高知のはりまや橋で乗り換えしようとしたら……うわあ、なんかきた!
「守ろう憲法9条・25条を!!」などと市民団体が路面電車に広告を出して訴える土佐電気鉄道の「平和憲法号」「憲法9条号」が、政治問題に発展する可能性があるとして運行を中止になって話題に(参考)。土佐電気鉄道では他にも萌えラッピング列車を走らせているのだが、存在を全く知らず先週末にたまたま乗りあわせてめっちゃビビった!
はいてない疑惑もありそうな元気いっぱいツインテール女の子。
土佐藩出身の凛とした坂本龍馬。
闘犬で有名な土佐犬に名物のカツオがなかなかかわいらしい。
車や列車などへのラッピングは窓に顔がこないようにするのがセオリーなところ、思いっきり扉の窓に顔がきているが光の加減では透けずに見える塗装になっているようで。
平和憲法号と同じ形式の600形電車。
味のある古い路面電車かと思いきや、運賃表は電光掲示板で液晶広告ディスプレイを備え、支払いはICカード「ですか」が使えるというサイバーっぷり。
その割には、単線区間で衝突しないようにするタブレット交換が妙にアナログでギャップに惹かれる。
土佐電ではかなり古くから電車車体広告他に取り組んでいるようで、塾やパチンコ、公益財団法人のよる人権に啓蒙など様々なラッピング列車を見ることができる。
土佐くろしお鉄道の、すくも の はなちゃん。
阪神タイガース列車。
高知県はラッピング車両の規制が緩いのか全面広告がかなり多い。そして阪神人気に驚く。
四国はアンパンマンに征服されているのでJRもアンパンマンだらけ。
先ほどの萌えラッピング列車は、はりまや橋近くにあるスパリゾート ルーマプラザの広告らしいのだが、女の子のインパクトが強すぎて車内広告も含めて社名やサービスの内容が目立たずぱっと見ではほとんどわからない。調べてみると全面広告は1ヶ月40万円契約1年以上必要なようで。スーパー銭湯に480万円もかけてこんなわかりにくい広告で費用対効果は大丈夫なのだろうか、と心配になって公式サイトを見てみたら、「高知を元気に、明るくしたいと思います。」という力強いメッセージが。マスコットガールの名前はランちゃんだそうで、高知に住んでいる誰もが目にするであろう萌えラッピングのランちゃん電車で高知を元気に明るくしたいという社会貢献の姿勢に思わず胸が熱く。
ちなみに母体のホームラングループはパチンコホールを運営しているようで道理でお金があるわけだと納得。ちなみに平和憲法号のようなボディラッピングは1ヶ月25万円で契約1ヶ月以上なので市民団体の募金やカンパで賄えそうな金額。ランちゃん電車は2013年から走っていたようなので1年でなくなるかどうかはわからないが見たい人は急いだほうがいいかも。
四国には他にも偽新幹線、しまんトロッコ、海洋堂ホビートレインなどユニークな列車が多数。