ゴールデンウィークのピークを外してハワイのホノルルへ。
日本国内線からはジャンボジェットことボーイング747型機は引退したが、国際線では海外キャリアがまだガンガン飛ばしてて大して珍しくもない。ユナイテッド航空も日本と北米への輸送で投入していて去年サンフランシスコ便で利用したがまさかホノルル路線に投入されてるとは思わなかった。
ANAのマイルの加算率が下がってから100%加算されるユナイテッドにつけるようになってプレミアシルバーになったのだが、空港ではシルバーでも優先チェックインカウンタのプレミアアクセスが使えるようで。
もちろんスーパーフライヤーズカード等でスターアライアンスゴールドなら利用できる。
ユナイテッド航空のマイレージプラスプレミア会員は特典として座席間が広いエコノミープラスが無料で利用できる。シルバーは24時間前からチェックイン時にWEBかカウンタで指定できるようになる。ゴールドとシルバーは同伴者1名までアップグレード可。ホノルル路線は有償だと片道90ドルくらいかかるとか。
エコノミープラスはエコノミー区画の前方、非常口座席、各ブロック最前列になっている。
非常口は足元がかなり広いがアームレストが固定なのと窓が真横にはない。
普通のエコノミー席。
横3-4-3列に座席が並びさすがデカイB747-400といった感じ。エコノミー最後方の縦3列は窓側の座席が横3列から2列に減っており窓側席の空間が広い。
見てわかる通り各席にパーソナルモニタはなく、ユナイテッド航空は長距離路線でもサンフランシスコ、シカゴ、ホノルル路線は個別モニタのないB747で運行して格安航空かよ!ってサービスを展開。
エコノミーとエコノミープラス。
リネンに「Economy Plus」と文字が入っている以外に座席間が31インチから34インチになり3インチ(7.5センチ)広く、前の人がマックスでリクライニングしてもまだ余裕がある感じ。リクライニングも1インチ分深いようで。
テーブルにも「Economy Plus」の文字が。
枕とブランケット。
エコノミープラスは座席が広い以外は普通のエコノミーとサービス以外はまったく同じようで、スリッパや歯ブラシなどがもらえるということはなく、いかにも米系らしい簡素なサービス。
・JAL国内線が導入するのと同じユナイテッド航空の機内Wi-Fi 無料でも意外と遊べる
・アイモバiの旅が空から変わる?機内Wi-Fiの中間報告
B747-400は機内Wi-Fiが導入されたので16.99ドル払って繋いでみたり。
夕食のサーモン。
ユナイテッドの飯はほぼ確実に米が焦げてるんだけど、いったいどうやったらこうなるのか。
雑なメリケンの仕事にANAの機内食が恋しくなる。
到着前の朝食。
寝ぼけてオレンジジュースをゼリーと勘違いして思いっきりこぼしてお漏らししたみたいになってしまった。
トイレ。
ワイキキビーチ周辺のホテルとダイヤモンドヘッドが見える。
アメリカではすでに離着陸時の電子機器が解禁されており、米系の航空会社でアメリカに離着陸する時はデジタルカメラでの撮影も可能になった。
ホノルル国際空港に到着。
バスが2台繋がったシャトルで移動させられた。
そして、帰国するために再び国際ターミナルへ。
公共交通のTHE BUSで降りるところを間違えたらしく、米系以外の航空会社が集まるところに出てしまい端っこのユナイテッド航空のカウンタまでかなり歩くハメになった。
保安検査は優先レーンのGOLD LANEが使用できた。
通常の列はかなり並んでいたがリゾートだけあって上級会員が少ないのか並ばずにあっという間に通過。ラウンジのユナイテッドクラブで朝食。
ホノルル国際空港や真珠湾を眺めながら離陸。
どうも機長操縦室の不具合で2時間くらい離陸が遅れたようだが、座席で完全に寝ていたので30分くらいにしか感じなかった。
それにしても、離陸時からお兄ちゃんがすでに思いっきり横になってるんだが大丈夫なのか。
注意しないユナイテッド雑すぎるだろ……。
昼食のチキンと朝食。
間食としてプレッチェルをもらいに行ったら何もないと言われてしまった。結局昼食で余ったチョコクッキーをもらったが、前のサンフランシスコ便だとあったプレッチェルがなくなったのはホノルル路線だからなのか全体的になくなったのかよくわからず。
ビジネスクラスはこんな感じ。
日本ではありえないけど欧米の鉄道座席に向かい合わせが多いのと似たようなものなのか、後ろ向きに座る席があるので驚く。
ファーストクラス。
往路は全席埋まってたっぽく未使用の席が見当たらなかった。ビジネスユースの少ないホノルル路線でファーストとは景気のいい話。
費用は5月の閑散期だったので搭乗2週間くらい前に89800円で予約(クラスL)。区間マイル3,818の25%増しで往復で9544マイルを獲得。航空券は、スカイスキャナーで料金比較して航空会社公式サイトから買うか、予約サブクラス(ブッキングクラス)の表示が可能なエクスペディアや、クーポン割引やキャッシュバックを定期的にやるサプライスなどで。
往路は一応ゴールデンウィーク中だったのでかなり混雑していたが、ビジネスでの利用が少ないリゾート路線で上級会員が少ないからかエコノミープラスに座っている人はそれほどおらず、1人モノなら3席または4席を独占して横になって寝られるエコノミーファースト状態で移動できてかなり楽だった。座席間はほんの3インチ空間が広いだけだが、それ以上に周囲に人が少ないというメリットの方がかなり大きいということに気がついた。
ANAのプレミアムエコノミーと比べると座席やサービスは雲泥の差だが、もし座席が独占できれば長距離の移動ならエコノミー3席で横になった方が楽なので、ANAのブロンズ相当のプレミアシルバーでこの空間が手に入るのはかなりありがたい。