2014年08月13日(水)

【艦これ】空母棲姫、中間棲姫、E-6の元ネタはこれっぽい?【AL/MI作戦】


艦隊これくしょんの期間限定海域「AL作戦/MI作戦」。ミッドウェー海戦をモチーフとしたイベントで機動部隊の旗艦・赤城や索敵を行った利根に専用のセリフがあってなかなか燃える展開の本イベント。


[C86]海外から見た艦これ史跡探訪本「真珠湾とミッドウェーに臨む」
2013年春「敵艦隊前線泊地 殴り込み」のモチーフと思われる真珠湾攻撃や今夏のミッドウェー海戦、台湾や米海軍横須賀基地など海外を中心とした戦争遺跡を夏コミ新刊で紹介したものの、「AL作戦/MI作戦」についてはイベントが入稿後に始まったため、イベントとの関連付けができなかったので紙面に載せきれなかった写真も併せてこちらで紹介。


ミッドウェー島


E-3からE-5までがミッドウェー(MIdway)海戦がモデルのMI作戦。



E-3のボス前とE-4ボスの空母棲姫がいるところがミッドウェー島になっていて、


丸い三角形状のサンゴ礁の南西に水上機基地のあったサンド島、南東のイースタン島、間の小さい島が艦これのマップにもしっかり描かれている。

昔は給油のために降りることもできたようだが、現在は一般人は入ることはできず、東京–ホノルル便の機内から見えることが多く、雲が多かったけど認識できるレベルで見ることができた。

飛龍の「第二次攻撃の要を認めます」というセリフは、このミッドウェー島を一度爆撃したのが不十分だったことに対する暗号が元ネタと思われる。史実にはない島を実際に攻略するE-4では揚陸艦のあきつ丸を入れるとルートが固定される仕様になってるのが興味深い。南の方にサンゴ礁の切れ目で水道になっている部分がありE-4では揚陸のため南から侵入している。

ミッドウェー海戦はミッドウェー島の北100キロくらいのところで行われたのでE-3マップも島の上の方に進むことになっている。

ちなみに、AL作戦でアリューシャンのキスカ島やアッツ島は、調べたら東京→シアトルや東京→ニューヨーク便などでアッツ島上空を通ることがあるみたいなのでそのうち機会を探して試してみたい。


中間棲姫


中間棲姫。



「中間って何だ?」と思ったら、日本とアメリカのちょうど中間くらいにある要所なので「Mid Way」中間棲姫。




中間棲姫をよく見るとイースタン島の3本の滑走路が人間部分を囲むようにしてイラストにも再現されている。

撮ってきた写真でもなんとかギリギリ見えた。


空母棲姫


サイドテールが加賀っぽいとか、E-5の最終形態が赤城に似てると言われる空母棲姫。艦これの敵となる深海棲艦はかつての太平洋戦争で沈んだ船という説をプッシュしてるっぽい?

E-3ボスの名前が任務部隊(Y群)で、ミッドウェー海戦で戦った米海軍の空母のうちヨークタウン(Yorktown, CV-5)と紐付けられる。ただの偶然だと思うけどE-3ではヨークタウンの急降下爆撃隊に沈められた蒼龍ばかり大破や中破させられたのでかなり燃える展開だった。E-4のも任務部隊(Y群)、任務部隊(H群)、任務部隊(E群)が名前だけ出てくるので、ヨークタウンと残り2隻のホーネット(Hornet, CV-8)、エンタープライズ(Enterprise, CV-6)の頭文字から取っていると思われる。

ただし、いずれもヨークタウン級航空母艦なのでE-3ボスが「"ヨークタウン級"のY」であれば参加した3隻全てをイメージしたものになると思う。

それでも、史実では赤城、加賀、蒼龍の3隻失って残った飛龍が孤軍奮闘してヨークタウンを攻撃し、伊168がトドメをさすが、艦これの空母棲姫はE-5で再び空母棲姫と戦うことになり、伊168を連合艦隊に入れるとルート固定されるらしいので(追記: 下に行きやすくなる)、やはりヨークタウン級の中でもヨークタウンを強く意識したものであってるっぽい?



ロサンゼルスで数多くの航空機を実際に飛べる状態で動態保存してるチノ航空博物館(Planes of Fame。)



チノ航空博物館の艦載機倉庫には原子力空母のエンタープライズ(CVN-65)と一緒に並ぶ模型などの展示が。



ミッドウェー海戦のイラスト。



アメリカ時間で1942年6月4日から6日までのミッドウェー海戦など歴戦の解説展示が。

エンタープライズは戦後も活躍した空母なので展示はいろんなところで見られると思うけど、アメリカ視点だとヨークタウンは途中で轟沈した船だけに真珠湾などでもこれといった展示は見つからず。




ホーネットは真珠湾の太平洋航空博物館にドーリットル空襲時の模型とレリーフ展示されていた。

ホーネットは2013年秋イベントの「決戦!鉄底海峡を抜けて! E-3 サンタクロース諸島海域」の元ネタ、サンタクルーズ諸島の南太平洋海戦で翔鶴、瑞鶴、瑞鳳らの航空隊に沈められ(エンタープライズは中破)、ルーズベルト大統領が事実を隠したかったのかよく知らないけど、キアサージという別の空母がホーネットの名前を受け継ぎ(CV-12)、これと合同のレリーフになっていた。CV-12の方のホーネットはサンフランシスコ近くのアラミダで博物館として公開されている。


新型航空機


これまでも護衛要塞がただでさえカツオブシをまとったタコヤキみたいに見えたのに、またしてもタコヤキみたいに丸い新型の航空機がAL作戦/MI作戦で実装。

陸上や空母から攻撃してくるコイツにモチーフがもしあるとすると、ミッドウェー海戦の前の珊瑚海海戦から投入された爆撃機のSBD ドーントレスと、ミッドウェー海戦が初陣のTBM / TBF アベンジャー(GM製がTBMでグラマン製がTBF)あたりが考えられる。



チノ航空博物館のSBD(SBD-5)。



太平洋航空博物館のやや左奥の方にSBD-3見える。

エンタープライズ所属でSBDに乗り、最初は加賀を狙って付近にいた赤城の飛行甲板中央に1000ポンドの爆弾を命中させたリチャード・ベスト大尉のSBD-3実機そのものだそうで、ハワイにはまさに赤城たち連合艦隊の宿敵が展示されている。

空母棲姫に「テッキチョクジョウ…キュウコウカ…!」というセリフがあり、SBD-3の急降下爆撃に赤城たちがやられた史実が込められている。



エンタープライズの展示で左上の方にあるTBF アベンジャーの模型。

そしてミッドウェー海戦が初陣で翼が折りたためるTBF。ミッドウェー海戦では戦果がなかった。

ただし、復讐者という恐ろしい愛称の通りに大和や武蔵を葬り去ることになる艦攻。チノ航空博物館には飛行可能なTBFの実機も展示があり、5月の航空祭には零戦と米軍の航空機が一緒に並んで飛ぶ夢の共演が見られるのでこの時期にまた行きたい。

追記: 戦闘機のF6F ヘルキャットも候補では、といただきました。ミッドウェー海戦では前の型のF4F ワイルドキャットは零戦にボコボコにされてましたが、アリューシャンでほぼ無傷の零戦を取られて対策されたこともあり、F6Fなどの登場で零戦は劣勢に立たされていきます。F6Fはチノ航空博物館の隣のヤンクス航空博物館にありましたが時間がなくて見られず。艦これの新型航空機は耳(ツノ?)がついているので確かにネコっぽく見えなくもないです。



チノ航空博物館のB-17 フライングフォートレス。

日本の暗号を解読してミッドウェーで待ち受けていた陸上基地はTBFやB-17などで赤城たちを攻撃するものの全て回避。艦これのE-3、E-4で空中戦しか行われないポイントではほとんどダメージを食らわない仕様になっているのもそれを再現しているようで面白い。


E-6


AL/MI作戦展開中に敵別働隊が本土近海に来襲したという設定らしいE-6 本土南西諸島近海。まだE-6まで行ってないのでマップはゴルゴ31さんの借り物。


大きな地図で見る
画面左側が北となり、世界遺産の小笠原諸島や硫黄島のあたりの地図と完全に一致する。何気にはっきりと日本のどこかとわかるマップは初めてじゃないか。



時期的に考えるとミッドウェー海戦のあった1942年6月より少し前の4月に行われた初の日本本土空襲となったドーリットル空襲がモチーフかもしれず、ハワイの太平洋航空博物館にはB-25 ミッチェル 爆撃機がホーネットの飛行甲板に並ぶ様子が再現されていた(写真右側)。

この頃まだアメリカ軍は真珠湾攻撃の被害から立ち直りきってない状態で、陸軍の双発爆撃機を海軍の空母の上に載せて海上から飛び立って日本本土に爆撃を行い同盟国の中国(中華民国)まで逃げるというかなり無茶な作戦だった。

アッツ島キスカ島の占領自体はミッドウェー海戦の後なので、ドーリットル空襲、ミッドウェー海戦、アリューシャン作戦の順番は艦これの「AL作戦/MI作戦」では真逆になったような感じ?



チノ航空博物館のエンタープライズの展示にあった硫黄島の日本国旗。

ただ、ドーリットル空襲だとあまり艦これE-6と似ていないのと、マップは小笠原や硫黄島周辺なので太平洋戦争末期がモチーフかもしれない。



小笠原諸島の弟島。



父島の展望台から兄島(左側)を方面眺める。

第41代大統領のジョージ・ブッシュ(父ブッシュの方)はこの海域でTBFに載って迎撃された過去があり、運良く生き残って戦後再訪した記念碑みたいなのが残ってる。



父島に残る撃墜した爆撃機のSB2C ヘルダイバー。



十年式十二糎高角砲。



自衛隊の輸送艦くにさきと太平洋戦争で座礁した輸送艦の濱江丸。

小笠原諸島には日本で唯一と言える手付かずの戦跡が数多く残っており、海中には零戦や甲標的などもたくさん沈んでいるとか。

以上、モチーフがはっきりしないものも含めて史実や実際の史跡から「AL作戦/MI作戦」を見てよりイベントを楽しむための参考になればと。


追記
プリンツ・オイゲンの元ネタと唯一ドイツに里帰りしたスクリューを見よう
2014年秋イベントの渾作戦で実装されたビスマルクに続く。

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