おいしいもので誘うのは罠だ！提督力が試される冬の限界イベント砲雷撃戦舞鶴 : さざなみ壊変

2020年2月9日に京都府舞鶴市で「艦隊これくしょん -艦これ-」オンリー同人誌即売会「砲雷撃戦！よーい！56戦目舞鶴」が開催(SDF主催)。旧日本海軍の舞鶴鎮守府の倉庫群をリノベーションした舞鶴赤れんがパークで、過去最大の299サークル(300ブース)が出展。

前日夜は舞鶴周辺では宿が全く取れず、会場から1時間以上離れた宮津に泊まることになってしまったが、毎年この時期は大雪となる日本海側で開催される艦これオンリーは果たしてどのようなものなのか。

砲雷撃戦舞鶴は昼の12時から15時まで。サークル入場のため10時頃に赤レンガ倉庫へ到着したらすでにめっちゃ人がいる。

砲雷撃戦舞鶴は同人誌即売会がダミーで、なぜかたまたま同じ日に同じ場所で開催される屋台村「冬舞鶴グルメロード」が本体なのである。砲雷撃戦舞鶴のイベント告知ポスター見ても「薄い本なんかより美味しいものが腹いっぱい食えれば幸せ！」という心の声が伺える。

また、地元の海産物や豆腐料理が振る舞われる前日夜の「前夜祭が本番」という声もあるようだ。

メイン会場となる5号館は冷暖房がなく、たまにストーブが設置されているが焼け石に水である。

特に入口付近のサークルさんからは「とても寒かった」という声が。

コンサートホールなどに使われる2号館ホールが初めて使われ、普段は貸し切りでないと入れないエリアを見ることができた。

初期に申し込んだサークルは暖房なしで狭い5号館配置となり、追加募集のサークルは暖房が効いてる2号館ホールと4号館1階になったため、後で申し込んだ方が勝ち組となった。

更に、砲雷撃戦舞鶴では赤レンガ倉庫の外にもテントの野営サークルが配置されており、雪が舞う寒空の下賑わっていた。

頭おかしいやろ(褒め言葉です)。

暖冬となった今シーズンでも砲雷撃戦舞鶴が開催された前後は今年一番の寒さとなり、イベント中に雪が降って提督たちに試練を与えていた。赤レンガに雪というコントラストを出せるのでコスプレ撮影にはまたとないチャンスとなるのだろうけど。

Perth REIRINさん

公式カレンダーの瑞雲(日向) リーカさん

半分くらい女装なのかな……。家族参加もあってみんな楽しそう。

砲雷撃戦舞鶴ではサークルはお酒が無料！

たぶん、主催が飲みたいだけなんだと思うけど、イベントが始まる前からサークル主ができあがってしまうシステム。

2号館の赤煉瓦カフェJAZZで、海軍肉じゃが丼。

肉じゃが発祥の地は舞鶴と呉で元祖と本家で争うラーメン屋みたいになってるらしいけど細かいことはさておき。

海軍関係ないけど無水カレー。

網で焼いたサザエ・カキ・アワビなども。

海軍御用達旅館の松栄館でプリン。

普段はめったに公開されない東山防空指揮所の見学がなぜかたまたま砲雷撃戦舞鶴の前日に開催され、見学の後に松栄館へ寄るコースになっていた。

舞鶴創業のステーキチェーン「トマトアンドオニオン」でステーキ食って打ち上げ！

絵描きさんはなぜかみんなお金持ちなので打ち上げに混ぜてもらうとだいたい7000～8000円コースになってしまうのだけど、トマオニなら2000円未満で幸せになれる！

資料が残っておらず戦後の調査で見つかった東山防空指揮所。

ソロモン諸島で沈んだ駆逐艦長月の時鐘が返還され、護衛艦ながつきの守護神として掲げられていたものが、舞鶴の海軍記念館で公開開始。

砲雷撃戦舞鶴となぜかたまたま同じ時期に重ねてイベントが多く開催されたため、何度も舞鶴を訪問している歴戦の提督も納得のおもてなしとなっていた。

7月開催の砲雷撃戦舞鶴は夏コミ前の原稿追い込みシーズンでとても参加どころではなく、2月は旧正月シーズンで台北ファンシーフロンティアや香港パレットリングと被ってこれまで参加できなかったが、今回は台北FFと1週間ずれてくれたので、真冬に豪雪の日本海側の僻地で開催される「限界イベント」に初めて参加することができた。

砲雷撃戦舞鶴のイベント申込みについては、いつも申込開始早々に枠が埋まってしまい、まともな社会人では帰宅後だと間に合わないという事態になっていたが、今回は2号館ホールと4号館1階が追加になったので出展できるサークルが大幅に増えた。しかし、初期に申し込んで5号館に入れるサークルは建物の広さの割に3列も詰めるうえ混雑サークルも多く、更にスタッフの誘導が徹底されておらず終盤まで人が流れにくくなっていた。サークル入場時はリストバンドを配るために誘導するスタッフがトイレでうんこでもしてたのか、いなくなってしまい混乱が生じるなど、企画力はピカイチけど運営は雑で、一般参加もサークルもいろいろな意味で試されるいかにもSDFらしいイベントとなっていた(褒め言葉です)。

また参加するか！