ポーランドの旧都クラクフからオーストリアのウィーンまでワルシャワ発の夜行列車ユーロナイト407を利用した(2021年9月)。
クラクフ中央駅からウィーン中央駅への移動は通常の列車で6時間くらい。
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クラクフ中央駅からユーロナイト407に乗車
ヨルのクラクフ中央駅((Krakow Glowny)。
コロナ禍でもヨーロッパ内の人の行き来は活発で、駅構内は夜行列車を待つ人で混雑していた。
ウクライナとロシアの戦争直後はこのクラクフ中央駅にも難民が溢れていたかもしれない。
別の列車だが、機関車はおそらく同じ。
乗車することになったユーロナイト407は最初は30分くらいの遅延だったが、見る見るうちに延びて2時間遅延となってしまった。このあたりは実にヨーロッパらしい。
本当に列車は来るのか、入線ホームは間違っていないか不安になりながら列車をただ待つことしかできなかった。
ポーランド国鉄PKP。
ワルシャワ中央駅とウィーン中央駅を結ぶこの列車にはポーランドを代表する音楽家「ショパン/CHOPIN」の愛称がつけられている。
UN 407: ワルシャワ中央駅19:31→クラクフ中央駅22:32→ウィーン中央駅07:00
ワルシャワからハンガリーのブダペストへ行く列車と併結され、途中にチェコを通過していく。
国際夜行列車なので列車番号はユーロナイトENのはすだが、表記によってはオーストリア国鉄の夜行列車ナイトジェットNJだったり、インターシティICだったりしてよくわからん。ポーランドではICとして走って、チェコとオーストリアはNJとして走るようだ。
料金は特に割引を使うことが出来ず、OBBアプリを使って予約し179ユーロもかかってしまった。
ユーロナイト406/407の客車
座席車両 6人がけのボックス席
よくある6人がけのボックス席。
ドアを閉めると個室状態になるので、他に客が誰もいなければ横になって寝られそうだが、足の長い白人と一緒になって膝を突き合わせるのは地獄そう。
4人部屋 簡易寝台クシェット
4人部屋クシェット。
ドアを閉めれば一応鍵をかけて個室にできるようだ。他に6人部屋のクシェットもあるはず。
1~2人寝台個室
シャワーなしの1~2人用個室。
シャワーはないものの洗面台はついている。
トイレ洗面台
子供の着替えにも対応した今風のトイレと洗面台。
シャワー付き1~2人寝台個室
シャワー付きの1~2人用寝台個室。
2人で使う時は上段を引き出して使う夜行列車でよくあるスタイル。
上段に上がる時に使うハシゴ。
下段を引き起こすと座席モードになるようだ。
テレビとDVDプレイヤーがセットされていたが古めかしい。ヨーロッパは日本とDVDのリージョンコードが同じなので持ち込めば見られる?
個室内にあるシャワーとトイレ。
残念ながらシャワーは使用中止になっていた。寝台列車内には共有のシャワーもあるものの、疲れていたのでそのまま寝てしまって利用する機会を逃してしまった。せっかくいい思いができると思ったのに本当に金返せ!
寝台個室の朝食サービス
個室利用者には水とオレンジジュースのペットボトル、チョコレート、パンがもらえる。
翌朝になると車掌がドアを叩いて紅茶のパックとお湯を持ってくる。
新型コロナウイルスによって、お手拭きだけじゃなくて消毒用アルコールも追加されていた。
2時間遅延を回復してウィーン中央駅に到着
近未来的なウィーン中央駅(Wien Hbf)に到着。
夜行列車によっては終着駅で車内待機してしばらく寝ることも可能だが、ユーロナイトにそんな時間はなくウィーンに着くとさっさとホームから引き上げてしまった。
クラクフ到着時は2時間遅れていたのに、ダイヤは相当余裕があるようで到着は定刻の7時に回復していた。
乗車時間を2時間損してしまったことになるので、夜行列車はできるだけ始発駅から乗った方がよい。個室のシャワーも使えなくて踏んだり蹴ったりだったが、今となっては貴重な体験となった。
寝台利用者はラウンジ利用可能
ウィーン中央駅のOBBラウンジ。
オーストリア国鉄では一等車両に乗る人は主要駅のラウンジを利用することができ、しかも到着時でも利用することができる。
ユーロナイトで寝台個室を利用した時はウィーン中央駅、Wien Meidling駅のOBBラウンジ、ワルシャワ中央駅ではStrefaVIPラウンジを利用することができる。
お菓子を食べて朝食くらいにはなるのでとても便利だ。
ちなみに、ユーロナイトはシャワー付き個室でも二等扱いらしく、二等の乗り放題レールパスでもシャワー付き個室を追加料金だけで利用できるようだ。オーストリア国鉄は夜行列車のネットワークを拡充しつつあるので積極的に使っていきたい。
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