2014年02月22日(土)

LCCはやっぱり危険?バニラエアが雪で遅延→成田23時門限→空港で野宿


エアアジア・ジャパンの出戻り格安航空LCC・バニラエアで台北に行こうとしたところ、成田空港の23時門限に引っかかって出発できず空港で野宿させられた話を。



日本が大雪に見舞われた2月14日。

バニラエア定刻22:20成田発台北行きJW105便を取っていたものの、雪の影響で欠航するのではないかと落ち着かない日を過ごす。しかしWEBの運行情報を見る限りでは欠航はなさそうな感じ。鉄道が遅延するもなんとか成田空港について搭乗。



定刻から30分くらい遅れるも無事に飛べそう。

前に台北の濃霧で引き返したことがあったようなのでまだ油断できないが、とりあえず国外脱出してしまえばなんとかなる!

……そう思ったのもつかの間、滑走路へ向かう途中で成田空港の離発着の門限である23時をギリギリ過ぎてしまったらしく引き返すというアナウンス!

乗ってしまえば大丈夫なのかと思っていたので一瞬何のことかわからなかったが飛び立つことはもうないらしく、ファンシーフロンティア23に参加できないと目の前が真っ暗に。



しばらくして翌日の7時に変更して飛ぶことがアナウンスされいったん空港内に戻ることに。



機内に入ってからすでに1時間以上が経ち日付が変わっていた。

バニラエアからは朝7時に変更になったので今日はここで泊まれということらしい。明日のファンシーフロンティアは遅刻はするけど一応参加はできそうだというのと、ここは出国エリアなので日本であるのに日本でないところで野宿するという貴重な体験ができるので逆に盛り上がってきた!




バニラエアの機内で売られている水とに、お湯とパックの紅茶などが振る舞われる。



エアアジアの紙コップにクソふいた!

まさか喧嘩別れしたエアアジア・ジャパンの残骸にこんなところで会えるとは思わず。もう機内では使えないけどとりあえずとってあるのね。




毛布の配布ではあっと言う間に人だかりができて押し合いへし合いのバーゲンセール状態。



開幕は荒れていたものの次第に秩序立ってくる。

係員に詰め寄ったり注意されてるのはだいたい日本人なのに対して、台湾の人は大人しかったのでこういうところで国民性が浮き出てお里が知れる。




次第にジュースやおにぎりにパンなど充実してきて見回りの配給に来ることも。



夜食のカップ麺がうますぎてしぬ。

こんなもので清算しようだなんて絶対許さない!と思いつつも、「く……悔しい!……でも感じちゃう!」状態。



3時を過ぎてだんだん寝静まってきた。

出歩けるエリアは空港から厳しく制限されているらしいが、全員がベンチで横になれるくらいの広さはあった。



ちなみに毛布はANAの機内で使われているもの。利用できるものは何でも使うのがバニラエアのスタイル。



そして6時頃にゲート変更のアナウンスで叩き起こされる。



とりあえず移動。



これが結構遠い。




70Jのバスラウンジまで移動。



はー、カップ麺うめえなあ。



叩きつけるような雨が振り続けるもなんとか無事に飛び立ち、台湾時間9時半頃に到着。


LCCはリスクの考慮が必要

札幌便就航初日から4日連続で機材不具合による欠航を出し、割引運賃の"わくわくバニラ"ならぬ飛ぶかどうかの"どきどきバニラ"状態になっていたバニラエア。成田空港が23時から6時までは離着陸ができないのを逆手に取って深夜早朝の台北便を設定して土日強行がしやすくなったと思っていたが、遅延すると門限に引っかかって飛べないリスクを抱えていたことを完全に忘れていた。

格安航空は振替輸送やホテルの手配などは一切ないのでこういったリスクがあることは十分承知の上で予定を組む必要があるが、今回のバニラエアについては遅延はしたが空港野宿の対応自体には特に大きな問題はなかったように思う。

エアアジア・ジャパン台湾便と成田空港シャトルの最後を惜しむ そして台風
それにしても、エアアジア・ジャパンの時は台風来たけどバニラエアでは雪で遅延するとは思わず。


成田空港の門限と罰金制度

成田空港は24時までは罰金(お金は地元に還元される)を払うことによって離発着が認められたのだが、この日同じく間に合わなかったユナイテッド航空は飛ばしたのにバニラエアは罰金を払わなかったので飛べなかったようだ。つまり台北便を遅延させてその後の那覇便を欠航させた方が安上がりだったようで罰金がそんなに高いということは全く知らなかった。

成田空港の門限で欠航する格安航空が多いことが罰金による緩和を導入した大きな理由の1つなのに、罰金が高くて飛ばせられないようでは何のために緩和したのか全くわからない。このように成田空港はあまりに使い勝手が悪すぎて、LCCの座席率5割も当たり前の欧米や東南アジアの普及っぷりを目の当たりにしてしまうと、段階的に解除というのはわかるが日本に格安航空というものを根付かせる気が全くないと言わざるを得ない。オリンピックもあるので強い主導力で規制緩和をやってもらいたいが、成田については恐らく望み薄であろうという諦めの気持ちしか出てこなかった。

追記: 罰金は着陸料が2倍になり(pdf)、JW105に使われたA320は12万円が加算されるだけでそれほど高くはないようで。翌日は飛ばしているのを見るとなぜこの日だけ翌朝まで遅延させたのかは謎。


というわけで、日本(成田)で格安航空を利用する場合は、こういったリスクがあり遅延や欠航が起きてもどうにかなる人やむしろネタにできるような人しか利用してはならないので今一度ご注意を。

追記1: 実際の搭乗レポートへ続く。
追記2: 雪や台風シーズンはLCCに乗るなという話

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