しそうに。バリ島すごすぎる。



「RELAX & ENJOY リラックスしてお楽しみください」

ちゃんと意味が通るのもあるにはあった。出発ゲートへの通路がこんな感じでずっと壁で覆われており、おそらくショップなどを作る予定がまだ間に合わなかったと思われる。



一応免税店もちゃんとあるがまだホールの2/3くらいで残りは先ほどの壁。



搭乗ゲートの待合所。



航空会社のラウンジ。

インドネシア・ガルーダ航空とその他の航空会社の合同ラウンジの二箇所あったが、どう見ても仮スペースで合同ラウンジの方はかなり狭そうだった。



飲料水がある!と思ったら空っぽでそもそも電源入ってなかった!



まだまだ先があったが通行止めで先に行けないようになっていた。

これから先にちゃんと使われる日は来るのだろうか。



搭乗ゲートの椅子はどこも7割くらい埋まってたが、まだまだ空きはあるのになぜかみんな地べたに座ってて難民っぽさを漂わせている。

搭乗ゲート案内のディスプレイはここ一箇所のみ。乗る予定だったエアアジアの便が遅延で定刻付近までゲートが決まらなかったのでここで座って待ってるのはまだわかるのだが、どこまで行ってもだいたいこんな感じでバリ島に遊びに来る人はみんな地べたが好きなのだろうか。バリ島すごいな。



飲食店はホットドックやサンドイッチなど簡単な食事を売る屋台みたいなのしかない。

それでも2箇所しかないので結構な行列に。



インドネシアではポカリスエットが大人気らしいので買ってみようと思ったらコカ・コーラしかなかった。

日本生まれの「いろはす」は「AdeS」というのね。



女子トイレはそろそろ最後尾札出した方がいい。

トイレももちろん少ないし、あと両替屋もなかった。



ちなみにエアアジアは1時間遅延して搭乗ゲートはまさかの旧ターミナルに。

古い方も入れたのである意味ラッキー。



クレジットカードコール、こんなのあるんだ。

と思った瞬間、ラットみたいなデカいネズミが駆け抜けていった。バリ島すげえな。


国際会議や国際イベントに間に合わせるためにやっつけでインフラを新しくするとこうなるというのをバリ島で目の当たりにできてなかなかの経験に。事前に現地ツアーのガイドの人からも聞いていたがまさかここまでのものとは想像できなかった。日本人は几帳面だから大丈夫だと思うが、東京オリンピック合わせで建設するインフラがこうならないことを祈るばかり。

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