落ち目の百貨店は萌えキャラで外国人観光客を囲い込めるか?大丸松坂屋のNIJA&JANI


何これカワイイ!

ピーチで関西国際空港の第2ターミナルに到着し、鉄道駅や第1ターミナル方面の無料バスに乗ったら、なんか赤い魔女っぽい女の子のイラストを発見!


よく見てみると関西の大丸百貨店の広告らしく、英語、簡体字、繁体字で免税だとか割引クーポンなどいろいろ書いてあった。

ついに萌え化した成田空港 外国人を最後までクールジャパンでおもてなし!
成田空港第3ターミナルでもマンガを見た直後だったので何事かと。

調べてみるとNIJA&JANIというサイトが見つかり、今風の戦国武将みたいなデザインの男キャラは「NInja」「NIppon」「JApan」でNIJA、女の子は「JApan」「NIppon」「JOURNEY(旅行)」でJANIというようで。

大丸松坂屋の忍者のNIJAがアジア出身で世界中を旅するJANIに日本を「おもてなし」文化を紹介するマンガや、日本文化を紹介する四コマが多数公開されていた。

広告企画らしく、毎回都合よく大丸松坂屋の各店舗に入って何かと食い物やグッズを買わせる展開になってるのがポイント。



JANIをよく見ると、手に血がベットリついてるみたいで、すでに何人かヤっちゃってるのかと思った。

赤バラがモチーフのようで大きな串団子状の髪が特徴的でかわいいけど、スカーフもなんだか返り血っぽいのが気になる。



ああ、やっぱり……。





そして、まさかの男の娘キャラも?



送った顔写真を忍者風にイラスト化する面白い企画もやってるけど、気になったのは英語、中国語、韓国語しか言語ローカライズがないのに週間アクセスランキングはなぜかロシアが1位で、5位もブラジルで日本好きの台湾はランクインしていない。

バスの広告で初めて知ったNIJA&JANIは海外では有名なのかもしれないと思ったが、翻訳してないロシアが1位になるくらいだからほとんど知られてないのかと心配になってしまった。



札幌駅直結の大丸。

小さい頃は都心に連れて行かれる時の楽しみだった百貨店も、今では高いものが売っているただのテナントビルという印象が強くなって駅弁大会くらいしか行く機会がなくなってしまった。アベノミクスで高額商品が再び売れているらしいが、金融危機などで縮小傾向が続く中で、増える外国人観光客をあてにして保守的なイメージが強い百貨店がクールジャパンっぽい企画でインバウンドを狙うようになったのは驚いた。百貨店業界とジャニィちゃんの今後に注目。

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