2014年06月04日(水)

日本の半額でグリーン車に乗れる!台湾高鉄と新幹線を比較


日本の新幹線が初めて輸出された例となった台湾の高速鉄道・台湾高鐵。

台北と台湾第二の都市・高雄の左営間345キロを1時間半から2時間で結び、車両は新幹線700形をベースにした川崎重工の700T型。最高時速は300キロと東海道新幹線では味わえないスピードを楽しめる。




桃園国際空港から高鐵・桃園駅は705番バスが結んでおりICカードの「悠遊カード」も使える。

高鐵・桃園と台鐵・桃園駅は違う駅で離れているので注意。台北、空港、高鐵・桃園間のMRTが建設中。



自動券売機は中国語か英語が選択可能でクレジットカードも使える。

12両編成のうち後ろ3両の自由座だと3%引きになるシステム。



有人窓口はグリーン車にあたる商務車(ビジネスクラス)や、妊婦や高齢者向けの優先レーンもあるので日本のみどりの窓口にも導入すればいいのに。


切符はオレンジ色のデザインでこれを自動改札機に裏向きで突っ込んで出てきた切符を取ると改札が開くヨーロッパのシステムになっている。

運行は毎時各駅停車2本と速達列車2本が基本で混雑時間帯は増えることも。桃園は各駅しか止まらないので30分に1本しか来ないが、空港から最短で40分くらいで台北駅につける。



中に入るとどこかでみたことある風景。

座席の色は緑基調で2013年の旧正月に行ったら蛇っぽい年号デザインのリネン。よく見ると脱出用ハンマーが何箇所かあり窓を割って逃げられるようになっている。日本の新幹線から非常口はなくなってしまったので、大陸との有事の際に避難するため?




デッキも新幹線とほとんど同じ。

東海道新幹線からなくなってしまう自動販売機も健在。




客室との出入りはボタンで行う。

東海道新幹線だとセンサで簡単に開いてしまい、端の座席に座ってるとかなりウザイのでこっちにしてほしい。



車端の席は優先席の博愛座なのも日本の新幹線にないところ。座席を減らして荷物を置くスペースもある。



座席は窓辺、中間、走道。

在来線の台鐵とは違い日本の新幹線と同じ座席番号の振り方なので安心。




テーブルの裏にある車内案内のデザインもほとんど一緒で、網袋にはTLifeという機内誌が入っている。



「全年無休的安全守護者」って字面がかっこええ。



東海道新幹線だとプラスチックやベアリングなどBtoB企業の広告が多いけど、熱い台湾では日立がエアコンの広告出してた。



IT企業の多い新竹駅、結構広い空間。

ここからローカル線の内湾線と駅弁ひとり旅っぽい駅弁を探しに台鐵へ乗り継いだ。




台中駅では鉄道模型やグッズの展示にショップがあり、ファンを増やそうとがんばっている姿が見られる。ホームからの夜景がきれいなので夜がオススメ。



旧正月シーズンは日本の盆暮れ正月と同じで超満席でデッキに座るハメになった!



ハンマーと車掌さんが使うドア開閉ボタン?



そしていよいよ商務座へ。

台北–桃園なら1000円くらいなので桃園空港からの移動で使ってみるのもいいかも。




上が台湾高鐵で下が700形新幹線のグリーン車。

ほとんど同じだけど荷物棚の下の空調っぽい飛び出したものが台湾高鐵には見当たらなくてすっきりしてる。






座席間のオーディオパネルは同じ形だけど肘掛けの形が微妙に違うなど違いを探すのも楽しい。




2014年に左営桃園間で利用した時はリネンが馬年になってた。



座席の最大の違いは各席に電源があって充電しながら移動できるところ。700系グリーン車は各席に電源はない。




そして、お茶とお菓子がもらえる!

台湾高鐵デザインのペットボトルの水も。ヨーロッパのファーストクラスではお茶や食事を出してくれるところも少なくないが(例1例2)、台湾高鐵でも頻繁に客室乗務員が回ってきてゴミの回収などもやってくれる。日本のグリーン車はグリーン車であってファーストクラスではないことを実感させられる瞬間。




商務座のサービスとオーディオの曲目リスト。



沿線から少し離れてる台中方面。

台湾の道路やMRTは右側通行だが、台鐵と高鐵は左側通行。



終点の高鐵・左営駅も広々。



地下の台北駅では車両がズラっと並んでる姿も。


という感じで、日本の新幹線とほとんど同じものの違いを比較してみると結構細かいところがたくさんあって面白い。日本の新幹線技術導入まではヨーロッパ連合といろいろあったようなのでそれを調べてみるのもよい。だいたい漢字でなんとなく意味がわかるし、優しい人ばかりなので初海外は台湾がオススメで、日本との違いを比較することによってそこから台湾の文化を知るよいきっかけになるだろう。

2013年に値上げされたが日本との物価の差があるため台北–左営間は自由座が1580元でクレジットカードへの請求は5437円と東京名古屋間の半分くらいで利用できる。旅行会社で手配する外国人向け3日間乗り放題の高鐵周遊券は2400元と8000円くらいで単純往復で元が取れる。商務座も+500元くらいと激安で日本でグリーン車を利用するのがアホらしくなるくらいなのでドンドン使っていきたい。

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