29800円のマイクロフォーサーズ用魚眼Samyang 7.5mm F3.5がソニーNEXでも使えてすごい!


Samyang 7.5mm F3.5 UMC FISH-EYE MFT

マイクロフォーサーズ用の対角魚眼レンズSamyang 7.5mm F3.5を購入。国よってはROKINONというブランドで売られています。




前後キャップとポーチと日本語の取扱説明書。




日本国内だと29800円で売られ、パナソニック8mm F3.5の定価99750円と比べて1/3以下の激安価格。更に購入した楽天市場の快適家電 デジタルライフだと送料無料でハクバのレンズクリーニングセットKA-11がおまけでついてきました。Amazon.co.jpでも送料無料の業者があるっぽい。

カラーはブラックとシルバー。当初は海外から輸入するつもりでebayで「rokinon 7.5mm」検索すると299ドル+送料で日本より少し安く買えますが、Amazon.comだと日本国内発送ができませんでした。




GH1につけると他のマウントの魚眼レンズと比べてかなり小さいシステムに仕上がります。

Samyang 7.5mm F3.5は電気接点がなくピントと絞りは自分で合わせるフルマニュアル。魚眼レンズはボケにくくパンフォーカスで撮ればAFはなくても問題ありません。鏡胴のつくりはしっかりしていてピントリングは若干重め。重さは197グラムで、絞りは6枚羽根。




マイクロフォーサーズの14-140mmや7-14mmなどのズームレンズと比べると小さく、20mm F1.7のパンケーキレンズ2つ分くらいでしょうか。


APS-C一眼レフ用のSamyang 8mm F3.5と比べても半分くらいの大きさ。


Samyang 8mm F3.5mmはNEX-3で使ってましたが、マウントアダプタの厚みが加わるとボディと比べてレンズがとんでもない大きさになってました。マイクロフォーサーズのSamyang 7.5mm F3.5mmは非常にスッキリしてます。




特に面白くもなんともない構図ですが、軽くて軽快なので何でもかんでも魚眼で撮りたくなってきます。

帰って写真を等倍で見てみると端っこの方まで非常にしっかり結像してて驚きました。Lenstip.comのSamyang 7.5mm F3.5mmのレビューを見ると、解像力を表すMTF50の値がSamyang 8mm F3.5と比べてずば抜けて高く、「恥じずに書くと、これまでテストした魚眼レンズの中で最もよい」とコメントがつけられているほど。Samyang 8mm F3.5では結構気になった倍率色収差などもほとんど見られず無補正のままで使っても全然問題なさそうです。パナソニックの魚眼もかなり評判がよいようで、広角レンズはセンサからレンズの端までの距離(バックフォーカス)が短いほうが設計しやすいので、センサからマウントまでの距離(フランジバック)が短いミラーレスだと小さくても写りの良いレンズができて有利なのがわかります。




Samyang 8mm F3.5は30センチまでしか接写できなかったけど、Samyang 7.5mm F3.5は9センチまで接写可能なので犬の鼻デカ写真なんかも撮れます。





ちなみにHawk’s FactoryのM4/3 TO NEXアダプタを使うとソニーαEマウントにも取り付け可能。

NEX-3に取り付けるとバランスよくて似合いますね。




無限遠でのケラレ。


最短撮影でのケラレ。





スイングパノラマするとケラれた部分はカットされてパノラマ撮影をすることが可能。

横振りすると1周以上回転できます。ただ、ところどころ繋ぎ目がおかしくなってるのでもうちょっとゆっくり回転して撮るべきでした。ともあれ、マイクロフォーサーズで対角魚眼、ソニーαEマウントに付け替えるとスイングパノラマで使えて2度おいしいです。マウントアダプタで取り付けすれば別のマウントでも問題なく使えるのがフルマニュアルレンズの利点の1つです。


実際に、パノラマ写真を合成するための素材に用いるのが海外のパノラマ撮影ファンで話題となっているようで、フードを削るか、化粧板とネジをとってフードを外した状態でソニーαEマウントにつけて撮影するのが流行してるみたいですね。
ThomasHuang.net::::Nomad Panohead Samyang 7.5mm MFT






Samyang 8mm F3.5mmは重くて大きいので結局ほとんど持ち出す機会がありませんでしたが、Samyang 7.5mm F3.5はちっこくて価格や画質もすばらしく、機材にもう1本余分に増やしてもそれほど気にならないのでこれからガンガン使っていきたい。

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