
日本から直線距離では欧米に比べて近いのに航空券が高くて面倒な伝説の国ナウルへ安く行く方法を考えた。画像はgcmapで作成したナウル航空の路線図。
ナウル航空には、オーストラリアの
ブリスベンを結ぶ便が週数便あり、
ブリスベン-ナウル-タラワ(キリバス)-マジュロ(マーシャル諸島)-ポンペイ(ミクロネシア連邦)というアイランドホッピングが週1便。更にコロナ前にはすでになくなっていたキリバスのキリスィマスィとフィジーのナンディを結ぶ路線が2023年になって復活したようだ。
時刻表と費用感
都市コード
- INU: ナウル
- BNE: ブリスベン(オーストラリア)
- NAN: ナンディ(フィジー)
- TRW: タラワ(キリバス)
- CXI: キリスィマスィ(キリバス)
- MAJ: マジュロ(マーシャル諸島)
- PNI: ポンペイ(ミクロネシア連邦)
執筆時の時刻表
- BNE-INU 月0800-1435
- INU-BNE 月1535-1810
- BNE-INU 木0730-1405
- INU-TRW 木1505-1620
- TRW-MAJ 木1720-1835
- MAJ-PNI 木1935-2055
- PNI-MAJ 金0950-1305
- MAJ-TRW 金1405-1520
- TRW-INU 金1620-1735
- INU-BNE 金1835-2110
- BNE-INU 金1100-1735
- INU-NAN 金1925-2235
- NAN-INU 金2335-0315+1
- INU-TRW 土0515-0630
- TRW-CXI 土0730-1400
- CXI-TRW 土1500-1800
- TRW-INU 土1900-2015
- INU-BNE 土2115-2350
ナウルからは、オーストラリアのブリスベンへ週3往復、キリバスのタラワへ週2往復。ナンディとキリスィマスィ路線は通年運行でないかも。
片道運賃の費用感
- INU-BNE: 1000AUD
- INU-NAN: 650AUD
- INU-TRW: 350AUD
- INU-CXI: 1300AUD
- INU-MAJ: 450AUD
- INU-PNI: 820AUD
- TRW-MAJ: 320AUD
- TRW-CXI: 1010AUD
一番利用者が多いと思われるブリスベン便は距離があるためか片道10万円近くと高い。マジュロやタラワは距離が短いので安い。執筆時のレートは1AUD = 96円
ナウルまでのルート例
ゴールドコースト、ブリスベン経由

最も時間がない人向けのルート。
ジェットスターの成田-ゴールドコースト(OOL)は最安往復6万円くらい。陸路でブリスベンまで移動してナウル航空でナウルに入る方法。ナウル航空がのブリスベン-ナウル路線はコロナ前だと片道7万円くらいだったけど、今は1000AUDなので
成田からの総額は24万円以上となる。カンタス航空の羽田-ブリスベンを使うともっと高くなる。
- BNE-INU 木0730-1405
- INU-BNE 土2115-2350
ナウル2泊、オーストラリアに1+1泊が必要。
- BNE-INU 金1100-1735
- INU-BNE 月1535-1810
ナウル3泊、ゴールドコースト→ブリスベンを午前中にがんばって移動して復路にオーストラリアで1泊。
ゴールドコーストとブリスベンを移動するルートは、ナウル以外にもソロモン諸島やバヌアツなど他の南太平洋の島国を攻略する時に費用を節約したい時は便利。
なお、2023年10月にジェットスターが成田-ブリスベン、2024年2月に関西-ブリスベンに就航して成田-ゴールドコースト路線はなくなる予定。これはおそらく、ブリスベンへ就航する予定がコロナで破綻して再建したヴァージン・オーストラリアへの嫌がらせと思われる。
ナンディ、タラワ経由

私が実際に利用するルート。
火金の週2便で日本に就航しているフィジー航空の成田-ナンディを利用し、翌日タラワまで移動、タラワからナウル航空を利用する。
成田-ナンディ-タラワは有償の場合は安い時だと往復12万円。私は成田-ナンディ往復4.3万円で買い、アメリカン航空の3万マイルでナンディ-タラワを取得。タラワ-ナウルは643.60AUD =58844円だった。
全て有償の場合往復18万円くらい(アラスカ航空に1万マイルくらい加算可能)となり、ナンディ便がない時期はナウルまで最も安く行ける方法だが、こんなに安い料金はもう出ないと思う。
- TRW-INU 金1620-1735
- INU-TRW 木1505-1620
ナウル6泊、タラワ1+4泊の全行程2週間もかかってしまうためホテル代がかさみタラワでやることがなくなるのがネック。しかし、
タラワ-ナウルが万が一欠航しても土曜日のキリスィマスィ便に乗れる可能性があるため最も安心感のあるルートとなる。
マジュロ、タラワ経由
ユナイテッド航空のマイレージプラスでマイルを貯めている人が前提となるルート。
- MAJ-INU 金1405-1735
- INU-MAJ 木1505-1835
旧コンチネンタル・ミクロネシアの路線を受け継いだユナイテッド航空のグアム→ミクロネシア連邦→マーシャル諸島→ホノルルというアイランドホッピング路線を特典航空券で利用して、マジュロからナウルまではナウル航空を利用する。
往復4万マイル+諸税+往復900AUDくらい、ナウルには金~木曜日まで6泊。ユナイテッド航空のマイルがない場合にANAだと5万マイル+サーチャージ諸税となる。
- MAJ-TRW 金1405-1520
- TRW-INU 土1900-2015
マジュロ→タラワはナウル航空の金曜日のアイランドホッピング路線、タラワ→ナウルは土曜日のキリスィマスィからの帰りの便を使うことで
タラワに24時間以上滞在してベティオ島の戦争遺跡巡りが可能になるのでオススメしたいルート(ナウルは土~木曜日までの5泊)。
復路はナウルからナンディやキリスィマスィに抜けても面白そう。
ナンディ経由

成田-ナンディをフィジー航空で移動して、ナウル航空の深夜早朝便を利用。
- NAN-INU 金2335-0315+1
- INU-NAN 金1925-2235
成田-ナンディ往復4.3万円はもう出ないとして仮に往復6万円とすると、
全行程で往復18万円くらいになり、特殊なセール価格やマイルの特典航空券を使わない場合に最も安く行けそう。ただし、ナウル7泊、ナンディ4泊が必要で、ナウルとナンディ到着がどちらも深夜になるのでネック。

伝説の国ナウルに行く方法がコロナで完全に変わったのでまとめた。苦労の末に日本語で検索してはダメという真理にたどり着く
アホウドリのうんこでできたリン鉱石で潤いかつては世界一の金持ち国と言われた太平洋の島国ナウル。将来の資源枯渇を見越して、鹿児島空港に就航するなど太平洋のハブ空港を目指したり、不動産投資や株式投資など様々な挑戦を行うもことごとく失敗して借金漬...

ANAより得なユナイテッド航空の特典航空券でグアム、パラオなどオセアニアへ
グレートサークルマッパーで作成した旅程。名古屋:NGO、グアム:GUM、トラック:TKK、パラオ:ROR、岡山:OKJ、羽田:HNDこれまでフライトマイルはANAをメインに加算していたが、割引運賃での国際線の加算率が近年下がったため、だいた...

「伝説のエロマンガ島へ行くぞ!」原始のバンジージャンプ、ヤスール火山のツアー代が高すぎるのでバヌアツ航空国内線で全部個人手配したら壮絶なオチが待っていた
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【艦これ】ソロモン諸島で朽ちる菊月に会ってきた【反撃!第二次SN作戦】
艦隊これくしょんの2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」でソロモン諸島が再び。イベントに先立ってたまたま5月にソロモン諸島の駆逐艦・菊月に会ってきたので、E-1関連で紹介。

日本から直線距離では欧米に比べて近いのに航空券が高くて面倒な伝説の国ナウルへ安く行く方法を考えた。画像はgcmapで作成したナウル航空の路線図。
ナウル航空には、オーストラリアの
ブリスベンを結ぶ便が週数便あり、
ブリスベン-ナウル-タラワ(キリバス)-マジュロ(マーシャル諸島)-ポンペイ(ミクロネシア連邦)というアイランドホッピングが週1便。更にコロナ前にはすでになくなっていたキリバスのキリスィマスィとフィジーのナンディを結ぶ路線が2023年になって復活したようだ。
時刻表と費用感
都市コード
- INU: ナウル
- BNE: ブリスベン(オーストラリア)
- NAN: ナンディ(フィジー)
- TRW: タラワ(キリバス)
- CXI: キリスィマスィ(キリバス)
- MAJ: マジュロ(マーシャル諸島)
- PNI: ポンペイ(ミクロネシア連邦)
執筆時の時刻表
- BNE-INU 月0800-1435
- INU-BNE 月1535-1810
- BNE-INU 木0730-1405
- INU-TRW 木1505-1620
- TRW-MAJ 木1720-1835
- MAJ-PNI 木1935-2055
- PNI-MAJ 金0950-1305
- MAJ-TRW 金1405-1520
- TRW-INU 金1620-1735
- INU-BNE 金1835-2110
- BNE-INU 金1100-1735
- INU-NAN 金1925-2235
- NAN-INU 金2335-0315+1
- INU-TRW 土0515-0630
- TRW-CXI 土0730-1400
- CXI-TRW 土1500-1800
- TRW-INU 土1900-2015
- INU-BNE 土2115-2350
ナウルからは、オーストラリアのブリスベンへ週3往復、キリバスのタラワへ週2往復。ナンディとキリスィマスィ路線は通年運行でないかも。
片道運賃の費用感
- INU-BNE: 1000AUD
- INU-NAN: 650AUD
- INU-TRW: 350AUD
- INU-CXI: 1300AUD
- INU-MAJ: 450AUD
- INU-PNI: 820AUD
- TRW-MAJ: 320AUD
- TRW-CXI: 1010AUD
一番利用者が多いと思われるブリスベン便は距離があるためか片道10万円近くと高い。マジュロやタラワは距離が短いので安い。執筆時のレートは1AUD = 96円
ナウルまでのルート例
ゴールドコースト、ブリスベン経由

最も時間がない人向けのルート。
ジェットスターの成田-ゴールドコースト(OOL)は最安往復6万円くらい。陸路でブリスベンまで移動してナウル航空でナウルに入る方法。ナウル航空がのブリスベン-ナウル路線はコロナ前だと片道7万円くらいだったけど、今は1000AUDなので
成田からの総額は24万円以上となる。カンタス航空の羽田-ブリスベンを使うともっと高くなる。
- BNE-INU 木0730-1405
- INU-BNE 土2115-2350
ナウル2泊、オーストラリアに1+1泊が必要。
- BNE-INU 金1100-1735
- INU-BNE 月1535-1810
ナウル3泊、ゴールドコースト→ブリスベンを午前中にがんばって移動して復路にオーストラリアで1泊。
ゴールドコーストとブリスベンを移動するルートは、ナウル以外にもソロモン諸島やバヌアツなど他の南太平洋の島国を攻略する時に費用を節約したい時は便利。
なお、2023年10月にジェットスターが成田-ブリスベン、2024年2月に関西-ブリスベンに就航して成田-ゴールドコースト路線はなくなる予定。これはおそらく、ブリスベンへ就航する予定がコロナで破綻して再建したヴァージン・オーストラリアへの嫌がらせと思われる。
ナンディ、タラワ経由

私が実際に利用するルート。
火金の週2便で日本に就航しているフィジー航空の成田-ナンディを利用し、翌日タラワまで移動、タラワからナウル航空を利用する。
成田-ナンディ-タラワは有償の場合は安い時だと往復12万円。私は成田-ナンディ往復4.3万円で買い、アメリカン航空の3万マイルでナンディ-タラワを取得。タラワ-ナウルは643.60AUD =58844円だった。
全て有償の場合往復18万円くらい(アラスカ航空に1万マイルくらい加算可能)となり、ナンディ便がない時期はナウルまで最も安く行ける方法だが、こんなに安い料金はもう出ないと思う。
- TRW-INU 金1620-1735
- INU-TRW 木1505-1620
ナウル6泊、タラワ1+4泊の全行程2週間もかかってしまうためホテル代がかさみタラワでやることがなくなるのがネック。しかし、
タラワ-ナウルが万が一欠航しても土曜日のキリスィマスィ便に乗れる可能性があるため最も安心感のあるルートとなる。
マジュロ、タラワ経由
ユナイテッド航空のマイレージプラスでマイルを貯めている人が前提となるルート。
- MAJ-INU 金1405-1735
- INU-MAJ 木1505-1835
旧コンチネンタル・ミクロネシアの路線を受け継いだユナイテッド航空のグアム→ミクロネシア連邦→マーシャル諸島→ホノルルというアイランドホッピング路線を特典航空券で利用して、マジュロからナウルまではナウル航空を利用する。
往復4万マイル+諸税+往復900AUDくらい、ナウルには金~木曜日まで6泊。ユナイテッド航空のマイルがない場合にANAだと5万マイル+サーチャージ諸税となる。
- MAJ-TRW 金1405-1520
- TRW-INU 土1900-2015
マジュロ→タラワはナウル航空の金曜日のアイランドホッピング路線、タラワ→ナウルは土曜日のキリスィマスィからの帰りの便を使うことで
タラワに24時間以上滞在してベティオ島の戦争遺跡巡りが可能になるのでオススメしたいルート(ナウルは土~木曜日までの5泊)。
復路はナウルからナンディやキリスィマスィに抜けても面白そう。
ナンディ経由

成田-ナンディをフィジー航空で移動して、ナウル航空の深夜早朝便を利用。
- NAN-INU 金2335-0315+1
- INU-NAN 金1925-2235
成田-ナンディ往復4.3万円はもう出ないとして仮に往復6万円とすると、
全行程で往復18万円くらいになり、特殊なセール価格やマイルの特典航空券を使わない場合に最も安く行けそう。ただし、ナウル7泊、ナンディ4泊が必要で、ナウルとナンディ到着がどちらも深夜になるのでネック。

伝説の国ナウルに行く方法がコロナで完全に変わったのでまとめた。苦労の末に日本語で検索してはダメという真理にたどり着く
アホウドリのうんこでできたリン鉱石で潤いかつては世界一の金持ち国と言われた太平洋の島国ナウル。将来の資源枯渇を見越して、鹿児島空港に就航するなど太平洋のハブ空港を目指したり、不動産投資や株式投資など様々な挑戦を行うもことごとく失敗して借金漬...

ANAより得なユナイテッド航空の特典航空券でグアム、パラオなどオセアニアへ
グレートサークルマッパーで作成した旅程。名古屋:NGO、グアム:GUM、トラック:TKK、パラオ:ROR、岡山:OKJ、羽田:HNDこれまでフライトマイルはANAをメインに加算していたが、割引運賃での国際線の加算率が近年下がったため、だいた...

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南太平洋に浮かぶバヌアツ。人口30万人ほどしかいない小さな島国ながら、元祖バンジージャンプと言われるナゴール、火口を世界で最も間近に見られるヤスール火山、太平洋戦争でハワイに次ぐ太平洋の米海軍基地だったエスピリトゥサント島、日本人男子なら誰...

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艦隊これくしょんの2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」でソロモン諸島が再び。イベントに先立ってたまたま5月にソロモン諸島の駆逐艦・菊月に会ってきたので、E-1関連で紹介。