しまんトロッコ車内掲示のイメージボード
四国の高知県と愛媛県をまたぐ予土線でトロッコ列車の"清流しまんと号"が水戸岡鋭治氏のデザインにより"しまんトロッコ"としてリニューアル。観光列車として有名で日本中で見られるトロッコ列車の多くは客車を改造したものだが、本来貨物に使われる"貨車を改造"した本物のトロッコ列車を走らせて全国にトロッコ列車という名前を普及させたのが清流しまんと号だそうで。
海洋堂のホビー館とかっぱ館からタクシーで20分ほど行った土佐大正駅で待っていると真っ黄色に染まったしまんトロッコがやってきた。
「駅弁ひとり旅」によると、かつて無蓋貨車だったためそれと荷重を示す「トラ」という文字が入っている正真正銘のトロッコ列車。
しかし、こっちの車両まで大改装するお金はなかったみたいで昔のままの素朴な感じ。
清流しまんと号では普通列車として運行されていて、トロッコを開放する区間だけ車両の移動をしていたが、しまんトロッコは全区間全席指定席となっており、トロッコ区間でないところだけの利用でも指定席料金がかかるようになったようで、指定席の番号が振られていた。
ゴミ箱と同乗していたJR四国の人の荷物?にはしまんトロッコのキャラクタとら45000のロゴマークが。
トロッコ車両の中はこんな感じ。雨の日はビニールで覆われる。
しまんトロッコのトロッコは区間外の利用で乗車することができなかったので、かつての清流しまんと号の様子を。
4月から5月に行くと、山から四万十川を挟んで無数の鯉のぼりが天に登っていくようにも見える「鯉のぼりの川渡し」を楽しめてなかなか優雅。
トンネル区間は裸電球にカバーしただけの照明で非常に味のある車内空間になる。スピードはかなりゆっくり走るけど元々貨車だったせいか結構揺れる。
清流しまんと号の記念乗車証やしおり。
地図がボロボロ。
こんな感じでうねるように流れる四万十川を串刺しにするように走っていて頻繁に川の流れる向きが変わる。
比較してみるとほとんど変わっていないことに気がつく。
記念乗車証のポストカードとカード。
清流しまんと号時代は宇和島始発だとトロッコ区間は江崎川から十川駅までわずか2駅間しかなかったが、しまんトロッコでは停車駅が減りトロッコ区間は長くなっているようで。あまりに改造するところが少なくて水戸岡デザイン?という感じだけど雰囲気は味わえ、日本で本物のトロッコ列車に乗れる数少ない貴重な場所となっている。
終点の宇和島で折り返して海洋堂ホビートレインへ。