「艦隊これくしょん -艦これ-」のパクリ……いや、インスパイアした中国の艦隊シミュレーションゲーム「戦艦少女」がまさかの北米進出。
毎年6月に開催される世界最大のゲームショウE3(Electronic Entertainment Expo)。
モバイル&ソーシャルゲームパビリオンの展示を歩いていたら、Patch Techという会社で手に単装砲、頭に電探らしき女の子が描かれた艦これ的な何かを発見してビビる。
よく見たら、艦これパクリゲーの「戦艦少女」(战舰少女)じゃないか！
E3に出展するってことはアメリカで配信するつもりがあるのか？と思って聞いてみた。
かずぴー「もしかしてこれ英語で配信するつもりなのか？」
─「もうすぐ配信されるからネー！」
か「え？もうすぐっていつなの？」
─「2ヶ月後くらいですカー？」
戦艦少女まさかの英語ローカライズで北米配信決定！日本の艦これはPS Vitaすらまだ出ていないというのに。
か「英語なんていいから早く日本語化してよ！」
─「そ、それは……ベリーディフィカルト、デース……」
突然しどろもどろになって爆笑したわ！
もらったP7Gameパンフレット。
「机戦坦克」(机战坦克)という戦車モノのシミュレーションと女性向きの「男神執事団」(男神执事团)というゲームもあるようだけど、これも何かのパクリだったりするのだろうか。
追記: Twitterへのコメントによるとガンダム、エヴァ、ギャラクシーエンジェルなど。男神執事団はPVを見る限りではパズドラみたいなパズルゲームだった。
何これかわいい！
机戦坦克ちょっとやってみたくなってきた。
戦艦少女にはイギリスのネルソン、ドイツのビスマルク、イタリアのアンドレア・ドリア、フランスのリシュリューなど各国の戦艦が参加。
ビスマルクについては艦これとは違うちゃんとオリジナルのデザインになっていた。
他の艦を調べてみたら暁、響、雷、電、深雪など吹雪型駆逐艦は中破する前からぱんつ丸出しの艦娘が多く、ストライクウィッチーズのズボンスタイルも踏襲しているようで。
・「戦艦少女」 中国版パクリ艦これの真打ちが遂にサービス開始！したのでプレイしてみた
しかし、北上と大井に至っては咲-Saki-の咲と和に露骨に似ているので別のところで問題になりそうな気も。
更に、太平洋戦争を生き延びた空母サラトガ(CV-3)をでっかく載せてアメリカにPR!
いかん、儚げな金髪ロングけっこうかわいいぞ。他には戦艦オクラホマ、ネバダ、空母レキシントン(CV-2)などが出てるっぽい。艦これでは出てこないアメリカやイギリスなどの連合国もたくさん出てくるようで。
なんであえてサラトガなのかよくわからないけど、知名度ありそうなエンタープライズやサンフランシスコに展示されてるホーネット(CV-12)や戦艦ミズーリなど追加配信したらアメリカでも話題になりそう？
トップ有料アプリNo.1とアップルストアのロゴと一緒に誇らしげに書いてあってけどマジなのこれ。
Androidだけかと思ったらアップルでも出してたのか。
ゲーム画面見るとUI回りのデザインは艦これとは変えてあるけど、陣形選択はまったく一緒っぽい。
ただし、説明文が充実してて艦これで初回プレイ時に何やっていいのかわけわからんかったところは補うという親切さを見せている。
ウリ文句を見ていくと過去のイベントを遊べるヒストリーモードもあるっぽい？
艦これのパクリゲームは、艦これの素材をそのまま使った実質コピーゲームに近い「艦装美娘団」、台湾に進出した「炮妹 / 炮姫 / 炮姐OL」などいろいろあるようだが、まさか英語化する思いもしなかった。
艦これは太平洋戦争のアメリカなど連合国を敵の深海棲姫のモチーフにしており(AL/MI作戦や迎撃！トラック泊地の戦史&戦跡紹介などを参照)、海外展開しにくいのを尻目にパクリ元の艦これがある日本を避けてアメリカに進出して世界展開を狙うとは、さすが中国やりかたが汚い！
過去にはーとふる彼氏や閃乱カグラ、キャサリンなどを紹介したように、「萌え」「ギャルゲ」「乙女ゲーム」などE3に出展して銃やスポーツばかりの海外市場を狙ういかにも日本らしいゲームをいくつも見てきたが、液晶テレビや家電が日本からの技術流出や技術者引き抜きで韓国や中国のメーカーの後塵を拝したり、日本の新幹線やドイツの高速鉄道ICEからパクった技術を「我が国の独自技術です」と平気は顔して中国が海外へ新幹線の売り込みをかけるように、油断をしているとゲームやアニメなどのコンテンツもパクられて日本から海外展開しようと思った頃には中国のコンテンツが世界を席巻していたなんて時代はもうすぐそこまで来ているんじゃないかと思った。
中国汚い！艦これパクリゲー「戦艦少女」が日本を避けて英語化アメリカ進出
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