デカ盛り 閃乱カグラ
リアルな3Dモデルで銃を扱うゲームが人気という印象のある北米のゲーム市場。そんな中で日本で人気の目が大きくアニメ調の美少女キャラが出てくるいわゆる「萌え」がどんな感じに扱われているのかや、「クールジャパン」と近年盛んに言われるようになったが実際海外ではどうなのかをE3 2014で確かめてみた。
E3 2014会場のロサンゼルス・コンベンションセンター。
セガブースでは初音ミクのProject DIVA F 2ndを出展しており、ミクのコスプレしてるお姉さんも。セガブースではソニックブームの出展が目立ち、初音ミクは外周のちょっとわかりにくいところに。
GameSpotのブースでも映像が流れてた。
どこのブースかわからなくなっちゃったけどワンダーモモの新作ゲームを発見。
ワンダーモモは北米主導で5分間アニメなどの展開が進んでいて、日本生まれでゲーム業界で元祖クールジャパン的存在のワンダーモモは時を経て北米で独自の進化を歩んでいる感じ。
アニメ調ではないものの、ゼルダ姫無双がかわいかったので。
メイド服が破れてるイメージイラストが目立つAKIBA’S TRIP2。
北米ではXSEEDがパブリッシュしているようでメイド服のお姉さんも。
それにしても脱衣ゲームって北米で出せるもんなんだなあ。
アキバズトリップ2では男の脱衣CGもあるみたいで後で友達に見せてもらった。
XSEEDは他に閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-(Senran Kagura Shinovi Versus)とデカ盛り 閃乱カグラ(Senran Kagura Bon Appetit)も出すようで。
北米で乳首絆創膏がOKという事実に驚愕。
日本では10年前にPCから移植されたエロゲ(月は東に日は西に)で、ドリームキャストではパンチラあるけどPS2では見えないように修正されてるという例もあり、アウトかセーフかのボーダーはこの辺りに設定されていたように思うのに、現在は日本はおろかエロが厳しそうな北米で乳首絆創膏が見られるとは時代は変わったなあ。
デカ盛り 閃乱カグラは初めて遊んでみたら、2人のキャラでお料理対決をするという設定でなぜか音ゲーが始まり、音ゲーの成果でお料理対決の勝敗が決まり、負けた方がどんどん脱いでいくというまじめに考えるとわけわからんゲーム。
合間に入る脱衣演出に見とれているうちに次の譜面が流れてきてミスするという実に素晴らしいゲームだった。
これぞまさにクールジャパン!って感じの作品で、コスプレの写真撮ってる間に友達のアメリカ人2人がめっちゃやっててふいた。
クールジャパンって本当だったんだな。
ハイパー爆乳バトルを銘打つ閃乱カグラのコスプレはおっぱい大きい白人だとなかなか様になってる。
そういえば、閃乱カグラっておっぱい大きいキャラしかいないと思ってたら、ちっぱいも追加されてたのね(追記: 1作目からいました)。
「おっぱい大きすぎるのはちょっと苦手でな……」って遊んでる2人に言ったらわざわざ選んでくれてありがとう!
ブースの受付では折り紙という正統派日本の展示もあり気が利いてる。
お姉さんが折り紙の本見ながら必死に折ってる姿が微笑ましい感じ。
はーとふる彼氏(Hatoful Boyfriend)。
2011年にエイプリルフールネタから同人ソフトとして出た、イケメンのハト(実写)を攻略する「はーとふる彼氏」がまさかのE3進出。しかし、E3会場のロサンゼルス・コンベンションセンター内には映像やプレイアブル出展はなく、通りを挟んだ駐車場スペースに出ており限られたプレスしか入れないようで詳細はわからず。
銀色のバスみたいな車に「Hatoful Boyfriend」と書かれたロゴが貼り付けられており、かろうじて確認できるレベル。
「はーとふる彼氏」はなんとBest of E3 2014にノミネートされたらしく、よく見るとそれを示すカードが右下に貼ってあり、本当にノミネートされたんだと驚く。
日本でもかなり突き抜けてキワモノ扱いだった「はーとふる彼氏」がここまでの評価を受けるとは思わず、この扱いを見てしまうとやっぱりクールジャパンって本当だったんだな……。
紹介したほとんどの作品がE3会場内や各ブースの隅っこに展示されており、メジャーになるにはまだ程遠く大行列にはならないものの常時人がついていたので、「クールジャパン(笑)」と思いきや北米市場でも静かにじわじわと侵食している印象。北米市場の発売時にアキバズトリップや閃乱カグラが修正されないことを祈るばかり。