【サントリーニ島→ミコノス島→アテネ・ピレウス】ギリシャ・エーゲ海の島をフェリーSeajetsとFastFerriesで周遊


ギリシャのエーゲ海に浮かぶ島のうち人気のサントリーニ島とミコノス島を巡ってアテネ・ピレウス港へ。SeajetsとFast Ferriesという2社のフェリーを使った。


フェリーのダイヤや料金


サントリーニ島・イア地区の夕焼け。

朝04:40ローマ→07:50サントリーニ島のブエリング航空を使って1日サントリーニ島を観光し、翌朝はミコノス島へ。

ミコノス島は安いホテルが見つからなかったのと、3時間くらいあれば旧市街のミコノスタウンを回れることに気がついたので、1日でサントリーニ島→ミコノス島→アテネ・ピレウス島と周遊してアテネの安ホテルに滞在することにした。

  • 10:40サントリーニ島→13:25ミコノス島ニューポート
  • 18:05ミコノス島ニューポート→21:45アテネ・ピレウス港
1本目がSeajetsで66.8ユーロ、2つ目のフェリーがFast Ferriesという会社で50ユーロだった。

ギリシャの物価から考えるとかなり高かったけど、バカンスシーズンの終わりがけだったので仕方がない。島を周遊するフェリーは4月から10月といった夏期にしか運行されないので、できるだけピークを外してフェリーやLCCや宿が安く利用できるシーズンに行くよう計画を立てた方がよいだろう。特にサントリーニ島のイアの夕暮れは混雑するし。

Seajetsはチケットを「印刷しろ!」と書いてあったような気がしたので宿で印刷してもらおうとしたが、デスクがオープンする8時間になっても来ず、8時30分くらいになってやっと印刷できた。ギリシャ時間には気をつけよう!しかし、どちらの会社のPDFもQRコードがあるため印刷しなくてもスマホ画面を見せれば乗れそうだった。


サントリーニ島→ミコノス島 Seajets


サントリーニ島の中心部ティラのバスターミナルからAthinios Ferry Portへのバスはなかなかの絶景。

ティラ・バスターミナルから港へは30分くらいで、「10:40のフェリーだと10時のバスでギリギリ間に合うのでは?」と思って聞いてみたら「9時発に乗れ」と言われてしまったので、その通りにしたらかなり時間を持て余してしまった。間に合わなかった時は自己責任になるが、10時のバスで10:40のフェリーは間に合うようだった。



サントリーニ島のフェリーポートの待合室。



フェリーチケットやツアーデスクなどはこちらで受け付けているようだった。



SeaJetsのスーパーライナー号。波が緩やかそうな地中海とはいえ絶海の孤島なのでフェリーがめっちゃ揺れてる。

乗船前に警察か検疫によるワクチンパスポートのチェックがあった。しかし、SeaJetsのチケットチェックはザルすぎて無賃乗車できそうで「ギリシャっぽいなー」と思った。



高速船ながら車が積載できるタイプ。

スーツケースなど荷物は乗り降りする一番下の階層に置いておくようだった。




エコノミー(シルバー)の座席。

座席は一応指定されているが空いていたので好きなところに座ってもよい感じだった。



後方がボックス席になっており、写真右の2人がけの席に座ることにした。



SeaJetsのフェリーは外に出ることができなかったが、後方斜めの窓は塩で汚れずそこそこきれいだった。



売店もあったけど、サントリーニ島で買ったギリシャ料理の缶詰を食って3時間をしのいだ。

途中、ナクソス島とパロス島に寄ってミコノス島に到着。


ミコノス島ニューポート→ファブリカ→空港→ニューポートのバス


ミコノス島ニューポートのバス時刻表。

バスは旧市街ミコノスタウンの南にあるファブリカ(FABRIKA)→空港→ニューポート→ファブリカという感じにぐるぐる回るらしく、ダイヤは30分ごと。フェリーはほぼ定刻でミコノス島のニューポートに到着したが、13:30のバスにギリギリ乗れずほぼ30分待つことになってしまった。タクシーもそれほど多くなく、誰かと交渉して相乗りでミコノスタウンまで行けないかと考えているうちにタクシーが来なくなった。



オールドポートなど別の場所へ行くバスの時刻表。



バスの車内はこのような感じで現金のみ使える。



ファブリカのバスターミナル。ファブリカから乗る場合はチケット売り場で切符を買う必要があった。



ミコノスタウンの粉挽き小屋。


ミコノス島ニューポート→アテネ・ピレウス港 Fast Ferries


ショッピングモールだと思ったらミコノス空港だった。

3時間弱ミコノスタウンを周遊し、ファブリカからニューポート行きのバスに乗車。



ニューポートに到着。ニューポートのフェリーチケットはこの小屋で買えるっぽい。

Fast Ferriesのチケットはどこを見ても発着がニューポートなのかオールドポートなのか書いてなくてとても不安だったけど、ここで聞いたらニューポートであっているらしい。



今回は利用しなかったGolden Star Ferres。



Fast Ferriesのサンダー号が到着。



左から車、右側から歩行者が乗り込むのはSeaJetsと共通。

Fast Ferriesの乗船券チェックはSeaJetsと比べるとちゃんとやっていた。



指定された席についたらコロナ対応でブロックされていた!

仕方なく隣の席についたものの、ギリシャというはシステムのつくりも雑だった。そりゃ国民がみんなこんな感じだから経済危機にもなるよなあ。



Cタイプの電源コンセントも利用することができる。

Wi-Fiはエコノミー席だとSeaJetsとFast Ferriesのどちらも有料だったと思う。携帯電話の電波も海上では入らないので寝るか景色を見るしかない。



座席の近くに荷物棚があったので、荷物は目の前にないと不安になる人も安心。



VIPエリアもある。



Fast Ferriesのサンダー号は出入港時のみ屋上デッキに出ることができた。



途中、シロス島に立ち寄る。

エーゲ海は島々によって個性が全然違うようなので他の島も巡ってみたくなる。


ピレウス港からアテネ中心部へは地下鉄M1線


4時間近く乗船してアテネ・ピレウス港に到着!



ノリで株を買ったら絶賛含み損中のノルウェージャン・クルーズラインじゃないか!初めてみた!



無事に下船!



港から700メートルくらい歩くと地下鉄M1線のピレウス駅があり、クレジットカード決済でチケットを購入することもできる。

落書きだらけの車両に乗ってアテネ中心部の安宿を目指した。

アテネから島々へはエーゲ航空、オリンピック航空、スカイエクスプレスの3社があるもののバカンスシーズンのため片道1万円前後し、一番安いスカイエクスプレスは遅延が多く評判が悪すぎたので、今回はフェリーを乗り継いでみたわけだ。ミコノス島での滞在時間は5時間くらいあれば旧市街を3時間くらい回れるので、アテネから日帰りしようと思えば行くことも可能だとわかったのは成果だった。

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