日本に帰国して羽田空港から入国し、政府指定ホテルで3日間の強制隔離が終わって無事に出所できた。この後は公共交通機関を使わずに残り11日間の隔離先である自宅になんとか戻らなければならない。レンタカーのワンウェイ乗り捨てやハイヤーを呼ぶお金がないのでシェア自転車で帰ることにした。
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羽田空港からシェア自転車のステーションまで
ドコモ・バイクシェア
国際線が発着する羽田空港第3ターミナルからドコモが主体となって運営するバイクシェアのステーションを探す。
一番近いのはK1-87 羽田イノベーションシティで第3ターミナルから1.5kmくらいのところにある。2020年7月にオープンした新しいステーションで、これができる前はもう少し歩く必要があった。
料金は最初の30分165円で、延長30分ごとに110円。予約は使用開始60分前まで可能。
HELLO CYCLING ダイチャリ
ソフトバンク系のシェア自転車HELLO CYCLING(ダイチャリ)は羽田空港から2.3kmくらい歩いたところに2つある。
料金は15分あたり70円で、予約は使用開始30分前まで可能。
どちらもスマホアプリがあるので事前に入れてアクティベートして試しに1回くらい乗っておこう。
羽田空港からバイクシェアで都心を目指す
羽田空港第3ターミナルから東京モノレールと離陸した旅客機を仰いでステーションを目指す。
新型コロナウイルスの蔓延により帰国後14日間は、鉄道、バス、航空、タクシーなどの公共交通機関を使うことができない。ワクチンの接種を2回受けていても執筆時点では不可能なのだ。
15分くらい歩いて羽田イノベーションシティのステーションに到着。
バイクシェアのアプリ上では残り1台の表記だったので急いで向かったものの、現地には5台の自転車があった。使用可能な自転車の定義がいまいちよくわからなかったが、とりあえず借りることができた。
ステーションにある自転車には限りがあるので、どちらのシェア自転車を使うにしても残り台数を確認して直前に予約した方がよいだろう。
空港の埋立地から蒲田方面に入る。
あれはもしかして、なんとかゲートウェイ駅なのでは?
UR(旧公団住宅)のタワーマンションも建つのね。
品川シーサイドの未来研究所から移転したバンダイナムコの新社屋だ!
東京駅付近になんとか到達。
羽田空港からバイクシェアで2~3時間かけ、誰とも接触せずに自宅に到達することができた。費用も鉄道に乗るのと同じくらいですんだので満足。雨が降った時にどうするかの対策を立てておけば小旅行気分で帰ることができるだろう。この日は降りそうだったのでワークマンで買った耐水性のあるウィンドブレーカーとズボンを着て備えていたが、少し雨が降ったものの運良く濡れずに帰ることができた。
その他、検討したアクセス方法
無料駐輪場にマイ自転車を置く
羽田空港第3ターミナルには自転車道が発展した欧米の空港のように無料の駐輪場がある。
写真の左側あたりがそうで、第3ターミナルを出て北西方向、ザ・ロイヤルパークホテル東京羽田の目の前といった感じだ。
ちなみに、成田空港には無料駐輪場は空港関係者用しかないようで、バイクと同じく有料駐輪場を使うしかないようだ。
ウーバーはタクシー扱いなので利用不可
「日本のウーバーは黒塗りのハイヤーしか来ないので、ハイヤー扱いになって利用できるのでは?」と思って確認してみたら、ウーバーは「タクシー扱い = 公共交通機関」になるのでNGだと回答をもらった。スカイライナー隔離車両は上野からハイヤーが必要
成田空港から4500円の京成スカイライナーのコロナ隔離車両「KEISEI SMART ACCESS」を使ってみたい!と思って調べたら、京成上野駅からは自身で手配した送迎を利用する必要があり、家族の迎えの車が出せない人はお高いハイヤーを使うしかない。「上野駅からシェア自転車や徒歩で帰るのもありか」と思っていたら不可能だった。このため、帰国便が成田空港しかない路線を使うことはできるだけ避ける必要があり、ボトルネックの1つとなってしまった。
バイクシェアは川崎エリアに越境できない
バイクシェアは23区内で区をまたいだ移動ができるようになっているが、川崎エリアに越境することはできない。川崎方面に行きたい人は境界のステーションで降りて、徒歩で川崎エリア内に入って別の自転車に乗り換える必要がある。アフターコロナの世界をゲーム感覚で楽しもう
帰宅して記念すべき最初の食事が半額のマツキヨカップ麺になるとは……。
羽田空港から都心まで20km、成田空港からは70kmとなる。シェア自転車のない成田空港から自転車で帰るには往復140km程度自分の自転車で走る必要があるので、自転車が好きな人以外は現実的ではないが、羽田空港ならシェア自転車にしろマイ自転車にしろ取れる選択肢が多いので、車やバイクが持てない人でもなんとかなるだろう。「アフターコロナの世界を歩く」のは、陰性証明取得、強制隔離、公共交通機関使用不可など調べる事が多いものの、これらをゲーム感覚で楽しむくらいの気概を持てばなんとかなるものだ。
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