冬コミ新刊 艦これ史跡探訪本「海外艦光」
4鎮守府を紹介した艦これ史跡探訪本「提督の辿り着く場所」、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦、台湾に残る史跡を紹介した「真珠湾とミッドウェーに臨む」に続き、「海外から見た艦これと太平洋戦争」第二弾!
新刊「海外艦光」
オフセットB5サイズ
オールフルカラー32ページ
表紙絵: GUNP
タイ語サポート: DarkNeon
特集
・タイ王国
練習艦メークロン(HTMS Maeklong)
海防艦トンブリ(HTMS Thonburi)
マッチャーヌ級潜水艦(HTMS Matchanu class submarine)
タイ海軍博物館、海軍士官学校
プラチュラチョームクラオ要塞
・ロシア ウラジオストク(とハバロフスク)
ヴェールヌイの眠るカラムジナ島海域
ロシア太平洋艦隊司令部
潜水艦S-56博物館
太平洋艦隊歴史博物館
要塞博物館、赤軍博物館
・ロシア サハリン(旧樺太)
鈴谷の艦内神社・樺太神社と名前の由来・鈴谷川
ソ連の栄光広場と勝利広場
旧樺太庁博物館(サハリン州立郷土博物館)
王子製紙工場の廃墟など70年以上残る樺太時代の歴史建造物
・ドイツ海軍記念館
プリンツ・オイゲンのスクリュー
潜水艦U995博物館
Contents
艦これ実装有力候補?日本からタイへの輸出艦
第二次世界大戦を枢軸側として日本と共に戦ったタイには、日本から輸出されタイ海軍近代化に貢献した艦が今でも残されている。日本なら駆逐艦に相当しそうなスループ・練習艦メークロン、海防艦トンブリ、マッチャーヌ級潜水艦、艦これにも出てくる20.3cm連装砲や毘式40mm連装機銃などを紹介。
海防艦トンブリと唯一残る20.3cm連装砲
川崎重工神戸造船所で建造された海防艦トンブリ。王朝の名前がつけられ日本なら戦艦大和に相当するような艦。世界で唯一外装まで含めて陸上に姿を留める妙高型と類似する20.3cm連装砲を海軍士官学校で見る。
まるゆのお姉さん?潜水艦マッチャーヌ
陸軍の輸送艦で艦これでも特殊な扱いとなっている「まるゆ」。三菱重工で建造されたマッチャーヌ級潜水艦は設計図が陸軍に提出されまるゆ設計の参考にされたと言われている。そのマッチャーヌの艦橋と機銃が残るタイ海軍博物館とプラチュラチョームクラオ要塞を紹介。ヴェールヌイの過ごしたロシア太平洋艦隊
戦後賠償としてソ連に引き渡された響。ヴェールヌイの過ごしたロシア太平洋艦隊のウラジオストクを歩き、標的艦として沈んだカラムジナ島を上空から眺める。
海外で唯一、鈴谷の艦内神社と鈴谷川
日本各地の神社から守護神として軍艦内に設けられた艦内神社。海外で唯一でサハリンに残る鈴谷の艦内神社・樺太神社と名前の由来となった鈴谷川、70年以上もその姿を留める樺太時代の歴史建造物から日本時代の面影をたどる。プリンツ・オイゲンの遺品
・プリンツ・オイゲンの元ネタと唯一ドイツに里帰りしたスクリューを見ようドイツ海軍記念館に里帰りしたプリンツ・オイゲンのスクリュー、Uボート・U995を見る。写真以外は上記記事とほぼ同内容で弊サイトを見ていない人向けに再編集したものです。
国の威光を見る、艦の威光を見る
艦これには海防艦の実装も予定されているそうで、メークロン、トンブリ、マッチャーヌ、U-995いずれもいつ実装がきてもおかしくない艦として取り上げています。また、重巡にとりあえず載せておく20.3cm連装砲など艦これにも出てくる兵器も多数紹介しています。戦前の日本艦がほぼ残っていない中で、巧みに世界情勢を乗り越えて今に当時の日本艦の面影を残す艦を大切に保存してくれているタイに感謝しなければならないと思いました。
自衛隊の潜水艦をオーストラリアへ輸出する話が議論されていますが、潜水艦の輸出自体は初めてではなく、戦前に行われていました。サハリンには鈴谷の艦内神社の一部が今でも残され70年前の姿を残す建物が数多くありますが、サハリンがソ連ロシアの極東開発から取り残されたため残っているという側面も強く、多くはきちんと管理されないままとなっています。
「観光」とは「その国の威光を観る」という意味を示す字です。今回はそれに加えて「海外艦に光を!」ということで、海外から艦これ、太平洋戦争、また上記の問題などについて知り、考える材料になったらと思いを込めて作成しましたのでお手にとっていただけたら幸いです。
スペース
コミックマーケット87
サークル「さざなみ壊変」
12月30日(火) 3日目 西に-04b
Comike Web Catalog
委託
12月29日(月) 2日目 東B-52a「龍尾乃路」(Web Catalog)
兵学校入学から元帥まで提督キャリアパス解説本「提督の履歴書」を頒布。
委託
とらのあな(店舗在庫検索)メロンブックス
COMIC ZIN