映画「カウボーイビバップ 天国の扉」の制作にあたりイスラム系移民街のモロッカン・ストリートのモデルとしてロケハンが行われた北アフリカのモロッコへ。
モロッコの古都マラケシュには旧市街の城壁に個性豊かな門がたくさん。
ビバップと完全に同じような場所は見つからなかったが雰囲気は似ている。もしかしたら、もう1つの古都フェズにはもっと似た場所があるのかもしれない。
草木を載せただけの屋根を持つ商店街がいくつもあり、こちらもいい感じである。
雨が少ないのでスカスカの屋根でも問題ないのだろうか。
夜は露天と観光客で賑わい、とてもビバップっぽい雑多な感じが出ている。
モロッコ最大の都市カサブランカ旧市街の商店街はもう少し整然としている。
カサブランカでは同じような青字に白矢印の道路標識を見ることができた。
カウボーイビバップだとモロッコの道路標識を参考にしつつも漢字が足されており、中華街、ロシアタウン、映画の舞台となるモロッカンストリートなどが書かれて多国籍なイメージを演出しているのがわかる。
こちらは新しい標識なのかデザインも異なる。古い道路標識はいずれ消えてなくなるのかも。
カサブランカや首都ラバトではライトレール(路面電車)が走っているが、2010年代に建設されたものなのでモデルとなる場所は別かな。
モロッカン・ストリート外はニューヨークなどのアメリカっぽい雰囲気なので、別に探したら見つかりそう。
夜の街や鉄道沿線にゴミだらけの場所があったり、歩道になぜか残飯が捨てられてたりするのを見ると、ビバップで火星に築かれた巨大都市のカオスっぷりを体感しているようだ!モロッコはインド、エジプトに並ぶ「世界三大ウザイ国」と呼ばれているが、インドよりははるかに文明的で食べ物もおいしく、エキゾチックな雰囲気が体感できるよいところだった!
映画「カウボーイビバップ 天国の扉」ではモロッコを取材しているものの、あくまで参考としたのみで実在する場所がそのまま登場している箇所は恐らくないのではないかと思う。それでも、怪しく猥雑でなんでもあるモロッコのイメージを組み込んだことが、ハードボイルドなビバップの独特の世界観を演出するのに役立っているのはよくわかった。
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