京アニへの黙祷・募金も行われた香港クリエイティブパラダイス→コミケ4日開催を超える5日間×10時間という地獄じゃ…
2019年7月19-23日に香港のアニメ・マンガ・ゲームのコンベンションであるACGHK2019内で開催されたクリエイティブパラダイス06に出展。
クリエイティブパラダイス06の初日開場前には京都アニメーション放火殺人事件の黙祷が行われ、会場内では募金活動が行われた。
5日間で287415.70香港ドル、106251日本円、1006人民元など合計296225.83香港ドル相当の募金が行われ、日本円で400万円相当が集まったそうだ。
香港のクリエイティブパラダイスも中国のイベントと同じくフルカラーのカタログとなっている。
クリエイティブパラダイスはコミックマーケットの理念に則り、サークルカットもコミケと同じサイズとなっている。
サークルチケットに相当する出展者パスは複数人での使い回しを防止するために入場するたびにスタンプを押すのだが、全部で20回分あるので防止効果はあまりなさそう。
イベント期間中はかなり混雑するが、香港人は朝が弱いので午後にならないと人が増えない。
2017年のクリエイティブパラダイス04に参加した時はACGHKの上の会場を単独で借りていたが、2019年ではお金がなくなったのかACGHKの端を借りて運営するような形となっていた。
クリエイティブパラダイスとACGHKの会場はそのまま繋がっていて、ゲームやアニメなどの企業が多数出展していた。
時期が時期だけにこういう展示も。
7月28日(日)は香港島でもデモが開催され、デモ隊の一部がACGHK会場内に入ってきた話を聞いたけど特に混乱はなく。
サークルのブースは120cm×45cmだったと思うけど、隣の日本サークルが香港の治安を心配して欠席したのでもう1つ隣のサークルと折半して使わせてもらうことができた。
コスプレイヤーさんや企業プロモーションのコスプレ。
会場は香港島の香港コンベンション&エキシビジョンセンター(HKCEC)で帰宅時は大変よい雰囲気となる。
かつてACGHKが4日間開催の時代には香港クリエイティブパラダイスは3日間開催だったが、ACGHKが5日間になったのに合わせてクリエイティブパラダイスも5日間開催となった。1日の開催時間はコンベンションであるACGHKと同じく朝10時から夜20時までの10時間なので、合計50時間出展となり狂気の沙汰と言える。
3日間×10時間の時代でも地元の香港人から「翌日有給使って休まないと無理!」などという声が少なくなかったので、さすがに5日間開催となってからは金土と日月火の2日間と3日間から選べ、両者の出展料は同じで5日間フル参加も可能という方式になっていた。例年であれば夏コミの原稿追い込みシーズンとなる7月末開催で、出展料は1日あたり1万円前後となり、距離的には香港は近いものの日本からの参加ハードルは極めて高いイベントの1つであると言える。
ちなみに、2020年は7月24-26日の1日11時間と7月27日の1日10時間で「ACGHK同人区」という名前で開催されるようだ。