Clink78
物価がくそみそに高くてホテルも東京と比較してかなり高いイギリス・ロンドンでは、ドミトリー形式のユースホステル、ゲストハウス、B&B(Bed and Breakfast)などにお世話になる人が多いと思うけど、先日泊まってきたClink78がかなり面白かったで紹介。
フロント
テレビルーム
Clink78は19世紀の裁判所を改装してオープンしたホステル。木製の壁や窓のある天井など古い建物の特徴を生かしつつ今っぽくモダンな感じにデザインされてる。
パソコンルーム
裁判長席でPCを触ることもできる。
廊下は木の床に原色系というか北欧デザインみたいな色使いでオサレ。
裁判所時代の独房もそのまま客室に改造して使われている。
重厚な扉に、中はさすがに見えないけど覗き窓もそのまま残ってる。
できれば独房に泊まりたかったんだけど個室で高くてしかも空きがなかったのでまた機会があれば泊まってみたい。多分これが独房内の写真でトイレは封鎖されてるけどそのまま残されてるっぽいので収容されてる気分が味わえるかも。
シリアルなどの朝食は無料だけど朝7時からなので5時起きではありつけず。キッチンも自由に使えるようなので「冷蔵庫に入れるものには名前を書け」とか注意書きを読めばOK。
バーが併設されてて夜はめっちゃ盛り上がってる。
MAGNERS
アイドルマスターシンデレラガールズでイギリス出身のケイトが飲んでいたMAKYUNERSならぬ洋ナシのお酒・MAGNERSが3.7英ポンド。フタだけとって瓶のまま飲むのが英国スタイル。安いのか高いのかよくわからないけどイギリスのバーでとりあえずケイトと同じ酒を飲むという目的を達成。
600mlくらいあって飲めないこともないけど疲れてて翌日に差し障りそうだったので、大半を残して談笑してた白人の集団に押し付けて笑顔で「ぐっどないと!」と挨拶を交わして国際交流も図れたので退散。
お菓子やコーヒーの自販機。
あと、バー併設なのでClink78へのアルコールの持ち込みは不可。
電源変換アダプタや観光案内などの掲示板。
玄関には気象情報の黒板があって気が効いてる。
部屋はこんな感じ。
カードキー方式でフロントから廊下へ入る時と自分の部屋でそれぞれカードを挿す。カードの有効期限は24時間のようで毎日チェックインする必要がある。チェックインは14時からのようだけどメールには14時30分と書かれていた。フロントは24時間やっているので私みたいに完全寝るだけで遅くにチェックインも可能。チェックアウト時にシーツを返却。
規模が大きいだけに部屋や日にちで値段が変動するしっかりとした予約サイトがあって、12ベッドの部屋を2日間で32英ポンドだったけどなぜか6ベッドの部屋を指定された。円安のせいで2泊5000円くらいになってしまったけどロンドンならこんなものかな。窓が1つしかないのでいまいち風通しはよくないけど、部屋に洗面台があった歯磨きでいちいちトイレに行かなくてもよかった。枕元の上に貴重品を入れるところがあるので南京錠を持参するとよい。
トイレもしくはシャワーは、ピンクが女、青が男、紫が男女共通。
シャワー室はフックしかなく服を置く場所がないのでみんな全裸でタオルを巻いて行っているようだった。バスタオルは1枚2英ポンドでレンタル可。スノコみたいなのがあればいいんだけど、真ん中で浴びてると隣からの水が流れてきたりする。シャンプー等も自分で用意。
インターネットは1日3英ポンド、30分1英ポンドかかる。結構高いけどSIMフリー端末かWi-fiルータで現地のSIMを買ってテザリングすれば、ガチでWEB巡回しなければ困らないだろう。荷物置きもあるようだけど利用しなかったのでいくらか不明。
バークレイズサイクルハイヤー。
ほとんど城なセントパンクラス駅。
Clink78の目の前には、バス停と24時間基本料金2英ポンドで30分以内に返せば無料で乗れるバークレイズサイクルハイヤーのステーションが。
ハリーポッターの「9と3/4番線」のあるキングス・クロス駅や、ユーロスターのセントパンクラス駅が近く、マンチェスターやスコットランド方面の始発・ユーストン駅も自転車で10分もあれば到達可能。オックスフォードやヒースロー空港への玄関口・パディントン駅は地下鉄を使って30分くらい。
旧裁判所に興味なければ姉妹店のClink261の方が拠点駅に近い。
バークレイズサイクルハイヤーで国会議事堂・ビックベン近くのトラファルガー広場まで20分くらいで行けたのでロンドン中心部の観光スポットならバスや地下鉄に乗らなくても自転車だけでアクセス可能。大英博物館はもっと近いのでFate/Zero舞台探訪にもオススメ。
夜は街灯のライトアップでなかなか雰囲気がある。
ただし、入口にたむろして喋ってる人たちがいるので若干入りにくいかも。道路を挟んでサンドイッチ1.49ポンドなど安めのショップが深夜までやってたので便利。
ヨーロッパには古城やカントリーハウスを利用したホステルもあると聞いていたけど地方でしか泊まれないと思っていたので、ロンドンで旧裁判所をベースにしつつも現代風のデザインがうまく融合した宿が堪能できて大満足。アクセスも鉄道の拠点駅が近いし自転車で中心部に直接行くこともできるのでかなりオススメ。これまで日本語が通じる宿しか泊まったことがなかったけど、それほど難しくはないのでよほど英語に抵抗感ある人でなければ問題ないだろう。