羽田空港に着いたらカウンタが大行列で嫌な予感。
クアラルンプールを拠点としたエアアジアの中・長距離部門エアアジアXのフライスルーを利用してシンガポールまで行ったら、システムダウンで2時間遅延してひどい目にあった。
D7 523便: 羽田(HND)23:45→クアラルンプール(KUL)06:10
AK 703便: クアラルンプール(KUL)07:40→シンガポール(SIN)08:40
エアアジアXの便は10月の3連休前の金曜利用で2月のセール時に予約し、運賃が11670円で支払手数料が600円で合計12270円。
航空券は、スカイスキャナーで料金比較して航空会社公式サイトから買うか、予約サブクラス(ブッキングクラス)の表示が可能なエクスペディアや、クーポン割引やキャッシュバックを定期的にやるサプライスなどで。
夜の羽田空港国際線ターミナル。
・エアアジアXでクアラルンプールとバリ島 出会いの多いLCC旅
2013年の10月3連休でバリ島に行った時は、ウェブチェックイン組の列はかなり空いてたのに、どの列もめっちゃ長い行列になってたので何事かと思ったがとりあえずスルー。
ちなみに、手荷物7キロなど細かいルールは上記の記事に記述してるので今回は省略。
国際線ターミナルの端っこに4階へのエスカレーターがあるが、更に奥にはロイヤルパークホテル・ザ・羽田があり、出国後の制限エリアからも利用ができるホテルがようやく日本にもできて国際ハブらしくなってきた。
2014年9月12日に国際線ターミナルの拡張で出国前の一般エリアに24時間営業のモスカフェと吉野家が誕生。
・意外と快適?始発便のため深夜の羽田空港国際線ターミナルで野宿する
前に羽田空港で寝た時はまだできてなかったので、これで食事も安く済ませられるようになった。
それにしても客引きする吉野家って初めて見たわ。夜なので帰宅前の空港職員っぽい人も多め。他には「和カフェテリア Dining 24 羽田食堂」というのもできたらしい。
「旅立ちは 昔も今も 日本橋」
総檜造りの日本橋も完成して日本の玄関口って感じになってきたな。
日本橋からエアアジアXのカウンタを覗いてみると相変わらずすごい行列。
いったい何かと思ったらシステムダウンでカウンタ業務が停止してたそうで。とにかく並ぶしかないのでウェブチェックインより普通の列の方が少なそうだったのでそちらに並んで20から30分ほどでなんとか通過。
まさかの手書き搭乗券!
裏はエアアジアのプレミアムフラットベッド、ホットシート、保険の自社広告。
去年はANAのチケット台紙を使ってたのがちゃんとエアアジア仕様になってた。
カウンタが大行列だったので案の定23:45分の出発20分前になっても搭乗は始まらず。カードラウンジで時間を潰すことに。
日付が変わる前にようやく搭乗が始まる。
委託のANAの職員さんが床に屈みこんでちぎった半券を束にして数えてる姿が泣けた。
エアバスA330-330に横3-3-3に詰め込んだ座席。
座席が決まらない人が何人かいて立ったまま待たされ少しずつ呼び出されて座席を確定しているようだった。
安全のしおりやエアアジアSIMカードの広告など。
エアアジアの機内誌3Sixtyと免税カタログ。
何回も計数機でカチカチと乗客数を数えて、やっと動いた頃には定刻23:45を大きく過ぎた01:30頃。
その後は特に問題なく翌朝無事にクアラルンプール国際空港の新LCCターミナルKLIA2に到着。
KLIAはKuala Lumpur International Airportの略で、マレーシアは何でもアルファベット4文字で略するのが好きなんかね。
結局1時間30分以上遅延したようで、次のシンガポール便がちょうど1時間30分後だったのでシンガポール便が定刻なら余裕でアウト!
とりあえずターミナルの端っこからダッシュ。
トランスファーカウンタに並ぶ。
格安航空は基本的に乗継は考慮せず1点から1点の輸送しか想定していないのが普通だが、エアアジアグループは乗り継ぎで遅延して乗れなかった場合に次の空いている便に振替を保証し場合によってはホテルも手配してくれるフライスルー(Fly-Thru)がある。
フライスルーが利用できるのはチケットの購入時に対象便のみで、乗り継ぎの保証以外にマレーシアに入国しなくても乗り継ぎできる。
エアアジアXが遅延したので次の便に振替になるのかなあ、と思ったら、どうもそのまま見たいで「L11ゲートだから急げ!」みたいなことを言われて終わり。
それにしてもできたばかりのKLIA2きれいで広いなあ。
前のLCCTはマジで倉庫だったのでここまで変わるとは思わなかった(詳しくはバリ島編で)。KLIAエクスプレスも延伸したらしいのでまた利用してみたい。
しかし、広すぎて反対側のウイングに移動するのクッソ遠いんですが!
エアアジアばっかり。
というか、L11のシンガポール行きが「CLOSED」になっとる!
乗り継ぎカウンタでやった手荷物検査をなぜかもう一度やらされてとにかくゲートまで走る。
まだいた!
どうも羽田便などの接続待ちをとったみたいで、これよりかなり遅れて同じ羽田便に乗ってたと思われる日本人っぽい人も入ってきたのでここまで急ぐ必要はなかったみたい。
定刻から1時間ほど遅れてシンガポール・チャンギ空港に到着。
システムダウンでエアアジアXが2時間くらい遅れて最終的に1時間遅れですんだのでまだマシな方か。機内はダブルブッキングでホットシートにアサインされたので快適だった。
1本後のAK705便と2分差の到着で、1時間くらい待ってた客はブチ切れてただろうな。
結果的に次の便に振替、ということにはならなかったが乗り継ぎが保証されているフライスルーだったので、むしろ「どうなるんだろう」というワクワク感を持って安心して利用できた。
今回のシステム障害はエアアジアグループ以外にもスクート、ジェットスターなどNAVITAIRE社のシステムを使っているLCCが影響を受けた世界的な障害だったようで、3連休前に移動した日本人はたまったもんじゃなかっただろう。レアなシーンに遭遇できたが、昔スカイマークを利用した時もシステム障害で遅延したことがあったのでもう勘弁してほしい。