「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のラストシーンや碇ゲンドウの回想シーンなどで登場する宇部新川駅やその周辺を紹介。
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宇部新川駅
宇部新川駅ホーム
シン・エヴァンゲリオンのラストシーンでマリとシンジが手を繋ぐ例のベンチである。
シンジとマリが駆け上がってく3番線4番線ホームの階段。
作中の構図だとベンチがだいぶ4番線寄りに設置されてないといけないので、ベンチに座って同じように撮影しようとしても完全に再現することはできない。
宇部新川駅前広場
作画とドローン映像を融合させる演出が行われたシン・エヴァンゲリオン最後の最後のシーン。
広場や山口宇部空港行きなどが発着するバスターミナルになっている。屋上の青看板のABホテルに泊まる人も多いようである。
映画告知ポスターの線路
隣の琴芝駅から宇部新川駅行きの列車車内から撮影。
シン・エヴァンゲリオンの告知ポスターの線路も宇部新川駅となっている。
宇部工業地帯
宇部新川駅周辺の産業団地
宇部新川駅から南に1kmくらい歩くと、宇部興産などの工場が立ち並ぶ重化学工業地帯が見えてくる。
シン・エヴァンゲリオンでは碇ゲンドウの回想シーンで登場した工業地帯のモデルになっているが、私有地や私道のため間近で見ることはできない。
興産大橋
シン・エヴァンゲリオンではっきりと映っていたのがこの興産大橋。
宇部興産は日本一長い私道を所有しており、この興産大橋を含む宇部興産専用道路は約32kmもあるのだとか。
興産大橋は遠いので、ビジネスホテル宇部をじゃらんで予約して泊まり、無料のレンタサイクルで回った。
宇部興産が製造するセメント工場や露天掘りの石灰石鉱山は産業観光としてかつてはバスツアーで見学できたらしいので、人類がコロナに勝利したら参加してみたいものである。
中華そば一久など山口県の名産
宇部新川駅前にもある中華そば一久。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版公開記念パネル展 in 宇部」の展示より。
エヴァンゲリオン TVシリーズ第2話と新劇場版: 序において購入するカップ麺は一久がモデルとなっており、器型のカップ麺は過去に売られたことがあるようだ。しかし、カップヌードルのようなコップ型のカップ麺はないらしいので商品化が望まれる。生麺タイプの一久ラーメンはスーパーや空港の土産屋などで今でも売られている。
TVシリーズ第6話で登場したシモラク牛乳は現在はやまぐち県酪乳業となっている。山口県内のスーパーならだいたい紙パックのものを購入することができるが、作中に登場した給食でありそうな三角錐タイプは市販されていないであろう。
獺祭は日本を代表する日本酒に成長したので知らない人はほとんどいないだろうが、岩国の酒なので同じ山口県でも宇部とはかなり離れている。
長門本山駅
長門本山駅。
JR西日本小野田線本山支線の長門本山駅はシン・エヴァンゲリオンやエヴァシリーズに直接登場するわけではないが、シン・エヴァンゲリオンに登場した戦前の国鉄車両クモハ42が21世紀初頭まで走っていた。
朝と夕方の1日3本しか列車が来なくなった有名な場所で、庵野監督の思い出深い場所であると思うので余裕があったら訪問したい。
下関総合車両所のクモハ42
JRの西日本下関総合車両所にはクモハ42形42001がクモハ11形11117と一緒に保存されている。
下関総合車両所は新型コロナウイルスのため公開イベントはしばらく望めないだろう。新下関駅と下関駅の間にあり列車の車窓から見ることができるものの一瞬で通り過ぎてしまう。「○○のはなし」の東萩→新下関に乗車した時はこの区間をゆっくり走ってくれたのでイベント列車から見るのがオススメ。
かつて宇部を走っていた庵野監督の青春の列車を女風呂に改造するというセンスは最高だと思う。
宇部新川駅はいつかファンによる事件が起こると思う
宇部新川駅はシン・エヴァンゲリオンでシンジ(と監督)のエヴァからの卒業を象徴させるラストシーンとして登場しファンなら誰もが訪れたい場所であう。
しかし、地元の人も利用する公共交通の場所であることを忘れないでほしい。駅のホームを長時間占領したり、騒いだり、走ったりしては絶対にいけない。
エヴァンゲリオンという作品は幅広いファン層に支えられており、複数人数で訪問するケースも多い。内輪ではしゃぎすぎると周りが見えなくなるので気をつけてほしい。写真を撮るのであれば人の少ない日の出直後の早朝がオススメである。
また、告知ポスターと完全に同じ構図で撮影するには線路上に降りないといけない。ホームから線路に降りたり、転落や列車と接触の危険があるのでホーム端ギリギリから撮影したり、踏切で立ち止まったりするのはNGとなる。宇部新川駅を訪問したわずかな時間でも「いつか問題になりそう」と思うシーンを複数見たので訪問する際は細心の注意を払ってほしい。
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