航空機(主に格安航空LCC)を利用する際にイライラさせられるのは、預ける荷物がないのに他の客と一緒にチェックインカウンタに並ばせられること。香港エクスプレス航空(UO)は事前にオンラインチェックインをしていれば行列に並ぶこともなく、また1時間前のチェックインカウンタ締切時間を過ぎて空港に着いても大丈夫。
Contents
オンラインチェックインする
出発48時間~75分前までに行う
香港国際空港第二ターミナルの香港エクスプレスのチェックインカウンタ。
香港エクスプレスをチケットを予約すると48時間前にメールが届いて出発の75分前までオンラインチェックインが可能。
オンラインチェックインできる国: 日本、香港(サイパン行きを除く)、タイ、韓国、台湾、ベトナム、カンボジア
オンラインチェックインできても空港のチェックインカウンタに行く必要がある空港: ソウル、釜山、済州、ニャチャン、ダナン、花蓮、シェムリアップ
WEBチェックインかモバイルチェックインが可能
オンラインチェックインはWEBから行うWEBチェックインと、スマホアプリから行うモバイルチェックインの2種類ある。香港エクスプレスのメールからリンクをたどるか直接サイトにアクセスして6桁の予約番号などを入力してWEBチェックインを進める。
スマホアプリのモバイルチェックインは、アプリを起動して画面下のメニューから「チェックイン」をタップして進める。
WEBチェックインの裏技?
オンラインチェックインの案内メールのリンクから香港エクスプレスのサイトに入り、PCでWEBチェックインする場合は、途中で座席が自動で決まる時点で座席配置が気に入らなければ、WEBチェックインを最初からやり直せば何度でもランダムで決定される座席配置をやり直すことができた。スマホアプリではこの技はできなかった。これをうまく使うと、座席指定料金を払わなくても横3列の真ん中の座席になるB席/E席を回避して、窓側A席/F席や通路側のC席/D席に当たるまでやり直すことも可能になる。ただし、この技がいつまで使えるかは不明。他のLCCでも過去にエアアジアXなどで可能であった。ジェットスターはできなくなったかな?
搭乗20分前までに必ずゲートでパスポートチェック
QRコードで手荷物検査を抜ける
モバイルアプリの搭乗券。
WEBチェックインした場合は電子搭乗券をA4サイズの紙に印刷する。多分、スマートフォンに入れて表示してもいけると思うけど。
モバイルアプリのモバイル搭乗券の場合、QRコードが3パータンの大きさで表示できるのでスクリーンショットを撮っておいて、手荷物検査場ではスマホの輝度を最大にして搭乗券の画像を見せるのがスムーズだと思う。空港設備や職員によっては若干手間取るけどなんとかなる。
パスポートチェックは出発20分前まで
オンラインチェックインをして搭乗する場合、パスポートチェックをする時間は、香港エクスプレスが搭乗ゲートに来る門限する時間と同じ出発20分前まで。
ただし、単通路しかないA320シリーズかつ手荷物をいっぱい機内に持ち込むLCCで20分前に搭乗が完了していることは極めて稀なので、実際には15分前や10分前でもだいたい大丈夫だろう。
バスゲートの場合は急いだ方がいいのと、日本の空港で日本人の職員だと杓子定規な対応をされて20分前までに来てないと蹴られる可能性ももちろんあると思うが。
羽田空港の場合
羽田空港で試した時は、手荷物検査はアプリのQRコードを見せて抜け、搭乗ゲートでパスポートを見せる。2018年5月では紙の搭乗券は発券されずアプリのQRコードを見せて搭乗を行った。搭乗30分前くらいに空港の音声案内で「搭乗ゲートに来い」と本名晒しで呼び出されるので少し恥ずかしい。
香港国際空港の場合
香港国際空港で2018年3月に試した時は、手荷物検査をアプリのQRコードを見せて抜け、パスポートチェックを知らずに機内に入ろうとしたところ地上職員に呼び止められ、隣のデスクに連れて行かれてパスポートを確認した後に紙の搭乗券を発券された。紙の搭乗券を発券されるかどうかは空港や職員次第なのか謎。
オンラインチェックインの活用方法
羽田空港の早朝便まで出国後エリアで寝られる
羽田空港国際線ターミナルの出国後エリア。
羽田空港を6時台に出発する香港エクスプレスの香港行きは、ほとんどの人は空港などに前泊しないと搭乗時間までに辿り着けないと思うが、オンラインチェックインしていれば前日の終電までに羽田空港に入って、出国後エリアで一夜を明かすことが可能。
外のエリアではベンチや充電施設が非常に混雑するので、人が少なく、安全で、ゴールドカードなどを持っていればラウンジでジュースを飲むこともできる。
また、始発電車で羽田空港国際線ターミナルまで行くとチェックイン時間の出発1時間前では間に合わない人も、搭乗ゲートに出発20分前につけばOKなら、始発で間に合う人も増えるのでは。
香港国際空港でスムーズに出国する
香港国際空港の201~219番ゲート(ミッドフィールド)。
香港国際空港で香港エクスプレスのチェックインは第二ターミナルとなる。
香港国際空港は第一と第二ターミナルの2つのターミナルがあるが、これはチェックインや出国するための建物が2つあるだけで、第一から出国しようが第二から出国しようが最終的に搭乗ゲートがあるエリアは合流して同じになる。
第二ターミナルは第一ターミナルより遠い場所にあって、第二から出国した場合はシャトルに乗って第一から出国した辺りまで必ず移動しなければならず、また第二は第一に比べて手荷物検査や出国検査のキャパが小さいため、タイミングが悪くて混雑すると第一より時間がかかることが多いと思う。
そのため、オンラインチェックインしておけば第一ターミナルから出国することが可能になるため、第二の有人カウンタからチェックインしてシャトルで移動する手間を減らすことができる。
日本や香港の空港ではチェックインカウンタは2.5~3時間前からしか開かないがオンラインチェックインしていれば、もっと早く空港に着いてしまっても出国できる。そのため、プライオリティパスでラウンジで飲食したり、深夜に混雑するシャワーを早めに確保するといったことも可能。
時短とリスク回避でオンラインチェックインは必須
先日、羽田空港から香港に香港エクスプレスを利用した時は、23:31浜松町発の東京モノレール・羽田空港行きにギリギリ乗れず、次が昭和島行きが2本連続で来るため、1:00発の便で0時までのチェックイン時間に間に合わない!と焦ったが、オンラインチェックインしていたのでチェックインカウンタがとっく閉まっていてもそのまま出国できた。
0:11羽田空港国際線ビル着で、最近の羽田空港は23時台も保安検査場が非常に混雑しているところ、空いてくる0時台にスイスイ抜けて、一番端の搭乗ゲートに0:30には着けた。
もちろん、受託手荷物がある場合は有人チェックインカウンタで荷物を預ける必要があるのでオンラインチェックインをしてようが関係はない。
日系LCCではシステムに先行投資して人件費を削るという発想がないのか、国際線ではWEBチェックインしていても必ず出国前に有人チェックインカウンタに寄る必要があるため、この辺りを香港エクスプレスや他の海外のLCCのように改善もらいたいところである。
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