【甲鉄城のカバネリ】金剛郭はイギリスのロンドンであることが判明



「甲鉄城のカバネリ」の金剛郭がイギリスのロンドンだった。


ロンドンのターミナル・セントパンクラス駅




セントパンクラス駅。

イギリス・ロンドンのターミナル駅の1つであるセントパンクラス駅は、ドーバー海峡を渡ってパリやブリュッセルを結ぶユーロスターや、日立製のClass395(オリンピック・ジャベリン)などが発着する。ハリーポッターの9と3/4番線で知られるキングスクロスと地下鉄駅を合わせるとロンドンで最大の乗換駅となる。


セントパンクラス駅に入る甲鉄城



TVアニメ「甲鉄城のカバネリ」第11話で金剛郭に到達した一行。甲鉄城が停車した場所をよく見てみると、セントパンクラス駅じゃねえか。

天井の低い通過型ターミナルばかりの日本にいると、アーチ型で天井の広い鉄道駅を見るたびに「ヨーロッパに来たなあ!」という気分にさせてくれるが、セントパンクラス駅のアーチ天井、赤レンガの壁から生えるアーチを支える鉄骨の形、ホームが2階部分、写真からはわかりにくいけど1階に至る階段までそのままになっている。




細部を見ていくと、セントパンクラス駅の赤レンガの壁に二階層ある窓がほぼ完全に同じ形である。

「甲鉄城のカバネリ」だと下の方が鉄骨で補強されているが、それ以外はほとんどそのままだとわかるので、発着場のモデルがセントパンクラス駅であることは間違いないだろう。驚いた勢いでカバネになりそうになった。


金剛郭はどこにあるのか?


ユーロスターのClass373。パリまで2時間15分で結ぶ。

「甲鉄城のカバネリ」でこれまで通った駅を辿って行くと、顕金(製鉄と蒸気機関の生産が盛んらしいので九州?)、八代(熊本?)、倭文(奈良?)、磐戸(群馬?)と東京に近づいている感じ。磐戸は金剛郭に至る最後の砦らしく群馬に同じ地名があるため、金剛郭は江戸城と江戸幕府がモチーフと推察できる?

極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台とする「甲鉄城のカバネリ」の世界観は、戦国時代あたりまでは現実の日本と同じのようで、そこから分岐して江戸時代にカバネの出現によって武士の時代が終わらないまま、蒸気機関が高度に発達する大正時代あたりの年代になっているという感じだろうか?(大正時代と言えば、菖蒲様がほとんどサクラ大戦の真宮寺さくらさんなので”太”正ロマン最高だな)

荒木哲郎監督に訊く、オリジナルアニメ『甲鉄城のカバネリ』での表現
ノイタミナ「甲鉄城のカバネリ」荒木哲郎監督インタビュー前編
荒木監督のインタビューを調べると江戸末期から明治初期くらいの時代設定のようだが、モチーフの中には昭和の炭鉱などもあるようで。


金剛郭にあるロンドンの駅


今だとEurostar e320(Class374)の導入が進んでいるらしいので見に行きたい。

「甲鉄城のカバネリ」の日ノ本で、蒸気機関の技術は西洋で発達したものを導入したのは歴史に習っているが、カバネが発生したのも西洋らしく、対抗手段と一緒に日ノ本に入ってきて、駅と呼ばれる砦を築き、それを結ぶ鉄道網と駿城(はやじろ)と呼ばれる装甲機関車ができたということになる。

そのため、鉄道発祥の地であるイギリスの技術を取り込み、駅の構造やデザインをソックリ真似て、和風の金剛郭に19世紀に建てられたセントパンクラス駅を模した駿城の発着場がを築いたというのは別におかしいことではないかな、という気がしてきた。東京駅もアムステルダム中央駅と似てて姉妹駅になってるし。

「甲鉄城のカバネリ」にはモデルとなった場所は存在するのかどうか注視しながら見ていたが、まさかロンドンの駅が出てくるとは思いもせず。金剛郭のモチーフに海外が出てくるのは、設定を調べてみると鉄道駅であればアリだと思うが、ただし参考にされているのは建設当時の駅ではなく、当時からある天井アーチに加えて衝立など随所にガラスを用い、下の階層を掘って飲食店などが入る現代の駅構内というのは興味深い。

つまり、イギリスのEU残留・離脱の国民投票終了直後に放送されたカバネリ11話は、ロンドンとヨーロッパ大陸を結ぶユーロスター発着駅を映し出すことでEU残留を訴えていたんだよ!



金剛郭とは似ても似つかないが、城風で荘厳なセントパンクラス駅外観。

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