ゲーマー力が試される世界初のインベーダー筐体型電子ブックリーダーが登場! Make: Tokyo Meeting 06


東京工業大学で11月20日から2日間開催の「Make: Tokyo Meeting 06」に行ってきました。

個人や企業が作成した電子工作などの独創的な展示物が数多く見られるこの「Make: Tokyo Meeting 06」で特に気になったのが、ニコ生企画放送局で公開されていた「ぼくの考えた電子書籍展」。その中で入口付近にあって度肝を抜かれたのが、ゲームセンターで昔懐かしのテーブル筐体型電子ブックリーダー「アーケードブック」。




「なんだ、筐体に電子ブックを映してるだけか」と思っていたら、何やらレバーやショットボタンの操作案内があり、






なんと、インベーダーを倒すごとにテキストが!

レバーとボタンでインベーダーゲームを遊ぶと、夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭が少しずつ表示されていきました。これでゲームばかり遊んでいても、同時に純文学を楽しめるということでお母さんにも怒られませんね!それにしてもゲームを遊びながらテキストも読まないといけないため、非常にゲーマー力のためされる電子ブックリーダーではないかと思います。

ちなみに筐体はアーケードゲーム博物館計画から提供されたものだそうです。





他には、本に印刷されたバーコードを読み取るごとにモニタに単語が表示されていくというものも。これもある意味電子書籍なのか。

すごく分厚い本に仕上がっており、印刷会社に3回くらいこれでいいのか確認されたそうでです。「デジタルデータを恒久的に残すのは難しい。だからあえて書籍という形にした!」という本末転倒っぷりに、この人は頭がおかしいんじゃないかと思いました(褒め言葉です)。これも逆転の発想というやつなのでしょうか。




「ママが来た!」



パソコンでえっちなサイトを見ている時に突然ママに襲撃されても、それを自動で感知して瞬時に太宰治の「人間失格」に切り替えるというもの。

先日、Xbox360「ぎゃる☆がん」でママキタ画面というのが話題になりましたがそれと似たような機能ですね。電子書籍以外でも有事に備えてほしいです。




「メロスと一緒に走れあなた」


ポケットにマウスを入れた状態で走ると、パソコンやiPhoneに入った「走れメロス」のテキストがだんだん流れていくというもの。

アニメを見ながら踏み台昇降運動するアニメダイエットが一時期流行ったので、ライトノベルを入れて走りながら読むライトノベルダイエットをやったら爆発的に普及するんじゃないでしょうか。




「トイレット電子書籍」

「いつでもどこでも電子書籍を読んでいたい。それはトイレであっても同じだ。だがしかし、その手でiPadは触りたくないのでどうしたものか」




そこから生まれたのがトイレットペーパーを回すとテキストが送れる実に画期的なシステム!




これから電子書籍がもたらす未来にワクワクせずにはいられない展示でした。

続きで7つめの電子書籍

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