ワークマンで買えるシャツやジャケットのうち、暑さに強くホテルの手洗い・部屋干しで簡単に乾き限界旅に使える商品など、便利だったものとダメだったものを紹介。
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アイスアシスト 半袖ポロシャツ
放熱冷感をうたいワークマンの夏の定番と言えるアイスアシスト。
長袖や襟なしの半袖など様々なタイプがあり、写真は、半袖で胸ポケット、襟のある780円の放熱冷感半袖ポロシャツ。
襟と胸ポケットがありいざとなったら「正装!」と言い張れるアロハシャツを私は長年夏に来ていたものの、綿100%の服は汗は吸うけど全然乾かず肌にはりつく欠点があった。
アイスアシストの服に変えてから体感温度は1~2度くらい下がったような気がするので、電気料金が高止まりする中でエアコンの使用を抑えることもできるので、綿の服を未だに来ている人は全部捨ててワークマンに買い替えよう。
ホテルの洗面所で手洗いし、絞って部屋干しすれば翌朝には乾いている優れもので、アフリカでは1ヶ月毎日部屋で洗って滞在中ずっとこれを着ていた。写真右がそのシャツでだいぶ黒ずんだけど、ほつれもほとんどなくまだ着られそう。室温20度あれば確実に乾き、冬は必要に応じてバスタオルで水分を取った方がいいかも。
夏の普段着、スポーツ、限界旅まで何でも使える。余計なデザインを入れてかえってダサくなるのがワークマンではありがちだけど、このシャツのデザインはシンプルであることも大きな利点だろう。
しかし、2023年モデルでは放熱冷感半袖ポロシャツと580円の放熱冷感ポケット付き長袖Tシャツは写真のインディゴ色が廃版となり、いかにも作業着っぽい単色しかなくなってしまった。インディゴがあるのは499円の放熱冷感半袖Tシャツのみ。青白のコントラストは汚れも目立ちにくいので少し高くてもいいから復活させてほしい。
フィールドコア AERO STRETCH 超軽量ワークシャツ
フィールドコアブランドの超軽量ワークシャツ。
写真の通り強い光に当てると透けてしまうのが欠点。
税込1500円のところ980円で入手した。
「驚くほど軽い空気のようなストレッチシャツ」というキャッチコピーの通り、Lサイズで約110グラムしかない。
上で紹介したアイスアシストは160グラムくらいなので驚異的な軽さ。
首周りが汗ではりつくのを防ぐために黒いメッシュがつけられている。
デカいロゴがクソほど邪魔なので黒いメッシュごと外して軽量化した方がいいのでは?
6インチ以下スマホが入れられる胸ポケットはファスナー付きで開くとピロっと黒い輪っかが出てくる。
落下防止用にくくりつけるためについているものなのだろうけど、注意書きにあるようにあまり重いものを入れられないので不要なのでは?
更に、この超軽量ワークシャツは針穴程度なら自動修復するリペアテック仕様らしいのだが、ジャケットならともかくどうせワークマンのシャツなんて1~2シーズンで使い潰すものなのでいらないと思う。
あくまで個人の感想だが、超軽量をうたっているのにワークシャツとはいえ余計な機能をつけた分だけ重くなりコンセプトがブレているので、軽量を追求するならそこに特化した商品を作るべきだと思う。
まるで服を着ていないような軽さはあるものの、着心地もアイスアシストのシャツほどよくはないので、「荷物はできるだけ減らしたいけどあと1枚予備で持っていく服」としてならオススメできる。
Find-Out MOVE ACTIVE CYCLE ジャケット
Find-Outブランドで自転車乗り用のムーブアクティブサイクルジャケット。
ワークマンの別のジャケットを2~3年で着ていたところ、外側の雨を弾く能力は完全に失われたもののまだ防風ではまだ着られると思っていたら内側がボロボロになってしまった。
数シーズンで使い捨てていく、いかにもワークマンっぽい劣化っぷりだったので大人しく買い替え候補を探したところ、サイクルジャケットが2900円から1900円になっているのを発見したので試してみたわけである。
後ろ側はこのようになっている。
背中がダンゴムシみたいでダサいけど通気性を重視したデザインになので仕方ない。
「後ろのポケットはいったい何に使うんだ?」と思ったら、めっちゃ便利じゃないか!
これらは自転車のチューブなどを入れるために使うものらしい。普段使いや限界旅だと入れたものを落としそうなので使い所はほとんどないので悩ましいところ。
ただし、前のポケットも大きめで「地球の歩き方」がスッポリ入るのは非常に便利だった。
自転車用に手首から拳を覆うサムホールがついている。
このサムホールがあっても普段使いや限界旅だと手袋をしないと結局寒いので中途半端な存在になってしまった。着る時に若干面倒なのでカットしてしまおうかと思ったほど。
あくまでガチのサイクリスト向け商品なので普段使いや限界旅にはオススメしにくい。
とりあえず、サイクルジャケットがどんなものか安く試せて、メキシコでも2週間を問題なく過ごすことができたので満足した。秋~冬の商品入れ替えの時期に値下げした見切り品として大量に並べられるのでその時に買うのがオススメ(ワークマン女子などショッピングモールに入る直営店では見切り品の販売はないので注意)。
このジャケットはアパホテル全国スタンプラリー中に倉敷でに置き忘れてしまい、「料金を振り込むからなんとか安い日本郵便の元払いで送ってもらえないか」と電話したけど「お高いヤマト運輸の着払いしか無理」と言われたので、法律で規定されている保管期間3ヶ月間悩んだ末に、破棄して次に紹介するジャケットを新しく購入することにした。
フィールドコア リペアテック M65タイプジャケット
フィールドコアブランドのM65タイプジャケット。
「M65って何だ?」と思ったら1965年の米軍ミリタリージャケットをイメージしたものらしい。
左胸にボタン式ポケット、右胸にファスナー式ポケット、左右の下に大きなボタン式ポケットと横に小さなポケットがついていて、無駄に収納数が多い。
裏面。写真のホワイトバランス調整に失敗して色味が変わってしまったけど実際はもっと濃い緑色。
定価2500円のものを1500円で購入した。
Lサイズで255グラムをうたっておりジャケットとしては軽量。「地球の歩き方」が入る大きいポケットがあり軽量なジャケットって選択肢がとても限られるのですばらしい。
撥水性はあるけど水は結局すぐに染みてしまう。雨は折りたたみ傘と携帯用使い捨てレインポンチョでなんとかすればいいので耐水性能は諦めることにした。
ジャケットとしては軽いものの素材が薄くて柔らかめなので耐寒性も低そうなのがネック。ただし、室内でそのまま着ていても違和感ないし、卵型袋に収納してカバンに入れることができるので春秋用としてあまり寒くない場所に行く時に使うのがオススメとなる。あとはネットに入れて洗濯機で洗いやすい。
このM65ジャケットもリペアテックらしいのだが、何度も言うようにワークマンは数シーズンの使い捨てなのでどうでもいい要素。
内側の首元収納がこのM65ジャケットの最大のポイントだろう(この服を畳んで収納するための袋だと思う)。
治安の悪い南アフリカ共和国を歩く時はここにクレジットカードを入れてずっと歩いていた。財布に最低限の現金、腹巻きにスマホアプリで凍結できるデビットカードRevolut、そしてM65ジャケットの中にクレジットカードといった多段構えで対策するわけだ。集団の首絞め強盗に万が一遭ってしまってもジャケットの内側まではたぶん気が付かれないのではないかと思う。
幸いなことにアフリカ滞在中は暴漢に一度も襲われなかったのでこの機能を実戦で試す機会は訪れなかった。
問題点としてはこの首元収納はファスナー式ではないので何かの拍子に中身を落とすかもしれないところ(服自体を収納する袋なので当然か)。心配な時は小さな袋に入れてタグ付近についているオレンジ色の輪っかに固定すれば安心だろう。
服自体を収納するための機能が思わぬところで限界旅に使える要素となり、ワークマン本当にありがとう!愛してる!
買ってはダメ!使えなかった服 S-THREE半袖ポロシャツ
S-THREEブランドの襟とポケットありのポロシャツを見切り品380円で購入。
胸ポケットはボタンと首元近くにファスナーがついている珍しいタイプ。正直使いにくい。
これはワークマン店内で購入したものだが、タグを見るとワークマンのブランドではなく東海ニット工業組合の商品らしい。他には吸水速乾と書かれていたがアイスアシストや他のドライメッシュシャツと比較して明らかに暑かったので買ってはダメな商品だ。おそらくゴルフウェアを想定して作られたものなので仕方ないが、こんなのを着て東南アジアにでも行ったら暑くて耐えられないだろう。
ワークマンはオリジナルブランド以外の商品も取り扱っているため、他社のダメな商品を買わないように十分な注意が必要となる。