◆艦これ 決戦!鉄底海峡E-5「サーモン海域最深部」クリア出来ませんでした!!
艦隊これくしょんのイベント海域が「運ゲー」と呼ばれたことについて遅ればせながら私的感想を。
艦これの期間限定イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」が敵の攻撃を回避できるかに大きく依存しなおかつ10時間を超える長時間プレイを強いられることに批判が集まり、課金しても状況を劇的に改善できるわけではないので結局は「運ゲー」なんじゃないかという話が先日フランさんやかーずSPのかーずさんなどから出ていた。
艦これは運ゲーなのか
フランさんの構成を見てみると、キラキラMAXもやってて私がクリアした時の構成よりはちゃんと組んでるので確かに運は悪かったと思うが、ハイパーズは一番下に固める、支援艦隊は戦艦4が堅い、などまだやれることがあったのではないかと。例えば初代アイドルマスターのオーディションでも万に一回くらいはCPUに結託されて絶対に勝てない例があるようで、そういう風に運でクリアできない人はいるかもしれないが、艦これの限定海域がクリアできなかった人の多くはまだやれる余地があったんじゃないかと思う。艦これはギャルゲなのか
「艦これは育成ゲームだと思ってた!育成ゲームなのに運が悪いと時間を膨大にかけないとダメってのはどうなの」と言われて、「なるほど!」と思った。3-4や5-3やイベント海域の様子を見て、私は艦これは確率や期待値を計算して臨むシミュレーションゲームだと思っていて捨て艦も平気でやるのでギャルゲ的側面はあまり考えていなかったので。田中プロデューサーのインタビューを見ると「内部の戦闘処理等は、海戦シミュレーションゲームの判定システム並の部分も多々あるのです(フェブリ19号より)」というようなコメントがあって、リアルかどうかは意識してないがゲームとしてかなりガッツリ作ってある模様。実際に、内部処理に関しては多くの謎があり徐々に解明されつつあるものの細かい仕様に対して提督たちから「あーでもない、こーでもない」と未だに議論が尽きないのもシミュレーションゲームが大好きな田中プロデューサーを中心としたデザインがあったからではないかと思う。
シミュレーションゲームかギャルゲかどうかは人それぞれ認識が変わり楽しみ方も違うだろうからどちらかと決める必要もないし議論する意味もない思うが、単純に蓄積したものが結果として簡単に反映されるゲームではないのは確かだろうか。これはアーケード用アイドルマスターがギャルゲっぽく見えるがやり直しできなくてゲームとして結構難しかったのとなんとなく似てるかなあと。
今後どうするのか?
今回のイベントはすり減る資材に緊張しっぱなしで長時間PCの前に張り付いて遊ぶこととなり、これまでにないゲーム体験をすることができて個人的にはよかった。ただし、私はアーケード用アイドルマスターで人が少ないと楽に勝てるからと24時間ゲーセンへ早朝深夜に通い詰めてランキング上位に載せたりするような、ヘタすると生活が崩壊するレベルまで実生活に侵食してくるようなゲームの遊び方が好きなのでかなりの少数派であると思う。こんなのに合わせていたらどうなるかは例えばシューティングゲームの今日までの歴史を見れば明らかである。正直E-4、E-5はきつすぎてこれがイベント事に続いたらプレイヤーの減少は免れないと思うので、今後の調整は何かしら入る可能性は十分ありうると思う。具体的には新艦娘は序盤で手に入るようにして後半ステージは月末上位の人に装備を先行配信してるように装備だけにするなどいくらでも考えられるだろう。ただし田中プロデューサーがガチシミュレーションゲーム好きでなおかつ夜戦好きらしいのでどうなるかは不明だが。他にはゲーム以外のメディアミックスに期待するというのもアリだろう。
サービスそのものを楽しめるかどうかが求められる
近年のゲームはゲームを完成させて世に出したら終わりじゃなくてその後の運営によるサービス業的側面がかなり強くなってきた。なので開始後のサービスやそれによって生まれたムーブメントに対してみんなでワイワイ盛り上がり、例え壁にぶち当たって失敗したり運営さんの対応が後手に回って不満を持ったりしても、そういうマイナス面も含めてプレイヤーとしてゲームを通した体験を楽しめるかどうかが極めて重要になってきたと思う(ただし意見はきちんと言うべき)。艦これの今回のイベントと、先日のアイドルマスターシンデレラガールズのフェスでサーバーに全然繋がらなかったこととその後の対応を体験して改めて認識を強めることとなった。