山形空港は800円で乗り合いタクシーに乗って目的地までダイレクトにアクセスできるすばらしい空港だ。
山形県は「おいしい山形空港」と「おいしい庄内空港」の2つのおいしい空港が存在する。
山形県の特産品であるサクランボを使った愛称が多数応募されたにも関わらず「おいしい山形空港」にしちゃったセンスはとってもクールでおいしい。
この山形空港はJALとFDAしか就航しておらず、ANAなどスターアライアンスのマイレージをメインで使っているとなかなか利用する機会がない憧れの空港だった。
2021年3月に開催された国内航空券タイムセールでJALの羽田-山形がスーパー先得で5290円になっており、またとない機会だと思って予約。
例のタワマン
ANAでは運行されていないエンブラエルE190に乗り、田んぼの中にぽつんとそびえる超高層マンション スカイタワー41を見下ろすこともできてフライトは大満足。
航空便は羽田7:10→山形8:10のJAL175便で、山形空港は朝8時からしか降りられないようなので絶対に早着することはないというのも珍しい体験だった。
山形空港かぶりつきのラブホテルも存在するのでいつか泊まってみたい！
空港ライナー(山形市外)
山形空港から先へは自治体の補助金による乗り合いタクシーで東根、天童、村山、寒河江、河北を結んでいる。
山形新幹線停車駅のさくらんぼ東根駅まではワンコイン500円で、それ以外は800円となる。前日の17時までに予約する必要があるものの先に航空券を取ってるだろうから特に問題はないだろう(さくらんぼ東根駅のみ1時間前まで)。
利用した寒河江(さがえ)の中央タクシーは支払いにPayPayとd払いが使用可能だったが、現金でないと領収書が出せないと言われてしまったのでちょっとめんどくさい。
乗り合いなので見知らぬ人と同乗することになるが、空港からタクシーに乗って対応エリアなら好きなところまで連れてってくれる。利用した時の同乗者は1人で先に寒河江付近の自宅まで送ってもらっていたようだ。自宅から空港まで800円でタクシーで行けるのはとてもうらやましい。
山形空港からタクシーで向かった先は……
トルコ
めっちゃ古そうなポスターが最高だった！
オープンの朝9時前だったけど開けてくれて、山形県産サクランボ入りというトルコアイスのドンドルマンを買って店内でいただいた。海外に思うように行けない今の時代に山形でトルコを満喫！
チェリーランド(道の駅寒河江)
道の駅寒河江に隣接するトルコ館を見て「何だこの怪しい建物は？」と思ったら、サクランボはトルコが原種で、シルクロード及びヨーロッパとアメリカ大陸を経て日本に到達した展示などを見て納得できた。残念ながらサクランボはとっくにシーズンオフだったのだけど。
羽前高松駅。
チェリーランドからは徒歩2キロメートルくらいの羽前高松駅まで歩いて左沢線を乗り潰すために周辺の左沢へ向かった。
山形空港シャトル。
ちなみに、山形市内へは山形空港シャトルが980円で走っている。
タクシーで近隣の都市へ800円で行け、銀山温泉へも1000円のバスで行けるので山形市内に980円は少し割高な気がする。
前述の空港ライナー(山形市外)でさくらんぼ東根駅へ行き、JRで山形駅まで行った場合は500 + 420 = 920円となる。山形空港からさくらんぼ東根駅までは3.3キロメートルあるので徒歩はオススメできない。山形空港のターミナルを東側に建設しておけばJR神町駅まで徒歩で行ける距離なので本当にもったいない気がする。
山形は山形新幹線で東京まで2時間半で行けてしまうし、仙台空港まで車で1時間ちょいで行けてしまうので、山形空港は東北にありがちないらない空港の1つというわけだ。そのため、利用促進で近隣の自治体が補助金を出してくれるおかげで800円でタクシーに乗ってダイレクトに目的地にアクセスできるのが山形空港の最大の魅力と言えるだろう。山形空港を利用する際は山形市内へのバスより安い乗り合いタクシーを利用して周遊しよう！
